予想はハマっているけど、ちょっと怖くなる位下がった
先週の方針は31日の日銀の政策決定会合までは売り継続、政策決定会合とFOMCの結果次第で投資方針の変更をするシナリオにしていました。
日銀の政策決定会合のメインシナリオは利上げ、FOMCは金利据え置きにしており、このシナリオからズレるようなら投資方針を変更する想定でした。
投資は月曜朝市で売り、翌30日のJOLTS求人件数(予想805.0万人、結果818.4万人)、コンファレンスボード消費者信頼感指数(予想99.9、結果100.3)の結果発表前に損切りしています。(青丸部分)
30日の経済指標の結果確認後に再度売り、翌31日は日銀の政策決定会合があるので朝起きてすぐ決済しています。(橙丸部分)
日銀の政策決定会合は想定どおり0.25ポイントの利上げ、FOMCも5.25%~5.5%で据え置きとメインシナリオどおりだったので、売り方針継続です。
1日の製造業PMI(予想49.5、結果49.6)、ISM製造業景気指数(予想49.0、結果46.8)の結果を見た後、売りました。
非農業部門雇用者数(予想17.5万人、結果11.4万人)、失業率(予想4.1%、結果4.3%)の結果発表前に決済しています。
失業率の発表後は147円まで急落し、ちょっと恐怖を感じたのでそれ以降は取引しないで終了しています。
2勝1敗で今週も100pips以上取れました。
2024年7月29日週の利回りとドル需要について
7月29日週のアメリカ10年国債利回りの動き
アメリカ10年国債利回りは週初4.18%、週末3.79%でした。
最も高かったのが7月30日17時台の4.18%、最も低かったのが8月3日4時台の3.78%です。
先週は日銀の金融政策決定会合とFOMCまでは、横ばいからやや下落を想定していました。
概ね想定どおりでしたが、FOMCが少々予想外でした。
市場予想どおり据え置きの決定だったのにも関わらず、金利は下がっています。
利下げは織り込み済みのはずですが、過剰反応気味に見えます。
2日の失業率の方は結果が悪かったので分かるんですが、その結果を受けて更に一段下がったので、やっぱり下がり過ぎに感じます。
恐らく債券が買われたせいでしょうね。
MACDはデッドクロスを伴う鋭角の下落傾向、RSIとストキャスティクスも下落傾向で引けています。
日足、週足、月足も軒並み下落傾向です。
これだけ見ると来週も弱そうです。
日足のストキャスティクスだけ週中ごろから横ばい傾向に推移していますが、全部弱いので、来週は下落傾向を想定しておきます。
日本国債10年物の利回りは週初1.03%、週末0.93%でした。
先週は横ばいからやや下落傾向を想定していましたが、想定よりは下がりました。
31日の日銀の政策決定会合では想定どおり0.25%の利上げがあったのですが、2日の株価急落で一気に1%割れの水準になっています。
MACDは下落傾向、RSIとストキャスティクスは31日まで上昇傾向、それ以降は下落傾向です。
チャート的には弱そうです。
株価が戻らなければジリ下げ傾向になりそうですが、株価も弱そうなので来週は下落傾向を想定しておこうと思います。
7月29日週のドルインデックスの動き
ドルインデックスは週初104.32で、週末103.22でした。
最も高かったのが7月30日21時台の104.79、最も低かったのが8月2日23時台の103.12です。
30日に一度節目の104.7を上回る場面がありましたが、それ以降はジリ下げの展開で失業率の発表で急落してそのまま引けています。
先週は横ばいからやや上昇傾向を想定していました。
想定外だったのは軟調を想定していた株価が週前半はそこそこ強かった影響が大きいと思います。
FOMC後は株価も軟調だったので、株価とリンクしてドルインデックスも下落しています。
MACDは1日までは横ばい傾向、それ以降は下落傾向です。
RSIとストキャスティクスは31日まで下落傾向、1日で少し戻してそれ以降は下落傾向で引けています。
チャートだけ見ると弱そうに見えます。
失業率の悪化と株価の急落で、ドルインデックスも急落しています。
これまでだと株価が下がると、ドルインデックスは上がっていたんですが、イレギュラーな動きでした。
来週は経済指標の発表も終わったので、株価とドルインデックスとの相関も元に戻るはずです。
株価も弱そうなので、横ばいからやや上昇傾向を想定しておこうと思います。
VIXは先週より上昇して23.38で引けています。
1日の3時台に付けた15.71が最も低く、3日の0時台に付けた29.66が最も高い水準です。
失業率の発表と株価の下落に伴い警戒感が急上昇して30近くまで上昇し、その後少し落ち着てて23で引けています。
NYダウ平均株価は週初40,665ドル、週末39,737ドル
先週末比マイナス852ドル、2.10%の大幅下落です。
ここ1、2か月の動きを見ると、4万ドルの節目をなかなか超えられないことが良く分かります。
先週の株価は軟調を想定していたので、失業率の結果以外は想定どおりの動きです。
FOMCまでは比較的堅調で、青の平行チャネルの下限にタッチするところまで上昇しましたが、FOMC以降は下落傾向、失業率の結果を受けてもう一段下がって引けています。
株価のMACDは31日までは上昇傾向、それ以降はデッドクロスを伴う下落傾向で引けています。
RSI、ストキャスティクスも同様に31日までは上昇傾向、それ以降は下落傾向です。
チャートを見る限りは戻しそうには見えないので、来週も軟調気味の推移になると想定しておこうと思います。
2024年8月5日週のドル円取引について
8月5日週の10年物金利は下落傾向、ドルインデックスは横ばいからやや上昇傾向で推移する前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。
ドル円を動かしそうな経済指標は、8月5日の23時にISM非製造業景気指数、8月6日の21時30分に貿易収支、8月8日の8時50分に日本の経常収支と貿易収支の発表があります。
ドル円を大きく動かしそうな経済指標はありません。
日米の貿易収支で想定外の幅が無ければ、経済指標では大きく動かないでしょう。
ドル円以外で注目している経済指標は、9日の4時に発表されるメキシコの政策金利の発表です。
市場では0.25%の利下げが予想されていますが、急落中のペソ円に追撃がありそうです。
MACDは先週に引き続き綺麗な右肩下がりが続いています。
RSIとストキャスティクスも下落傾向です。
全く戻す素振りもない右肩下がりなので、来週も弱そうです。
先週設定していた151.8円の節目をアッサリ下抜けして、心理的節目の150円も割りこんでしまいました。
過去節目になった平行ラインはそのまま残しているのですが、節目を次々に下抜けしています。
これだけチャートが弱いと今週も売り方針継続で良さそうです。
ただ週末に付けた146.47円は、2024年3月につけた146.47~48円が底値です。
3月はここから162円近くまで上昇しているので、警戒したい価格ではあります。
そのため、週初は大人しくしておいて暫く様子見したいところです。
下の次の節目は146.2円ですが、この辺りのもアッサリ抜けていきそうです。
これも下抜けると146円、145円の心理的節目しかないのですが、下落が止まるようだと、大人が動かそうと今度は上げてくるでしょうから、その辺りの騙し上げには警戒したいところです。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
コメント