お金以外の理由で後悔することなどFIREには無い理由

ハワイアン 中年男性 セミリタイア
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実際FIREしている人は後悔なんてしていない。

「早期リタイア「FIRE」を目指して結局後悔する理由」という記事を見ました。
FIREを目指して生活している、もしくは既にFIREした人からすれば「ぉ何だろ」と思うタイトルです。
内容も、堀江貴文氏と山崎元氏というところも興味深いので、ちょっと読んでみました。

早期リタイア「FIRE」を目指して結局後悔する理由
ひところ「FIRE」と呼ばれるライフスタイルが話題になった。FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立と早期リタイア」を意味する。このFIREを実現するには「...

セミリタイアブログをほぼ毎日読んでいる私の感覚では、FIREした人に「辞めるんじゃなかった。」と後悔する人は殆どいません。
後悔している人も資金ショートした場合くらいで、辞めて後悔するどころか、もっと早く辞めておけば良かった。という人が大多数なように思えます。

後悔している人は、そもそもブログにわざわざ書かないという可能性もありますが、資金ショート以外の理由で、辞めて後悔しているという人は少ないでしょう。
何しろ社畜にはお金が決まった日に貰える以上のメリットが殆どありませんからね。
そもそもメリットが無いものを辞めたところで、後悔などしようがないでしょう。

リタイア前ですが、私もリタイア後は絶対に社畜には戻りたくありません。
もしリタイア後に資産が急減するといった事態になったとしても、社畜に戻るという選択肢は無いと思います。

社畜に戻るくらいなら短期バイトでもしながら節約生活を送るでしょう。

FIREに関する前提がそもそもズレている。

記事内で堀江氏は、早期リタイアした後に、自分のやりたいことを心ゆくまでやると考えたとしても、いざリタイアした後、今から十何年も経った後に、やりたいことは色あせずにいるかは怪しいと語っています。
そして、本当にやりたいことがあるのならいますぐやれば良いと言っています。

これについては概ね同感で、やりたいことがあるならリタイア前であっても今すぐやるべきでしょう。
リタイアしなければ出来ないことは、そう多くはありません。
数カ月から年単位で海外旅行したいとなったら、仕事を辞める必要があるかもしれませんが、1度くらいなら仕事を一時的に辞めてまた戻って来れるように人事と交渉することもできるでしょうし、無給で会社に席だけ残してもらうように交渉することもできるでしょう。

在宅勤務の仕組みも整備されてきているので、どうしても会社の近くに住んでいなければならないというわけでもありませんし、そうなると益々仕事を辞めなければできないことなんてないはずです。

何が言いたいかというと、前提にしている、「何かしたいことがあってリタイアしたい」という前提がズレているんだと思います。
FIREを目指す人の多くは、何かがしたいからリタイアしたいというよりは、長い時間拘束される仕事や、通勤などの仕事に紐づく活動をやりたくないからリタイアしたい人が多いように思えます。
つまり、やりたいことをやるためでは無く、やりたくないことをやらないためにリタイアするのだと思います。

そして、根本的な部分もズレている。

堀江氏は経営者です。経営者からすれば、自分の手足になる従業員が居なくなられては困るので、FIRE否定派になるのも理解できます。
FIREなんか目指さずに、やりたいことにお金をかけろ。やりたいことがないなら、やりたいことを見つけるためにお金を使えと語っていますので、とにかく何でも良いのでお金を使って、長く奴隷として働いて欲しいようです。

そら人を使う側からすれば、そうだろうと思います。
私も経営者なら、社員が給料を湯水のように使ってその日暮らしをしている状況の方が、会社から逃げ出し辛くてこき使い易いので、そういった方向に誘導したいでしょう。

堀江氏に限らず、経営者は仕事を特別な物として扱いがちです。
幸せな生き方とは「早期リタイアなんて御免だ!」と言える生き方だ。と言い切っていますが、そこまで人生の中心に仕事を置いておく必要はありません。

例えるなら、鶏肉を仕事に置き換えて、鶏肉が嫌いな人が鶏肉を食べずに生活するということと同じようなもので、鶏肉が生活に必要ないので、鶏肉なしの生活をするというだけのことです。
鶏肉が人生の目的になることなどありえません。
そこまで仕事を重要視したいのは、自分の事業を大きく育てたいと思っている経営者だけです。

