海外からも同情される日本
「年金6万円で暮らす日本人がかわいそう…海外メディアが報じる「死ぬまで働かされる国 ニッポン」の現実」という記事を見ました。
タイトルだけ見ると、死ぬまで働かされるなんてそりゃどんな罰ゲームだよ、そりゃそうだろと思います。
年金6万ということは国民年金だけの人達のお話かなと思いますが、今日はこのお話をしていこうと思います。
何も起きないことが逆に不気味
記事を見ると、予想どおり自営業や契約社員等、厚生年金が無い人の老後生活を取材したもののようです。
国民年金では満額でも6万そこそこなので、貯蓄が無ければ生活できないでしょう。
あれこれ老後も働くことについてメリットを語る人もいますが、何をどう繕っても結局「金が無いから老後も働かざるを得ない。」ということなんでしょうね。
欧米では当然、「老後も働くなんてゴメンだ。」という人が多いです。
日本もギリギリ老後も賃金有りの仕事はしたくないという人が多いですが、他国に比べれば割合は多めです。
つい最近もフランスで年金支給年齢を64歳に後ろ倒ししただけで大規模なデモが起きています。
フランスのお国柄もありますが、どんどん支給年齢を後ろ倒ししている日本に比べれば、フランスの動きはかなり健全な考え方です。
この年齢になったらお金払うからねと約束して、無理矢理懐に手を突っ込んで金を抜いていったのに一方的に、「払えないので、もっと後で払うことにするね。(できればその前に死んでね。)」と言っているのです。
デモの1つや2つ起きて当然です。
「払えないからしょうがないね」で済ませて何も起きない日本の方が不気味です。
先例にはなるけど、参考にはならない国
不気味なくらい無駄に聞き分けが良いと他国は困るでしょうね。
日本は世界に先駆けて高齢化が進んでいますが、他の国は参考にならないでしょう。
うちの国民はこんなに大人しくしてねーから参考にならん。ということになりそうです。
日本もこのまま大人しくしていると、財源不足を理由にして年金支給年齢を70歳、80歳とどんどん後ろ倒しにしていきそうです。
我々がその気になれば、年金の受け渡しは70歳、80歳・・・100歳でも可能だろうということ!
今後も海外からも同情される「老後も扱き使われて可哀そう」という状況が続きそうです。
流石に80歳まで働かないと生活できないなんて状況になれば、人権問題になるかもしれませんが、所詮外圧からでしか変われない国なので、「いくらなんでもそりゃ無いだろ。なんとかしろ。」と外国から言われるまで、シレっと定年も年金支給年齢も後ろに引っ張りそうですね。
私が生きている間に平均寿命が100歳まで行くことは無いと考えているので、年金支給年齢は70歳くらいで一旦止まると思っています。
リタイア計画でも一応70歳まで支給が無い想定にしていますが、これでも楽観的なのかもしれません。
とりあえず、この何歳になっても働くというアホな動きに対応するには、支出を減らして、資産を作った上でサッサと仕事を辞めるしかありません。
賃金を貰うと、懐に手を入れられます。
賃金を貰わないで生活することだけが、このクソゲーから脱出する唯一の手なのかもしれません。
私もそうですが、争うくらいなら黙って土俵から降りるという人が日本人には多いから、表立って争いが起きないのかもしれませんね。
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