セミリタイア準備中もセミリタイア後もお金は大切
昔、某アヒルのキャラクターが出てくる保険会社のCMソングに「よぉ~く考えよう。お金は大事だよ~」という歌がありましたが、セミリタイアを目指している人は一般的な人よりお金を大事に考えていると思います。
大事に考え過ぎて、生命保険や医療保険のような特に必須では無い保険にも入らない人も多いでしょう。
保険会社のCMを見てそう決めたわけでは無いでしょうが、よく考えた結果「保険に入らない」という結果になるのは何とも皮肉なものです。
セミリタイアしたい人の傾向
日々、支出を切り詰めて作ったお金を投資に回す人が多いセミリタイアやFIREを目指す人は、お金を大切に考えています。
人によっては食事や衣類、電気やガス等の光熱費まで切り詰めて「お金を増やすこと」に血眼になっています。
そうなってくると陥りがちなことがあったので考えてみようと思います。
セミリタイアやFIREを目指している人は、基本的に「働きたくない人」だと思っています。
稀にやりたいことがあるので、仕事を辞めてやりたいことをやるという人も居ますが、それは例外的なケースです。
なぜなら通常の社畜がアーリーリタイアしようと考えた場合、20代や30代でセミリタイアすることはかなり難易度が高いからです。
少なくとも10年以上、通常は20年以上は蓄財と節制の暮らしを続けることになります。
そうなると、「何かやりたいことがある人」ならばセミリタイアする前に社畜を辞めてやりたいことをやっているか、もしくはやりたいことを諦めているかどちらかになるはずです。
そのため、最初からやりたいことがあるというよりは、「仕事を辞めた後に時間ができたので、やってみたことが事業になったり、趣味になったりする。」という形が多いように思えます。
という訳で、セミリタイアしたい人は「やりたいこと」よりも「とりあえず仕事辞めたい」が前にあるのではないかと思います。
お金の重要度と幸福度
以下の記事では、基本的な生活環境が整った時点からは、いくら稼いでも他人と同じだと幸福と感じない傾向があり、お金が一番大事だと思っている人ほど幸福度が低いそうです。
セミリタイアを目指していると、株価や為替、地価などお金に関わる情報を気にして生活する人が多いでしょう。
また、毎日「何に」「幾ら」使ったかも気になるはずです。
つまり「お金に関わる情報」に常に気を配っていることになります。
これだけ毎日お金に関わることを考えていると、どうしてもお金が「一番重要で大事な物」だと考えがちです。
また、一度お金を貯めだして順調に資産が増えていく様を見ていると、3000万円貯まったら4000万円貯めたいという方向に考えてしまいます。
実際、私も5000万円貯まったら仕事を辞めようと考えていましたが、まだ社畜を続けて資産を増やそうとしています。
セミリタイアしようとしている人は、恐らく人にどう見られるかについては「特に何とも思っていない」人が多いと思います。
セミリタイアして「昼からいい年した大人がフラフラしている。」ことについて他人からどう思われるかなんて考えていたら、とてもセミリタイアできないので当然です。
まさか日中は常に家で引き籠っている訳でもないはずです。
セミリタイアを目指している人は、「他人の目や世間」といったものより「お金」自身の魔力にやられないようにしないといけないと思います。
私も1億円貯まったら次は2億円とか言い出さないように、資産額ではなく年齢でセミリタイアしようと考え直したので、それだけお金の魔力は強いと言うことなのでしょう。
お金があるから幸福というものではありませんが、働いていようがいまいがお金は必要なのでセミリタイアを目指している人は「お金は空気のような物」だと思って、セミリタイア後に楽しむことを考えながら資産形成をしていくべきなのでしょうね。
コメント
お金が一番と思う人はまずセミリタイアなんか考えないだろうなあ。
dedsさん、コメントありがとうございます。
セミリタイアへ向かうまでの間に「お金が一番」になっていくのかなぁと思います。