仮面社畜は3分以上戦い続けられる。

FIREを達成してもすぐには仕事を辞め辛いということか。

FIRE成功者1005人にアンケートを取った結果、実はFIRE達成しているにも関わらずに社畜を続けている人が7割も居るというニュースを見ました。

FIRE成功者「達成後も会社員」が7割 、貯蓄額はどれくらいある?

LENDEXは9月29日、「FIRE実現」に関する調査結果を発表した。同調査は9月9日～10日、FIRE成功者1,005人を対象に、インターネットで実施した。

news.mynavi.jp

社畜1000人にアンケートを取ったのではなく、FIRE成功者1000人にアンケートを取ったということで、FIRE達成者なら自分が面倒くさいと思ったことや、興味がないことはやらないはずなのでどうやってこんな人数からアンケートを取ったのか気になるところですが、1000人規模のFIRE達成者の統計は結構珍しいと思い、興味深く確認しました。

FIRE達成後も、労働で収入を得ているか聞くと、76.0%が「はい」と答えた。具体的にどのような労働形態で収入を得ているか尋ねると、「会社員」(71.3%)が最も多く、「自由業」(14.1%)、「経営」(7.2%)と続いた。

「FIRE成功者「達成後も会社員」が7割 、貯蓄額はどれくらいある」から引用

FIRE達成後も71.3%もまだ社畜を続けているのにはちょっとビックリしました。
FIREの4つの分類（FAT FIRE, LEAN FIRE, BARISTA FIRE, COAST FIRE)でいうとCOAST FIREでしょうか。BARISTA FIREにしては残業が無くても社畜は長時間労働なので、社畜を続けるということで、COAST FIREの達成が正しいかと思います。

投資で作った資産額が1000万円から3000万円未満が51.8%、3000万円以上から5000万円未満が21.4%も居ます。
私もそうですが持っている資産額がFIRE後の生活費には不足していると思って渋々社畜を続けている人が多いのかな。
30歳以上から準備を始めた人(36.4%)が一番多いようなので、まだまだ準備不足な人が多いんでしょう。
特に直近の10年間は投資環境が良いので、一度世界的な恐慌期になれば今の投資手法が全く通用しなくなる可能性もあります。
資産の30%とか40%が無くなるという事態に遭遇したことも無いと思うので、FIREを達成したにも関わらず、社畜をしている人は恐慌期の暴落に備えて、必要より多めに資産を作っておきたいと考える慎重派な人が多いのかもしれません。

実はFIRE達成済みだったりする。

実は私もCOAST FIREをFIREというのならばFIRE達成済みです。
私はCOAST FIREをFIREだとは認めていないので、FIREしたとは考えていません。

BARISTA FIREも達成可能でしょう。持っている全資産を株式投資に振り向けて、単純な4%ルールで考えた場合は既にFIRE達成済みですので、LEAN FIREも達成していると言えるかもしれません。
そういった意味では、私の考えでもFIREを達成していると考えられます。
そのため、ここで言うFIRE達成しているけど社畜をしている71.3%に含まれます。

私の場合は投資に回している資産が全資産の70%程度でさらにその中で株式投資に回している金額が60％程度なので、配当金だけでは生活費全額を賄えないという状態です。
資産的に突発的なイベントがあった場合少々心もとないというのもありますし、自宅不動産を購入したいとも考えています。
最大の理由としては、一度FIRE達成した後は絶対に社畜に出戻るのだけは嫌なので、まだ社畜で働いています。

即時辞めたいという程、仕事がきつく無くて、同じ空間に居るのも嫌だという人が居るわけでも無いというのもあると思います。
仕事中は時間の無駄だとは思いますが、それなりに貰っているので貰っている分くらいは働いて予定額の資産ができたらさっさと辞めたいと思います。

色々な思惑があってFIRE達成していても社畜を続けている人は多いみたいです。
皆さんの会社にもCOAST FIRE達成者は居るかもしれません。
働かないオジサンも実は、「働かなくても生活に困らないオジサン」でFIRE達成済みでクビ待ちなのかもしれません。