FIREはマイナーだからこそ成立する
FIREを目指していると、FIRE関連の情報感度は高くなります。
ですが、FIREという言葉はそれなりに市民権を得てきたように感じますが、まだまだマイナーな生き方です。
街中で「FIREってご存知ですか?」というインタービューをしても知らない人が結構多いですし、オリコンの調査でもFIREを知らないと回答した人は51%も居ます。
このアンケートの調査は証券会社で資産運用している人を調査対象としているので、世間のFIREの認知度は更に低いでしょう。
投資している人が2割~3割と言われているうちの5割なので、実際のFIREの認知度は1割~2割程度ではないでしょうか。
投資もしていない人は、FIREという生き方なんて知らない方が良いです。
その日生活することで精一杯な人に、働かずに資産で生活するなんて話を知っても毒でしかありません。
理想と現実のギャップに押しつぶされてしまうだけです。
そもそも知ったところで、FIREを実現するのは更にハードルが高いです。
FIREを知っている人が1割~2割いると仮定しても、実際にFIREしている人はその100分の1も居ないでしょう。
FIREという生き方は世間にはあまり認知されておらず、実現した人は更に少ない。
だからこそ社会は回っていると考えても良いかもしれません。
皆FIREを知っていて、FIREを目指していたらきっと社会は回らないでしょう。
誰もが節約して投資に明け暮れていたら、レジャー産業や外食産業はこの国から消えるでしょうし、経済も更に停滞するはずです。
お金をジャブジャブ使う人が大多数で、FIREを目指して生活する人はごく少数、今後もFIREはマイナーな生き方であり続けるでしょう。
市レベルの働かない人が居るという胸熱
そんな世間では少数なFIREを目指している人や、FIREを達成した人は日常生活を送っていてもそうそう出会うことはありません。
そもそも人数的に少数なこともありますが、本人もわざわざ周囲に言わないでしょう。
隠れキリシタンのように、裏ではコッソリFIREを目指している社畜は居るかもしれませんが、それを知ることはまずありません。
ですが、ネットの世界となると、結構いっぱい居るように感じます。
それも当然と言えば当然で、日本には1.2憶人の人口が居ますから、FIREを知っている人だけでも1,200万人~2,400万人程度は居るはずです。
これだけの人数が居て、更にインターネット上で顔と名前が分からない状態であれば隠す必要もありません。
この1,200万人~2,400万人は知っているだけの人なので、実際にFIRE済の人はこの100分の1も居れば多い方でしょうが、それでも10万人以上は居るでしょう。
ちょっとした市レベルの人間がFIREしていることになります。
それだけの人数がいれば、ネット上にはいっぱい居るように感じるのも当然かもしれません。
胡散臭さと無縁でいられないFIREのオンラインコミュニティ
確かに存在するのに出会えないという、2.5次元のようなFIREした人達ですが、ネットの世界には結構居るためか、FIRE界隈ではオンラインコミュニティが結構多いと思います。
私は一切参加していませんが、それなりに人数を集めているコミュニティは多いようです。
有名どころには某ライオンのチャンネルがありますが、FIRE系のYoutubeチャンネルでそこそこ登録者の多い人はオンラインコミュニティを作っているケースが多いです。
FIREを目指している段階の人だと、他にも目指している人が居るという安心感があったり、情報共有できたりするのでモチベーションの維持に繋がりそうですし、FIRE後であれば、同じFIREした暇人同士の繋がりにもなりそうではあります。
目的は分かります。
私もFIREした後に時間ができるでしょうから、同じ境遇の暇人を探したいという気持ちもあります。
ですが、どうにも胡散臭いイメージを持つのは私だけではないはずです。
この胡散臭さの源泉となるのは、「お金や投資の話自体が胡散臭さの源泉」になることです。
その人がどうこう以前に、話をするであろうテーマ自体がまず胡散臭いのです。
金持ちのフリをして投資を勧める詐欺師なんて、この世にごまんと居ます。
SNSを見れば、必死こいて金持ちアピールする詐欺師を簡単に見つけられるでしょう。
FIREを目指している段階でもそれなり以上に資産は持っているでしょうから、詐欺目的であれば、引っかかってくれれば多くの金を引っ張れる良いカモでしょう。
コミュニティに参加させて、上手い事言って金を引っ張ろうとしているのでは?という疑念が拭えません。
また人数が多いと、コミュニティ開設者を教祖とした宗教的な集まりのように感じてしまうのも二の足を踏ませます。
せっかく社畜という名の奴隷から抜け出したのに、教祖の言うことは絶対みたいな、気持ち悪い組織に所属してしまっては、社畜時代以上のストレスを抱え込むことになりかねません。
また、教祖にそんな気は無くても信者が詐欺師の可能性も多分にあります。
性悪説を信奉する私から見ると、この辺りの胡散臭さがコミュニティへの参加を戸惑わせます。
オンラインであれば、身体を拘束されることはないため「こりゃヤベェ」と思えば直ぐに抜けることはできると思いますが、どーにも胡散臭いので積極的に参加してみようという気になれない自分が居ます。
私は暇すぎて気が狂いそうだと思わない限り、こういったコミュニティには参加しないと思いますが、性善説を信じる人には良い選択肢の1つとなるかもしれませんね。
コメント
nekonabeさん おはようございます。はしQです。
FIREコミュニティですか。。。当方はこういった小集団の活動は社畜MAX時代にグループワークとか、合宿ミーティングなんてのでさんざんイヤになっていた性格なので、まず入りません。ずっと以前にGショックブームの時に、その種の掲示板からのオフ会で情報交換コミュニティがありましたが、結局やっぱりリーダーとその取り巻きが主流派で好きに動かし始めそれなりの強制されることも出はじめるので、結果的に距離を取り自然リタイアしました。100%趣味でもこうなので、コミュニティ=小さな会社です。社畜が嫌でFIREを志す人は、社畜が嫌ではなく、現在の仕事環境がやなだけでしょう。ですから「一緒にFIREを語りましょう」なんて動きになります。集団が好きなのです。FIREは、現在のコミュニティ以外のコミュニティで活動し社会性を示す舞台だなんて目的なんでしょう。あるいはFIRE体験を収入の手段として活用するのが目的かもしれません。これはこれでその人の生き方・価値観なので否定はしませんが。・・・ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
私はオンラインゲームのコミュニティには参加したりしていますが、そういう同好の士みたいなのは良いんですけど
FIREコミュニティと言われると、同好の士って感じにならないですからね。
お金は皆好きでしょうけど
あくせく働かなくても良いくらいのお金を持っているコミュニティとか言われると、途端に胡散臭い感じになります。
時間がある人が多いので、暇つぶしにはなりそうですけど、余程何かないと近づきがたいのは確かです。