FIREが近づいてきて気になるお金の管理
FIREまで残り200日を切ったので、今まで「いつか」リタイアすると思っていた想像上のゴールであるFIREが日に日に現実味を帯びてきました。
FIREが近づいてきたことで、そろそろ本格的にFIREに突入した後のことを考え始めなければならないと思った訳ですが、FIRE後に一番気になるのが兎にも角にもお金の問題です。
とは言え、私はFIRE後は雇われで働く気が無いので労働から得られる収入はありません。
得られるのは配当か、株債券の売却益くらいのものです。
そうなると気になってくるのが、月の収支です。
今日はFIRE後の収支管理について、考えていこうと思います。
給料日に対する感覚が年を追う毎に単位化されていく
私は現在社畜の身なので、基本給+残業代+諸々の諸手当が毎月の給料日に振り込まれます。
社畜歴20年にもなると毎月の給料日はそれほど嬉しいイベントではなくなります。
社会人1年目は「おぉスゲェ振り込まれてる。何に使おうかな。」とワクワクしたものですが、そんな感動も今は遠い昔・・・
今は振込額と給料明細に記載された控除後の金額が合っているか、念のため確認する程度のイベントになっています。
感動どころか、月にこれだけ働いたのにこんなもんかという不満すら感じる有様です。
証券口座では振り込まれた額の何百倍の金額が日々変動しているので、感動がなくなるのも当然と言えば当然です。
額の少なさに加えて、あまりにも金額に動きがないことも問題です。
給料明細見なくても、大体こんなもんかと金額が分かってしまうのです。
長く社畜を続けていると、社畜の給料は徐々に単位化していきます。
例えば、今日は〇カ月分増えたとか、〇カ月分タダ働きかといったように儲けや損失を確認する際の単位の1つに成り下がります。
円じゃなくて給料という単位で考えるようになるってことです。
ここまで来てしまうと、給料日は1給料が増えただけと考えるようになります。
投資で3給料利益が出ていれば、長時間拘束されているのに割に合わないなと感じるようになるでしょう。
全体で見れば微小でも、生活費ならば十分な1給料
資産全体で見れば、1給料は微々たるものです。
ですが、そんな1給料も独身のオッサンの生活費と考えれば十分な額です。
40代のオッサンの1給料なので、嫁子供が居る家庭でも普通に生活できるくらいの額はあります。
私の生活費として1給料を考えると、1給料は少々過剰な額ではあります。
毎月1給料の中から生活費と投資に回す費用が支出として出ていくわけなんですが、この毎月の収支は1給料の中でやりくりする分には基本的に毎月黒字です。
基本的といったのは、例外的に確定申告後に支払う所得税は一括で支払うことが多いので、確定申告後は赤字になります。
それ以外は1給料の範囲内で毎月生活しているので、カツアゲが無ければ毎月黒字です。
FIREすると当然、この毎月確定でゲットできる1給料が無くなります。
相場が好調で前月比プラスの場合は、1給料あろうが無かろうが何の影響もありません。
やっぱり働かないって素晴らしいと思うだけでしょう。
問題なのは相場が軟調な時です。
投資で3給料マイナスだったのに、生活費でも0.何給料分マイナスになると思うとジリジリした不安を感じる可能性はあります。
私が特に不安視しているのは、損失が出そうな月に変に節約をしやしないかという不安です。
どんなに節約しようがプラスになることは無いし、大した額にはならないので節約するだけ無駄なんですが、収支がマイナスになると思うと条件反射のように財布の紐を閉めてしまう可能性は十分あります。
4給料とか5給料とか大幅にマイナスになりそうなら、諦めて普通に生活するでしょうが、一番節約に走りそうなのが、プラスマイナスゼロ近辺で動いている時でしょう。
ちょっと節約すれば、前月比マイナスを避けられそうとか考えてしまったらもう駄目でしょうね。
FIRE後はもっと大雑把に管理しないとダメかも
そう考えると、FIRE後は月の支出は記録しない方が良いのかもしれません。
投資していて相場を見ないというわけにはいかないので、今いくら資産があるかを確認することからは逃れられなさそうですが、支出はつぶさに見る必要はないでしょう。
これまで何十年も家計簿をつけてきたので、毎月何にいくら使っているかは大体把握していますし、FIRE後に金銭感覚が崩壊する可能性も考え辛いです。
ギリプラスとか、ギリマイナスかは1円単位で支出を計算していないと分からないと思うので、何となく〇万円くらい使ったという感覚でFIRE後は生活した方が良いかもしれません。
毎月の収支報告はセミリタイアブログの鉄板ネタですが、私には無理そうですね。
コメント
nekonabeさん おはようございます。はしQです。当方はまだcd590日ですので全く実感なしですが、最近のnekonebeさんの記事を拝見すると、かなりFIRE後の内容が増えているように思います。今週はボーナス支給日がありましたが、定年延長の身には大幅減額の賞与しかなく、転職前の1/5程度ですので月給以下です。全く資産への影響はないに等しく、実際支給日の株価変動に飲み込まれてました。また不遜ながら、この程度の対価で早起き、満員電車、日々起こる問題対応、しょうもない労働等、 社畜とは言わないまでも、日々労務提供している労働者としては搾取されているなあ、と実感しますよね。そうそう、退職理由ですが、ずばり「稼がなくてもよくなったから」というのはいかがでしょう。これは懐柔する気も失せるのでは。なんてね・・・ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
最近はFIREのことばかり考えている気がします。
ボーナスは普通に出ましたが、予定どおりFIRE後の生活費として全額預金です。
厚生労働省のSNSも荒れていますが、ボーナス貰うと嬉しさより社会保険料の高さに腹が立ちますね。
社畜歴が長くなると揉め事は自然と避けたくなってしまうので、正直には言えませんね。
ゲームだったら1回正直に言ってみたあと、ロードして戻るところですがリアルですからね。
こんばんは仙堂です。
私は、月給じゃなくて年収で考えてました。
生活費を3年分ほど銀行普通預金に入れておいて、残りを証券会社などで運用しています。
年度末に〇〇円を切ったてたら一年分入れる、というルールにしています。
どれを売って入金するか、めちゃくちゃ悩みます。
知ってる人は、配当と年金の範囲内で生活する、と決めて半年ごとに銀行に振り込んでます。
FIREしてると、月単位というのは中途半端でボラティリティーが高いので、年間で考えるのが楽です。
でも、毎日一か月の手取りの何倍も変動しているってすごいなぁ。
仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
年単位で考えるのは良いかもしれませんね。
年末に1年分入れておくのも良さそうです。
私もそうしようかな。
日で数カ月分動くと書いていますが、毎日動くわけではないですよ。
ただFXもしているので結構動きます。
株は前月比でしか見ていませんので、もうちょっと動きはマイルドになっているかもしれません。