利益が大きくなる程悩ましい問題
投資をしていて悩ましいのが、投資をして損失が出るかもしれないということと、利益が出たとしても税金を払わないといけないということです。
つまり、勝っても負けても金を失うというのが悩ましいところです。
特に税金は勝ってから暫くたって(翌年の3月)支払うことになるので、支払う時にはお金が無くて払えないという人が居たりします。
特に今年は年初のビットコインの暴騰で利益確定して来年高額の税金を払うことになっているけど、現在までのビットコインの暴落に巻き込まれて、損失だらけで税金が払えないという人が出てきそうです。
1度大きく儲けたから次は別の金融商品に投資しようとは中々ならないと思いますので、再度ビットコインに投資して今後は暴落で捕まったという人は結構居そうです。
今回はビットコインではなく、FXですが脱税で告発された人のニュースを見たので、これについて書いていこうと思います。
途中までは良くあるパターン
報道内容としては良くあるもので、FXの所得を一部申告しないで約4000万円を脱税したというものです。
それだけだと、毎年誰かしらやるいつもの事件かと思うんですが、このニュースに気になることが書いてありました。
”知人らには総額6000万円に上る謝礼金を支払っていた。”という部分です。
個人の場合、FXの税金は雑所得扱いになるため税率は所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%の合計20.315%になります。
記事内に記載がありましたが、法人化しているようでしたので800万円まで19%、それ以降は23.2%になります。
記事内では約1億7200万円の所得を隠していたと記載があるので、税額は個人の場合で34,941,800円、法人の場合で39,568,000円になります。
個人にしろ、法人にしろ途轍も無く高いので、税金払いたく無くなる気持ちも分かりますが、謝礼で6000万円払ってたって・・・
税金より高いじゃねーの。
この人はどうも短時間での売買を繰り返すスキャルピングで利益を出していたようで、スキャルピング禁止の口座で取引をしていたので、口座凍結になったみたいです。
そのため、知人の口座で取引を続けて謝礼に6000万円支払っていたそうですが・・
これだけFXの取引で儲けられる人がスキャルピングOKな証券会社を知らなかったとは思えないので、確信犯的に知人の口座で取引して税務署にバレるのを避けたように見えますね。
もう税金を支払い済みのようですが、特に重加算税取られたとか書いていないので延滞税だけ払ったっぽいです。
謝礼も法人の経費にしていたのかもしれませんが、何ともお粗末なことです。
アメリカの超富裕層が税金を合法的に殆ど支払っていないという記事も見たので、余計にそう思いました。
自分の会社の持ち株を担保に低金利で金を借りて、借金が多いから税金が払えないことにするというスキームは流石に金持ちは頭が良いです。
特に貧乏人や小金持ちにはとても真似できなくて、効果絶大なところが。
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