やっぱりこの国頭おかC

頭痛、かわいい猫イラスト 雑記
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隠しきれないブラック臭がする国ジャパン

FIREまであと1年を切りましたが、私がFIREしたい理由は職場個々の問題というよりは、どちらかと言えば日本の労働慣習や、1日8時間、週40時間といった土台となるルールにウンザリしている面が大きいと思っています。

中にいると納得感しかない社畜の暮らしの不幸
幸福度が世界一低いと言われても納得感しかない。 「日本人の「働く幸せ実感」、世界最低クラス!管理職だけが「幸福」な理由は?」という記事を見ました。働く幸せ実感?何それ美味いの?って感じですね。 日本の社畜に幸せを感じる瞬間なんて、金曜日に会...
そりゃ働くのは嫌だろうね。もっといい加減じゃないと
日本人じゃなければ、私も日本では働かないわ 「日本企業で働きたくない・・・アジアで人気ガタ落ち!嫌われる「日本式働き方」とは」という記事を見ました。 過労死を始めとして昔から碌でもない職場環境だった日本ですが、外国人に人気が無いのも当然かな...

Karoshiのように世界でも悪名高い日本の労働環境ですが、最近の日本では「働き方改革」の名目で残業時間の規制や、有給休暇の取得が以前より進んできています。

なんでそんなことになっているのかと言えば、70歳(できればもっと長く)まで長く働かせて、税金を搾り取りたいという国の思惑があるのでしょう。

賭博黙示録カイジ 6巻から引用(一部改変)

人生100年だとか、生涯現役といった話を刷り込んでおくことによって、支払う金額を減らそうとしています。
何歳まで働いたとしても寿命自体が劇的に伸びているというわけではないので、年金を払う年齢が後ろ倒しになれば、それだけ払う金額が少なくなるというわけです。

ですが、ブラックな日本の働き方を老齢になるまで続けることは、体力的にもまず不可能です。
そのため働き方改革の名前で労働条件を少し緩めて、長くこき使おうとしているのでしょう。

でも、年を取ったらならまだしも若い人はもっと扱き使いたい。
今日は、今よりハードに扱き使いたいという欲望が駄々洩れな人たちのお話です。

賃上げの実現に見せかけた「働かせ放題プラン」ふたたび

その欲望が漏れ出したのは、内閣府が主催した「賃上げを幅広く実現するための政策アイデアコンテスト」で優勝したアイデアです。

SNSでも話題になったようですが、内容を見ると想像以上に頭がおかしかったです。

内閣府の賃上げアイデアコンテストで「優勝」、「残業時間から個人事業主に」案は脱法? 社労士が懸念点指摘
内閣府が主催した「賃上げを幅広く実現するための政策アイデアコンテスト」で優勝したアイデアに、SNSで疑問の声が広がっている。そのアイデアとは、従業員が定時以降は個人事業主として会社から業務を受託することで、企業としては社会保険料をカットでき...

このコンテストで優勝したアイデアは2つあり、「物流業界の店着価格制是正による賃上げ促進策について」と、もう1つが「残業から副業へ。すべての会社員を個人事業主にする。」というアイデアです。

内閣府のホームページから引用
内閣府のホームページから引用

このうち問題になったのは後者の「社畜の個人事業主化」というアイデアですね。
アイデアの概要は、残業を禁止して定時以降は個人事業主にして業務委託するというものです。
企業は残業代に対する社会保険料相当額をカットできて、労働者も残業代に対する社会保険料と所得税の負担を免れて手取額がアップすると、さもWIN-WINな感じに仕上げています。

概要だけ見てても、なんつう邪悪なことを考えるのかと思います。

銀と金 1巻 4話から引用

このアイデアが実現した場合、まず間違いなく従業員側が不利な状況に追い込まれるでしょう。

このアイデアが実現したら地獄の蓋が開くよ

まず第一に問題になるのが、会社と従業員の力関係の問題です。
定時後は個人事業主扱いになるだけで、定時までは会社に雇われているため、圧倒的に会社の方が強い力を持っています。

そんな会社が定時後の従業員に対してまともな業務委託をする訳がありません。
まず間違いなく実労働時間分の残業代を支払うより安い金額を付けるでしょう。
さらに個人事業主なのに従業員に契約を断る権利があるのかも怪しいです。

今まで業務上の指示で残業をさせていたので、労働法の縛りを受けていたものが個人事業主になることで、そのルールの縛りから外れます。
つまり、働かせ放題になります。

実現すれば、無茶な期限設定された仕事を会社から押し付けられるでしょう。
当然定時内には終わらないので、半強制的に個人事業主として業務委託契約して、定時後も死ぬほど働くことになるでしょうね。
終わらなかったら有給取って、その間に終わらせろとか、休日にやって終わらせろとなりそうです。

更に完成させても小銭しか貰えないでしょう。
ブラック企業なら1日1,000円とか激安な値段設定にしそうです。

これがアイデアとして出てくるだけなら特に問題ではないんですが、このアホな案を優勝させちゃうのがやべぇです。

明らかに労働基準法の労働者保護の考えをシカとしようとする脱法的アイデアです。

こんな問題だらけのアイデアを素晴らしいと優勝させちゃう内閣府
この駄案を素晴らしいと考えるくらいの意識なのですから、今後日本で労働者にとって望ましい環境になることはないでしょう。

さっさとFIREして、この労働沼から抜け出さなくてはと強く思いました。

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雑記
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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。久々の祝日社畜勤務 はしQです。これに近いアイディアは、完全社畜時代の当方も考えつきました。課長以下の給料の高い非管理職をすべて課長にしてしまうです。課長手当よりも法外な残業が常態化していたので、残業手当のつかない管理職にしてしまえば少なくとも差額分は削れます。明らかに脱法なので即却下でしたが。。内閣府が明らかに小学生が考えるような提案に乗っかるとは。。この国もおしまいですね。というより増税メガネの言うことを高学歴役人が「ヨイショ」「忖度」しまくった結果でしょう。年金もますます怪しくなってきているようですし。https://www.moneypost.jp/1164153 ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      管理職に残業代出さないっていうのも大分拡大解釈している人が多いですよね。
      管理職は経営に参加しているレベルが管理職になるので、課長とかの中間管理職は残業代出さないといけないんですけど、
      何故か中間管理職から残業代出さない企業が結構多いです。
      この辺りも日本のブラック労働環境ですね。

      役人は特に財務省なんかは増税を決めると出世したりするらしいので、人事の仕組みからヤベーですよ。

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