ドル円政策変更を警戒して損切したが、サプライズは無し・・
介入後から円高傾向が続いています。
木曜日の記事で金曜日の日銀政策金利の発表前までに損切しておこうという話をしました。
木曜日に青い平行チャネルの上限に近づいたタイミングで損切しました。
これ以上我慢すると、金曜日の政策金利発表まで持ちっぱなしになると思ったのがその理由です。
まさに吉良さんのごとく、「いいや!これが限界だ、損切」といった感じです。
ちなみに146.8円で切りました。
マイナス80pipsくらいで20万ドル買ったので、16万程度のマイナスです。
終わってみれば、金曜日の政策金利の発表時にサプライズはなく、ポジションを取ったところまで戻ってきたので、凄い損した感があります。
ですが、何か変更があるんじゃないかと思って、事前に損切したので後悔はありません。
本当に政策金利について方針変更があったら、痛すぎる損失になっていたと思います。
わざわざ月曜日に発表があったのは、金曜日にイールドカーブコントロールに変更が入るという話が出るのでは?と考えて損切したんですが、結果的に何も変わりませんでした。
介入したからなのか、どうして月曜日にわざわざ緩和を続けるという発表をしたのか、マジで意味不明です。
10月24日週の株価の動きについて振り返り
日経平均株価の動きについて
10月24日週の日経平均株価は始値27,233円、終値27,105円のマイナス127円で取引を終えています。0.47%の下落ですが、先週とは全く逆で、10月24日は場が開いてから大きく上げて始まったので、23日の終値の26,880円からすると、225円プラスで引けています。
24日週は25,800円から27,700円のレンジを想定していました。
アメリカの指標が弱いんじゃないかと思っていたので、下を深めに見ていました。
底値は24日の26,987円、高値は26日の27,578円で予想レンジ内に収まっています。
青の平行チャネルの中で動いている限りは特に意見はありません。
緩和政策に関しても変更無しだったので、日本を起点とした変動はないかと思います。
来週は特に日本の重要指標はありません。
インジケーターはMACDは上昇傾向、RSI、ストキャスティクスは山型です。
来週の木曜日3時にFOMCがあるので、FOMC後に上下がありそうです。
金融引き締めが緩むという見方を市場はしていますが、想像の範囲を出ないので、金融引き締めを緩めないという話が出た瞬間、アメリカの株価は暴落、日本の株価も巻き添えで暴落でしょう。
来週のレンジも25,800円から27,700円で考えておこうと思います。
NYダウ平均株価の動きについて
10月24日週のNYダウ平均株価は始値31,187ドル、終値32,861ドルのプラス1674ドル、プラス5.37%の大幅増でした。2週連続の大幅増、これで週足で4週連続陽線を形成しました。
先週は29,000ドルから32,000ドルのレンジを予想していましたが、レンジを超えて上昇してきました。
ここまで上昇するほどの理由も特にありませんでしたが、金融引き締めのペースが低下するのではという噂レベルの話でここまで値を戻してきた感があります。
FRBは株価ではなく、あくまで物価を見て判断するとしているので、相場が悲惨なことになっていても物価が落ち着かないと、金利の引き上げを止めないと思います。
こういった不条理な動きで上がったり下がったりするので相場は難しいです。
経済指標は27日の実質GDPが予想2.3%に対して2.6%、個人消費が予想0.8%に対して1.4%、耐久消費財の受注が予想0.6%に対して0.4%でした。
消費が強くなったことで、物価の上昇が止まったと市場が考えたのかもしれません。
インジケーターはMACD、RSIは上昇傾向、ストキャスティクスは谷型です。
日足チャートを見ていると33,000ドル近辺で一度下げそうです。
10月31日週は11月1日に製造業PMIと製造業景気指数、2日にADP雇用者数、3日にFRB政策金利の発表と非製造業景気指数、4日に失業率と、非農業部門雇用者数の発表があります。
重要な指標の発表が盛り沢山なので、結果如何で上下に大きくブレそうです。
11月3日にFRBの発表内容と発言内容次第だと思いますが、引き締めを止める気がないことを発表すれば、大きく株価は下がるでしょうね。
この辺りは結果次第だと思いますが、大きく動きそうですので30,800ドルから34,000ドルくらいのレンジを見ておこうと思います。
ドル円(USD/JPY)の2022年10月31日週の取引方針について
10月24日週のアメリカ10年国債利回りは始値4.209%、28日の終値が4.016%でした。
物価の上昇は止まっていませんが、ピークは過ぎたのではと市場は見ているので、金利の引き上げもそろそろ終わりと見ているようです。
11月のFOMCでは0.75%の利上げを見ていますが、それを含めても3.75%~4.00%です。
現在の金利は11月の金利引き上げを見込んだ金利ということになります。
28日時点の金利はほぼ金利の下限なので、10月31日週に金利が今以上に下落することは無いでしょう。
ドル円については、日本政府による為替介入までは買いの方針は変わりません。
日銀の金融政策は維持されるという発表があったので、アメリカの金融政策次第ということになります。
引き締めの終了、金利上昇の停止となれば、今度は金利の引き下げの出口戦略の話になるので、そうなれば円高に動くでしょう。
とりあえず3日までは円安傾向が続くと思いますので、FOMCまでは買い、FOMC前後は手を出さず、FOMC後はFOMCの結果を見て取引していこうと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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