世界共通、フランス人もアーリーリタイアしたい

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フランス人だろうと日本人だろうと、誰しも働きたくない

フランスで今起きている「働かない若者」問題という記事を見ました。
キリスト教圏では、「労働=罰」であるという宗教観を持っていますので、別に若くても、年老いていても働かなくて良いなら、働きたくないんだろうなと思います。

フランスで今起きている「働かない若者」問題
フランスのレストランやバーのオーナーは最近みんな、同じようなことを言っています。「もうこれ以上はスタッフを見つけられない」「ウェイターもシェフもパティシエもいない」……。仕事中は長時間立ちっぱなし、…

私もアーリーリタイアしようとしている位なので、当然そうですし
働くのが大好き!なんて言う人は自分の事業をやっている経営者か、経営者に洗脳された社畜くらいなものです。

自分の事業を持っていない人は、できるだけ経営者の戯言から離れて社畜生活を送った方が人生は充実すると思います。

何しろ社畜の身でどれだけ仕事をしたところで、見返りは少しのお金だけですからね。
経営者と異なり、事業が失敗しても失業するだけで済みますが、リターンも少ないです。
ノーリスク、ロウリターン、高負荷なのが「労働」です。

フランス人はどうなのか確認してみようと思います。

世界中の誰もがブラックな職場は嫌がる

記事では、フランスの若い人がレストランやバーのスタッフとして働いてくれる人が居なくて深刻な人手不足だそうです。

こういう話を聞くと、日本も同じですね。
最近はロボットが食事を運んでくるのが当たり前になってきた感があります。
以前は、大手ファミレスでしか見かけませんでしたが、最近は普通のレストランでも見かけるようになってきたので、余程働いてくれる人が居ないんでしょうね。

ずっと立ち作業で、アルコールを提供するような店だとDQNな客に絡まれたりするリスクがあるので、若くなくてもやりたくない仕事です。
これでビックリする位給料が高いというなら、なり手も居るのでしょうが・・
どちらかと言えば、給料安いですからね。
人が集まらないのも納得です。

食事の提供だけじゃなくて、裏方のスタッフも人手不足だそうで、安月給でキツイ労働のブラックな職場には人が集まらないのは世界共通なようです。

誰だってそーする。おれもそーする

フランス人が人手不足なのは日本と似たような理由ですが、フランス特有の理由もあるようです。
それが、フランスの失業保険制度です。

フランスでは失業すると2年間失業保険が貰えるようで、働かなくてもお金が貰えるなら当然働かないよねということらしいです。

日本は、自己都合で辞めた場合で、30歳未満だと90日しか失業保険が貰えません。
20年以上働いていた期間があっても、たったの150日です。
30歳未満で大卒だと10年以上働いているケースはまず無いでしょうから、最大でも約62万円しかもらえないことになります。

更に自己都合退職の場合は、支給まで2カ月かかるので、日本では仕事辞めて失業保険で生活すれば良いやとは考えられないでしょうね。

年齢支給額
(上限)
被保険者であった期間
1年未満
1年以上
5年未満
5年以上
10年未満
10年以上
20年未満
20年以上
30歳未満6,845円90日90日120日
30歳以上35歳未満7,605円90日90日120日150日
35歳以上45歳未満7,605円90日90日120日150日
45歳以上60歳未満8,370円90日90日120日150日
60歳以上65歳未満7,186円90日90日120日150日
厚生労働省「ハローワークインターネットサービス」参照して作成

私はリタイア後に失業保険を使うつもりですが、リタイアを考えていない人は支給までの2カ月+支給後の最大5カ月も無職期間を作ってしまうと、そのまま永久に再就職できなくなる可能性があります。
これでは早々使う人も居ません。無駄にハードルが高い、使い勝手の悪い制度です。

フランスの失業保険の受給資格は、最低でも過去24カ月の間に6カ月就業したことが前提(53歳以上は過去36カ月)となり、受給できる期間の最長は、53歳未満で2年間、53歳以上55歳未満で2年半、55歳以上は3年間も支給されるようです。

そうなれば、キャリアが途切れることを嫌う一部のエリート以外は誰でも仕事を辞めて失業保険を貰うでしょう。
誰だってそーするし、私もそーします。
多分2年間で半年働いてから、失業保険を貰って、受給期間が終わったらまた働くというセミリタイア生活を始めると思います。

ジョジョの奇妙な冒険 30巻 P39 から引用

フランスの充実の失業給付がノンエリートの仕事に就く人を遠ざけているようです。

これは水が低きに流れるのと同じことで、当然過ぎる結果ですね。
コロナ禍の在宅暮らしで暇な時間が増えたので、「あれ?この仕事続けてもメリット無いんじゃね?」と、仕事にかける時間は人生の無駄であることを再確認したというのもあると思います。

ただそれ以上に、制度的な使いやすさが大きいんだろうと思います。
日本みたいな失業給付なら、フランス人でも早々使えないでしょう。
2カ月の待期期間に加えて、90日~150日の短い支給期間じゃ、無職期間がちょっと延びるだけです。

日本も解雇規制を緩和するなら、失業保険制度の充実は必須だと思いますので、是非とも私がアーリーリタイアまでに実現して、2年分の失業保険が貰えるようにしてほしいものです。

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