経営者に使われている側からすれば、仕事は左程重要なものではありません。
不快な物を遠ざけて生活したいというだけです。
不快な物を遠ざけることが、リタイアするという結果に繋がるだけのことで、不快だと思っている物を好きになる必要もありません。

鶏肉嫌いな人が無理に鶏肉を好きになる必要はありません。
鶏皮が嫌で生理的に受け付けないとか、むね肉がパサパサしていて嫌というのと同じで、「何か仕事が生理的に嫌」というだけのことです。

人間関係にウンザリしているのに人脈作りとはこれ如何に。

山崎氏は、FIREを目指すことで「人的資本への過小投資」になると警告しています。
山崎氏は経済評論家で、楽天証券の研究員もされているので、投資を前提としているFIREには肯定的かなと思いましたが、そんなことも無かったですね。

山崎氏はFIRE自体は否定していませんが、計画どおりFIREの資金ができたころに、「稼げない人間」「つまらない人間」になっている可能性が大いにあると語っています。

あなたの意見も参考にしつつ、資産を増やしているんですが・・急にディスられました。
山崎氏からすればFIREの資金がほぼできている私は、「稼げなくて、つまらない人間」になっているそうです。

確かに社畜としてはこれ以上稼ぐ必要があまり無いので、給料は横ばいです。
そして面白いか、つまらないかという評価については、あくまで他人の評価であるので、左程重要なことではありません。

なぜ、重要でないか。
それは、早期リタイアしたい人は多かれ少なかれ「人間関係」にウンザリしている人がなるためです。
他人の評価なんて、家の外でセミが鳴いてるくらいに重要な事ではありません。
そもそも、他人の評価を重要視するような人間は、昼から仕事もしないでフラフラするリタイア生活はできません。

「お前はつまらん人間だ。」と言われたところで、「へ~そうなんだ。」くらいの感想しか抱きませんし、つまらない人間だったとしても、生活には困りません。
というよりも、他人が自分の生活に何ら影響を及ぼさないことが重要で、他人がどうこう言おうとも、自分が心地よいと思う状態を続けられれば良いのです。

他人が自分の生活の一切にしゃしゃり出てこない」のがリタイア生活の醍醐味でもあります。
やりたいことを、やりたいタイミングで、やりたいだけできる。これが重要です。
そのことに対して、面白いかつまらないかなんて他人の評価は不要です。
自分が面白ければ良いのです。

当然、必要な量は必要な時に投資しておくべき。

山崎氏は、人的資本への投資を重要視しており、「能力・経験・時間・人間関係」に投資することで、稼げるようになるし、人間的に魅力的になると考えているようです。

確かに稼げるようになれば、早期リタイアまでの期間が短くなるので、20代の給料が少ない内はある程度人的資本への投資は続けた方が良いと思います。
私も20代の時はFIREなんて考えずに生活していたので、20代の内は給料を上げるために人的投資に注力することに異論はありません。
ある程度、土台作りに注力しないと年を取ってからキツイので、30代以降を平穏に暮らしたいなら20代の内は、積極的な人的投資をしておくべきでしょう。

リタイアのゴールが見えてくる30代後半~40代にもなってくると、続ける必要性も感じませんけどね。
時が経つにつれて、投資効果が薄まってきますし、長い間続けたいものでも無いので、しんどくなるだけです。

堀江氏も語るに落ちていますが、仕事なんてさっさと辞めて、ボランティアにでも参加して生活すれば良いのでは無いでしょうか。
私は辞めてから暫くは、ボランティアに参加するつもりはありませんが、リタイア生活にも飽きてきたら、ボランティアをするのもアリだと思います。

これについては、10数年後の私に決断を委ねたいと思いますが、FIREして後悔したなんてことにはならないようにしたいものです。

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コメント

  1. こだく より:

    結局その人たちも他人に依存したい人なんじゃないかな

    • nekonabe より:

      こだくさん、コメントありがとうございます。
      他人が居てなんぼの職ですからね~リタイアを語るには周りに人が居過ぎなのでしょう。

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