いつまでも結局我慢できない男
先週は買いにするか売りにするか判断に迷う相場であると見ていました。
特にFOMCや日銀の金融政策決定会合といった重要イベントもあり、結果次第でいかようにもなってしまうので、様子見を基本線として動いた方向に着いていく戦略にしていました。
7月27日のFOMCは市場予想どおり0.25%の利上げがあり、5.25%~5.5%に上昇しました。
日銀の金融政策決定会合も27日~28日にありましたが、現状の長期金利の0.5%上限を維持しつつ、0.5%を超えることを一定程度容認するというちょっと日和った結果になりました。
FOMCで円高に振れて、日銀の金融政策決定会合で円安に振れるという逆の動きになりました。
やはり、動きの予想がつき辛い重要イベント時は取引を控えるべきですね、
金曜の深夜にちょっと買いを入れたくてソワソワしてしまいましたが、7月28日の21時30分発表の雇用コスト指数が予想1.1%に対して結果が1.0%、コアデフレータも前年比4.6%から4.1%に低下して物価上昇が収まってきた感があったので、発表後に少し買いを入れました。(青丸部分)
最近週跨ぎの持ち越しで冷や汗をかいたので、寝る前の急落前の141円に近づいてきた段階で決済して今週の取引は終了です。
深夜の急落を見た時点では我慢できていましたが、結局我慢しきれず買いを入れてしまいました。
流石に2週間まったく取引無しで行けるほど我慢強くはなかったようです。
一応重要イベントを全部消化してから取引しているので、自制は効いていると思います。
2023年7月31日週のドル円取引について
アメリカ10年国債利回りは週初3.84%、週末3.95%でした。
最も高かったのが28日13時台の4.04%、最も低かったのが24日20時台の3.79%です。
FOMC通過後に金利が徐々に上昇し、4%を超えましたが4%を超えた水準で息切れして結局3%台で週の取引を終えています。
日本国債の10年利回りは超分かりやすい動きになりました。
28日の日銀の金融政策決定会合の発表後に0.5%を超えて0.57%で週の取引を終えています。
7月31日週以降は、日銀が言う一定程度がどの程度を指すのかを探る展開になると思います。
流石に1%は無いと思うので、0.5%~0.7%の間くらいにはなると思いますが、抑え込まれた利率を観察することになると思います。
ドルインデックスは週初101.08、週末101.70でした。
最も高かったのが28日16時台の102.04、最も低かったのが27日18時台の100.55です。
GDPの結果が出てからドルインデックスも急騰しています。
目安の101.29を超えて週の取引を終えてくれたので、このまま安定してくれると良いんですが、7月31日週の様子を見たいところです。
7月24日週のアメリカ10年国債利回り、ドルインデックス共に上昇しました。
ついでに日本国債の10年物利回りも上昇しましたが、日本はコントロールされているので上限は日銀次第になりそうです。
7月31日週のドル円の取引方針は、インジケーター的にはMACDは下落傾向、RSI、ストキャスティクスは下落傾向からの週末の上昇でV字型になっています。
週足でも徐々に下がり始めており、下落傾向の始まりかなと言ったように見えます。
2022年11月に142円から134円台まで急落した場面がありましたが、似たような動きになってきました。
7月31日週はとりあえず、日本国債10年物利回りがどの程度の金利上昇まで許容されるのか見つつ、売り目線で見て行こうと思っています。
142円台では売り、139円台を割り込むようなら追加で売りをかけたいところです。
7月31日週は8月1日に購買担当者景気指数、ISM製造業景気指数、2日にADP雇用者数、3日にISM非製造業景気指数、4日に失業率の発表があります。
景気指数と失業率は今後の金利に影響を与えると見られる重要な指標なので、結果発表直前直後の取引は避けつつ、取引する形になりそうです。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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