FIREは仕事が嫌いという前提がないと成立しない?

振り向くと鬼の形相 FIRE前
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FIREのスタート地点になるのは仕事が嫌いだということ

常々思うのですが、FIREをする理由で大前提になるのは「仕事が嫌い」ということです。
仕事が好きな人はFIREしません。
それも当然でFIREは早期退職なのですから、仕事が好きならそもそも退職しません。

個人事業主として脱サラすることをサイドFIREと呼称する人は居ますが、個人事業主で働こうと考えられる人は間違いなく仕事好きです。
月に10万円くらい稼げればとか言う人に限って、実際10万円稼いだらもっと稼ごうと考えるでしょう。

仕事が嫌いだけとお金が無い人からすれば、働いても働かなくてもとりあえず会社に居れば給料が貰える社畜の地位を手放したりしません。
自分で稼がないと収入ゼロの個人事業主なんて仕事好きの極致のようなものです。
これで仕事を辞められるレベルまで稼いでFIREしたら、それは仕事好きな人のFIREです。
RE要素がほぼ無いので、ただの脱サラでFIREと言って良いか怪しいレベルになるでしょう。

仕事嫌いな人のFIREは、不満がありつつも働き、資産が貯まって晴れて働かなくても良い状態になった時に仕事を辞めてFIREします。
FIRE後は基本働きません。
FIRE後に働くかどうかを決めるのはその人がどれくらい仕事が嫌いか、もしくは金銭的余裕に依存するはずです。

ただ一言に仕事嫌いと言っても、様々な段階があると思います。

独断と偏見で考える仕事の好き、嫌いレベル

私は仕事の好き、嫌いはその人の働く形態と働いている時間で異なると考えています。
週1のバイトしかしない人が、仕事大好きですと言っても信用なりません。
そんなに好きならもっと働けと思うだけです。
ですので、基本的に仕事が好きな人は長時間働いていると考えます。

何だかんだと理由を付けたとしても、長い時間を仕事に割く気になるというのは無意識レベルでも仕事が好きだと思っていると私は思います。
どんなブラックでも、無理矢理働かされている訳じゃありませんからね。
無理矢理帰っても何の問題もないのに、長時間働いている訳ですから仕事好きってことです。

私の独断と偏見で仕事好きのレベル分けしてみると、以下のような感じでしょうか。

①の人はFIREを考えたりしないでしょう。
経営者に多いタイプです。
彼らは働けばそれだけ自分の取り分が増えるので、そりゃ~働くのが好きでしょう。
②も①に近しい人です。
3,000万円貯めて、副業の個人事業主でサイドFIREしちゃうぞとか言う人達はこの辺ですね。

②の人くらいまでは働くのが大好きな人です。
このクラスの仕事好きなら個人事業主で稼げるようになったら、多分働くのが止められないタイプになるでしょうね。
サイドFIREして10万稼いだ。今月の労働終了とはしないでしょう。
稼げるだけ稼ぐというタイプですね。

③から働くのは社畜オンリーになるので、仕事嫌いの要素が出てくるのは③以降だと感じます。
社畜だから仕事が嫌いになるのか、仕事が嫌いだから社畜になるのか。
卵が先か鶏が先かみたいな話ですが、間違いなく仕事が嫌いなのは社畜です。

何となく働けるのは、習慣的な物もあるので③と⑤には大きな違いはないかもしれません。
ブラック企業で何となく働けるのは、ストレス耐性が高い人で社畜向きです。
疑問を感じる余力も奪われているので、病気にならなければ定年まで突っ走れそうです。

ホワイト企業は社畜に対する疑問を考える余力があるのに社畜を続けているので、そういった意味では仕事好きなのかもしれません。
そういった意味では③~⑥の順序に関しては曖昧です。
ホワイト職場で働いている社畜の方が、ブラック企業で働いている社畜より仕事好きなんてことも多いでしょう。

