相場の先行きを楽観視する謎展開から、ようやく転換してきました。
12月12日週のドル円は概ね予想どおり。投資方針にハマった感じで気持ちいいトレードでした。
これまで、何でこんなに市場は相場の先行きを楽観視しているんだと思っていましたが、ようやく現実を直視し始めてくれたので、予想とハマりやすくて助かりました。
毎週こうなら今すぐリタイアしても良いんですが、そうそう上手くいかないのが相場です。
今週も気を引き締めてやっていこうと思います。
12月12日週の株価の動きについて振り返りと、12月19日週の相場予想
日経平均株価の動きについて
12月12日週の日経平均株価は始値27,741円、終値27,526円のマイナス214円で取引を終えています。0.77%の下落となりました。
先週はFOMCの結果次第で大きく動く可能性があったため、下値を広めに26,200円から29,000円のレンジを予想していました。
結果的に青の平行チャネルを一時的に上抜ける場面があったものの、結局青の平行チャネル内で週末を迎えています。
週高値は12月14日の28,195円、安値は12月16日の27,488円、週の値幅は707円です。
12月14日に日銀短観が発表されています。大企業製造業(予想7.0、結果7.0)、大企業非製造業(予想15.0、結果19.0)となりました。
インジケーターはMACD、RSIは下落傾向、ストキャスティクスはデッドクロスを伴う下落傾向です。
インジケーターを見る限り上昇は無さそうです。
来週は12月20日に日銀政策金利の発表があります。予想は-0.1%です。
黒田総裁の間は日銀政策金利の変更は無いと考えていますので、おそらく市場予想どおりでしょう。
金利の変更があるとすれば、金利を上げる方向に動くと思います。
誰も思ってもみない発表になるので、市場が過剰に反応する可能性は高いです。
そうなれば株価は下落、ドル円も円高方向に進むと思われます。
12月19日週の日銀平均株価は27,000円から28,000円のレンジを予想します。
NYダウ平均株価の動きについて
12月12日週のNYダウ平均株価は始値33,549ドル、終値32,920ドルのマイナス629ドルで取引を終えています。1.88%の下落となりました。
2週連続マイナス2%程度の下落となり、ようやく市場の楽観視が変わってきました。
先週は消費者物価指数と、FOMCの結果でどこまで動くか予想し辛かったので、株価については言及していませんでしたが、買いに行くような相場では無いと考えていました。
12月13日に消費者物価指数(CPI)の発表がありました。
結果は、前月比が予想+0.2%に対して、結果が+0.1%、前年比が予想+7.3%に対して、結果が+7.1%となり市場予想より物価上昇は進んでいないという結果に終わりました。
結果を受けて株価は上昇、その後12月15日のFRB政策金利の発表がありました。
結果は市場予想どおり、下限金利が4.25%、上限金利が4.5%でした。
この辺りでは株価も比較的堅調で34,000ドル近辺で推移していました。
ですが、FRBのパウエル議長のタカ派発言を受けて、株価は下落しています。
発言内容はこれまで何度も発言があった、2023年中の利下げは無いといった内容なんですが、今回はネガティブに捉えて株価が急落しています。
これまでは謎の楽観があったので、今回も楽観視すれば良いと思いますが、なぜこのタイミングで悲観しはじめるのか・・市場の不思議なところです。
インジケーターはMACD、RSIは下落傾向、ストキャスティクスはデッドクロスを伴う下落傾向です。
インジケーターを見る限り日経平均株価と同様に、アメリカ市場も上昇しそうな感じがありません。来週も軟調に推移しそうです。
12月19日週の経済指標は、12月21日に経常収支(予想-2220.0億ドル)、22日に中古住宅販売件数(予想422.0万件)、実質GDP(予想2.9%)の発表があります。
経済指標の結果次第で大きく変動する可能性もありますが、12月19日週のNYダウ平均株価は軟調と考え、31,800ドルから34,000ドルを見ておきます。
32,000ドルで止まるかもしれませんが、10月31日週の安値近辺を下落目安と考えます。
ドル円(USD/JPY)の2022年12月19日週の取引方針について
アメリカ10年国債利回りは相変わらず低調です。
12月13日の消費者物価指数の発表後、3.42%まで下落、15日のFOMC後に3.56%まで上昇しましたが、3.5%を挟んで一進一退という感じで進んでいます。
ドルインデックスは消費者物価指数の発表後に一時103.58まで急落、その後持ち直しの動きで104.75を回復しています。
104.75が結構固い水準になっています。
2週連続で104.75を死守しました。
これを割り込むと再度円高方向に進みそうなので、金利と合わせて注視していきたい指標です。
ドル円相場はとうとう赤の平行チャネルを上抜けて推移しています。
週足レベルでも確定したので、トレンド転換が起きそうですが、107.5円に跳ね返されています。
インジケーターはMACDは上昇傾向、RSIとストキャスティクスは上昇から下落の山型ですがほぼ横ばいです。
ストキャスティクスがデッドクロスしそうでしないという絶妙な形です。
MACDは上昇傾向を維持しているので、上昇傾向が維持されそうです。
12月19日週は、135.5円から139円のレンジを想定しています。
買いと売りの判断が難しいですが、金利の下落が1年以上は無いことをようやく市場が認識してくれたので、円安方向の推移がメインの展開になると考えています。
139円台では売り、135円台後半では買いを想定しています。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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