支払いは多く、貰いは少ない社畜絶滅計画
厚生労働省が、国民年金が今後減りそうだから厚生年金から財源持ってきて補填するというニュースが発表されました。
日本年金機構で確認した令和2年の年金額は以下のようになっています。
この国民年金65,141円を維持していくために、厚生年金220,724円を減額していくという話です。
厚生年金は平均標準報酬43.9万円で40年間就業した場合の金額ですが、標準報酬43.9万円だと一体いくらくらい保険料を納めているんでしょう。
厚生年金保険料は高い
厚生年金保険料額表でモデルケースになっている標準報酬43.9万円を確認してみましたが、一番高いもので月34,980円でした。(一番安いもので29,260円)
免除保険料率によって月の支払い額が変動しますが、厚生年金基金によって免除保険料率が異なり2.4%~5.0%までの幅があります。
厚生年金は労使折半で支払う金額は半分程度になりますが、それでも国民年金の保険料16,610円に比べると大分お高いです。
私も給与明細を確認する時に、控除で一番高額なのは厚生年金の保険料です。
ボーナス支払時もキッチリ取られていて、厚生年金保険料が社畜が支払う税金の中で一番の負担感が強い部分だと思います。
ちなみに国民年金は最大2年分前納できるので口座振替で2年前納を行った場合、毎月支払うより約4%安い年382,550円(月当たり約15,940円)まで減額することができるので、資金的に余裕があれば前納してしまった方がお得です。
終わりに
国民年金保険料の2倍くらい40年間も支払い続けて、いざ貰う段階になると減るということで社畜は涙目でしょう。
今後も少子高齢化はどんどん進んでいくと思われるので、更に厚生年金は減っていくことになると思います。
最悪殆ど基礎年金額と変わらない額まで減る可能性もあるので、厚生年金の支払いからは逃げの一手です。厚生年金はアルバイトでも条件次第で支払う羽目になるので、如何に賃金労働しないかを考える必要がありそうです。
よく、将来年金が貰えなくなるかもしれないという話がありますが、制度的に現役世代から徴収したお金を老後世代に分配する仕組みなので、貰えなくなることはありません。
現役世代が1人も居なかったら貰えないと思いますが、私が生きている間にはそんなことにはならないでしょうし、そもそもそんな状態になったら国としての体を成していないと思います。
将来貰えないということはありませんが、貰える額はどんどんショボくなっていくことは確実で、恐らく支払う金額はどんどん増えていくでしょう。
こうなると、厚生年金保険料を支払わなくても済むセミリタイアへ早く移行したいですね。
ちなみに私はセミリタイア後は国民年金保険料を支払う前提で資金計画をしています。
これは、セミリタイア後に国民年金保険料を全額免除してしまうと、只でさえ40代でリタイアしたために支払った保険料が少ないのに、将来の年金受取額が更に減ってしまうことを危惧しているためです。
また、バッファの意味もあります。
セミリタイア生活を1年間した後に、その年の配当益と株式譲渡益がいくらになったかを確認して翌年が厳しそうであれば、全額免除や半額免除といった支払い免除を使って月の生活費を圧縮するという方法を考えています。
セミリタイア後は収入を増やすということが難しいので、最初から免除を行う前提で計画を組むよりは 月の支出を柔軟に減らせるように計画した方がセミリタイア後の生活は安定すると思います。
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