ただ、これは私の独断と偏見ですので、わざわざ労働法を無視するブラック企業で働いている人は、きっと仕事が好きに違いないという偏見でブラック企業勤めを上位に置いています。

③から⑦くらいまでがFIREできる可能性がある人でしょうか。
⑧以降は仕事が嫌いだけどFIRE可能なほどの資産を形成することも難しいため、ずっと働き続けなければならないというある意味一番キツイ人達です。

⑫だけ別格ですね。
親が生きている間はなんとかなるんじゃないでしょうか。

思考のスタートはこの変な記事から

何でこんな話を始めたかというと、「結局、死ぬまで働き続ける?経済的自立を達成しても「FIREを卒業する人」が後を絶たない根本的理由」という記事を見たからです。

結局、死ぬまで働き続ける?…経済的自立を達成しても「FIREを卒業する人」が後を絶たない根本的理由 | ゴールドオンライン
「FIRE」が一時期話題となりましたが、経済的自立を達成して早期退職したからといって、必ずしも全員が幸せになれるわけではありません。実際、「FIREを達成したが、その後再び働き始めた」という人も少なくありません。なぜそのようなことが起こるの...

タイトルから①の人が書いたことが分かります。
FIREは③~⑦レベルの仕事嫌いがするものです。
①レベルの仕事好きはお呼びじゃないんですけど、一応見てみましょう。

この記事の内容を一言で言えば、経済的自立を達成するけれどリタイアしない生き方をしようという話です。
バリューFIREとかまた謎の用語を作り出してますが、コーストFIREとほとんど同じです。
FIREなのにREが無い変な用語作らないで欲しいです。

生涯現役で仕事を続ける喜びを享受し続けるという表現を使っていますが、なぜそれが喜びの人間がFIREすると思った?

本当に良く分からない謎の思考ルーチンを持っていますね。
そもそもFIREは仕事を辞めるために、必要な資産を作るのが目的です。
REがメインでFIは前提でしかありません。
仕事を辞めたいけど、先立つものが無いじゃ困るから先立つものを貯めてから仕事を辞めるのです。

前提が異なります。
仕事が嫌いだからFIREするのであって、脱サラしたい訳じゃありません。
脱サラしてそれで飯が食える人の話をされても意味がありません。

経営者が考えるFIREに必要な準備と、社畜が考える準備は全然違う
久しぶりにFIREを考えたことがない人のFIRE論を見た。 最近の物価高と株安で、すっかりネタ切れ気味となってきたのがFIRE系のお話です。ネタ切れ気味になってきたと言いましたが、FIREに対する需要が無くなったわけではないのでしょう。最近...

やはり経営者がFIREを語ると訳の分からない話になります。
これはFIRE批判にも、FIREに迎合する記事でもない謎の読み物ですね。

FIREは仕事が嫌いな人間がするもの。
これは間違いありません。

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FIRE前
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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。はしQです。当方は前職では④でしたがFIREなんてことは考えたこともなかったです。知らなかったという方が正しいかも。今は⑥ですが、年齢を考えると今社畜をやめてもREではありません。私が思うにFIREを目指して計画的に資産形成をしている社畜であればあるだけ、将来不安がどんどん積み上がり、客観的には十分な資産を形成しても、不安が先に立ちREできずかサイドFIREするのでしょう。ある意味当方もこれに近いです。月収は半減しても有休完全消化が可能な職場で働くのは変形サイドFIREといえるかも。例えば全国転勤ありの総合職から転勤のないエリア職になるなんてのもよく似た分類でしょうし、管理職は辞退するなんてのも変形サイドFIREかも。ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      私も⑥ですかね。
      ブログを副業として捉えるなら②になってしまうんですが、副業というほどの儲けがないですからね。
      ⑥でいいと思います。
      ⑥なんですけど、FIREして給料が振り込まれなくなると不安になって何か収入を得ようと考えるようになる可能性は十分ありますね。
      その場合、もはや仕事が好きとか嫌いとかいうより、資産残高が減るのが嫌ってだけで働くと思います。

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