FIREを目前に社畜になる前を思い返すオッサン
もうすぐFIREだからなのか、ふと社畜になる前のことを思い出しました。
といっても私は社畜になる前に特にブランクがある訳ではなく、大学卒業後は即社畜という名の奴隷になりましたし、浪人はしなかったので、学生時代の話です。
学生時代、その中でも特にバイトのことを思い出したので今日はその時の話をしようと思います。
このバイトは今なら絶対やらない
私がはじめてバイトしたのは高校生の時です。
一応進学校だったので高校はバイト禁止でしたし、両親もバイトするくらいなら勉強しろと言っていたので、週何日、何時間といった継続的なバイトはしていませんでした。
とは言え、金はない。
学生時代は元気と時間はあるけど金はありません。
私も例外なく金が無い学生でした。
金がないと長期休みは何ともならんということで、遊びに行く体でこっそりバイトに行ったのがはじめてのバイトです。
友人何人かと一緒に、引っ越しのバイトをしていました。
当時は高校生ができるバイトというとマクドナルドとか引っ越しとかあんまり選択肢が無かったイメージです。
探せば色々あったのかもしれませんが、単発バイトで日払いだったので貧乏学生にはちょうど良いバイトでした。
2~3か所回って働けば1日1万円以上になるバイトだったので、そこそこ割が良いと「当時」は思っていました。
今の私なら絶対やらないと思います。
ちなみに2025年現在も、引っ越しは日払いみたいですね。
一番安くて時給1,200円、高くても1,500円くらいでした。
経験上言わせてもらうと、都内の最低賃金の1,163円に毛が生えたくらいの金額でやるようなバイトではありません。
服の入ったままのタンスとか、冷蔵庫とか、本が詰まった段ボールのように馬鹿みたいに重い物を運ぶので超重労働です。
一人暮らしの引っ越しなら3~4時間くらいで終わりますが、ずっと物持ち上げてトラックまで運ぶという筋トレ地獄が続くので、時間が短くても密度が酷いです。
しかも単身の引っ越しだと1か所終わったら、次の現場までドナドナされてまた短時間で重労働をすることになります。
移動中も時給が出ますが、若さだけがとりえの高校生でもキツイですよ。
40歳過ぎたオッサンがやれば、初日で腰をいわすでしょうね。
当時は1日で高校生が1万円以上稼げるバイトは少なかったのでやっていましたが、今ならもっと割の良いバイトがいっぱいあるでしょうね。
バイトと言う名の社畜向けリトマス試験紙
大学入学後はバイトが解禁されたので、普通に飲食店でバイトしていました。
家庭教師でも良かったんですが、聞く限り準備が滅茶苦茶面倒くさそうだったので何の準備もいらない飲食店でバイトすることにしました。
私は夕飯食べた後くらいから深夜まで1日4~5時間、週2、3日働いていました。
そこそこ客単価が高い店だったのでそこそこ高時給で、深夜帯は時給が25%アップするので夜に働いていましたね。
昼間は学校があるので、働くなら夜しかないんですが、休日でも日が出ているうちに働くなんてことはありませんでした。
この大学時代にどれくらいバイトをしていたかというのは、自分が許容できる労働時間を計る基準になると思います。
何しろ何時から何時まで、週に何日働くというシフトは自分で希望するので、基本自分の意思です。
もちろん働きたいわけではなく、バイト代が欲しいだけでしょう。
それでも自分で決める訳ですから、長時間希望するなら働いてでも金が欲しいってことでしょう。
朝から晩まで毎日バイトしていたような人は、きっと社畜向きなんでしょうね。
何か欲しいものがあるとか、旅行に行くとか理由は色々あるでしょうが、そのためなら長時間働くことも厭わないというのが、自分の根本にあるということです。
私は金が無くても、最低限の遊興費が賄えればいいやと思って本当にギリギリの時間しか働いていませんでした。
働くくらいなら金など要らんけどゼロは無理と言うのが、私の根本なんでしょう。
その結果、学生時代は常に金欠気味で、給料日前はいつも残金数百円
貯金とは無縁の学生生活でした。
私の労働嫌いはきっと昔からなんでしょうね。
その割に社畜になってからはアホみたいに長時間働いていましたが、あの時の私は何だったんでしょう?
多分、社会に洗脳されていたんだと思います。
社会に出ると、真っ新な学生は洗脳される。
ということは、社会に出る前に働いていた時の自分が、あなたの労働観の基本ということです。
労働観の基本は学生時代に出るというお話でしたが、あなたはどのくらい働いていましたか?
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