変人の考える老後の不安の原因は?

おじいちゃんうさぎ セミリタイア
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老後の心配はお金の心配とほぼ同義?

老後が心配という人が日本には多いです。
その辺りを歩いている人に「老後が心配ですか?」とアンケート等を取ってみても、誰でも「心配です。」と答えるでしょう。

実際、金融広報中央委員会で調査した「家計の金融行動に関する世論調査2021年」(単身世帯調査)において老後の生活への心配を確認した結果、76.4%の人が非常に心配、もしくは多少心配であると回答しています。

「家計の金融行動に関する世論調査2021年」(単身世帯調査)から引用

健康に自信があって、親族も大きな病気をしたことがない5億円以上の金融資産がある超富裕層なら「何の心配もない。」と答えるかもしれませんが、そんな人は日本に1%も居ないので、基本的に大体の人が老後は心配と回答することになります。

必要な老後資産はと不安を煽る保険の販促資料を見て、他人の老後について考える
保険会社の老後の不安を煽る調査資料を見てみる。 メットライフ生命が発表した老後を変える全国47都道府県大調査2022年度版を見てみました。保険会社の発表なので、さぞ不安を煽って保険商品を売りつけようとしてくるんだろうなと思っていますが、一応...

以前、老後が心配な人の対策として、老後が心配な人が居る原因は自分が今毎月いくら使っていて、将来いくら使うことになるか必要な資金を把握していないことが原因だからだという記事を書きました。

老後が心配だと言う人は、自分が老後に必要だと思っている資産額にブレが大きいため、原因は自分がいくら使っているかを十分に把握していないことが原因だと考えたためです。

お金の問題を心配するのは、自分をよく知らないことが原因だと思いますが、別の考え方をしている人もいるようです。

今日は老後の心配について、別の意見を見てみようと思います。

変わり者が考える不安の種は前提がおかしい

見たのは「貯めても貯めても不安」…なぜ多くの日本人が「お金の不安」を抱いているのか?その「納得の理由」という記事です。

「貯めても貯めても不安」…なぜ多くの日本人が「お金の不安」を抱いているのか?その「納得の理由」(出口 治明)
人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる。「還暦からの」と銘打ってますが、還暦未満のあなたにもきっと役立つ。人生100年時代をパワフルに行動するための出口流初の人生指南!こんな時代だからこそ、元気にいきましょう!

記事を書いた人は貯金しないタイプのようで、あればあるだけ使うようです。
この時点で普通の日本人と大分感覚が違う気がします。

宵越しの金は持たないと生活する人はそう多くはありません。
金が無さすぎて貯金含めた金融資産が全くないという世帯も3.8%も居ますが、彼らも別にあればあるだけ使うという訳ではなく、余裕があれば貯金したいと思っていることでしょう。

「家計の金融行動に関する世論調査2021年」(単身世帯調査)から引用

記事の元になった本を書いた人は保険会社の創業者のようですね。

会社創業者で普通の人よりお金を稼ぐ能力は高いのに、貯金はしないのもおかしな話ですが、意図して貯金しないように生活しているとすれば、かなりの変わり者です。

そんな変わり者は、老後のお金の不安を持ってしまう理由を「定年があるから」と言い切っています。

そりゃ死ぬまで働いて収入があれば生活が破綻することはありませんが、1つ重大な問題があります。
それは「普通の人は死ぬまで働きたくない」ということです。

私のように労働ヘイト勢は定年前にサッサと仕事を辞めたいと思っていますし、普通の人でも定年まで働けば「もう働くのは十分。お腹いっぱい。」と考えるでしょう。

やはり経営者は自分の考え方が然も普通のことのように語ります。
普通の人は社畜やバ畜で死ぬまで働きたいなんて思っていないんです。

何なら働きたくないと思っています。
生活できるなら働きたくない方が多数派です。

だから定年があろうが、なかろうが「もうシンドイから辞めたい。」と言うタイミングで人は仕事を辞めます。

お金が十分あるのに死ぬまで働く人は超少数派でしょう。

もう1つの理由は現実的

もう1つの理由はかなり納得感があります。
その理由は、社会保障が崩壊すると考えているから老後が不安になるということです。

こちらは分かり見が深いです。

実感するのは毎月給料から差っ引かれている税金と社会保険料でしょう。
ボーナス時なんて何かの間違えじゃないかというくらい引き落とされます。
毎月の給料でも、給料が上がったのに手取りが増えていないなんて感じる時は、大体社会保険料が値上がりしています。

財務省 負担率に関する資料から引用

老人が増えて、現役世代が減ったので取りやすい社畜から搾り取りますという屑プレイで毎年順調に給料からピンハネする額を増やされているからです。

最近はなりふり構わずバイトからも取りにきています。
とにかくピンハネする母数を増やそうと躍起になっていますね。

毎月毎月取られるのは100歩譲ってしょうがないと考えても、問題なのは毎年毎年負担が増えることです。

毎年負担が増えるのに、いざ貰う段になったら今より支払額が少ないなんて不安になるに決まっています。

不安にならない人間がいたら、その人はよほど楽観的な人です。
人口動態的に、移民でも受け入れない限り人口は減るし、高齢化が進むのも確実です。

不安は未知から生まれるので、負担率がどこまで上がるのか上限が分からないと不安はなくなりません。
「徐々に上げればバレへんやろ。」みたいなセコイ動きをしていますが、バレバレですよ。

なにせ実際給料で生活しているんですから、手取りが減ればすぐに分かります。
足りない分は搾り取るみたいな考え方で、青天井に負担を増やされれば将来に備えて貯金するでしょう。

これでは誰が何を言っても効果がありません。
何か耳障りの良いことを言っても、実態が異なるからです。
嘘こくなと思われるだけでしょうね。

私が生きている間に社会保険制度は楽天並みに超改悪されて継続されるか、制度自体が崩壊して新制度になるかの二択になると思いますが、さて今の時間稼ぎでいつまで制度維持できるでしょうね。

不安の種はFIRE後もずっと残りそうです。

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