社畜時代は働く期間が延びたことの方がショックだった相場の暴落
FIREして3カ月、相場が良かったのであまり気にしていませんでしたが、FIREした人の生命線は100%自分の資産の状況です。
いわゆる○○ショックと言われるような相場状況になってしまうと、資産の30%~40%、下手すると半分になる可能性もあります。
この辺は頭では理解していますし、FIREを達成するまで何度も食らってきましたが、FIRE後に〇〇ショックを食らった時にどう感じるかは想像がつきません。
社畜時代にリーマンショックを始めとした色々な相場暴落を体験してきましたが、働いていると案外ショックは大きくありません。
しかも感じるショックって、「FIREという目標が遠ざかった」ことに対するショックなんですよね。
資産額が減ることに対してショックを受けているというよりは、働く期間が延びたことに対するショックを受けていたように感じます。
ショックが少ない理由も明確です。
これは給料の範囲内で生活しているので、例え資産が半分になっても生活には影響がないことが分かっているからだと思います。
ちなみに私はリーマンショック時は「絶好の買い時だ。」とはしゃいで買いには行きませんでした。
かと言って「こんなに下がるなら損切りしよう。」とも思いませんでした。
落ちていく株価を見つつ、恐る恐る小出しに買って行く。
そんな対応だったと記憶しています。
働いている時に〇〇ショックが起きても、動揺しないことはこれまでの経験上分かっていますが、FIREして給料が無い今、暴落がきたらどうしようか?
今日はお話しようと思います。
FIRE後にハマる罠にハマりかけている気がする
FIREする前、FIRE後にハマる3つの罠についてお話しました。
FIRE前に考えたことなので、FIREした今どう考えが変わったのか・・・
それとも変わらないのか、もう1度考えてみようと思います。

3つの罠について再度見てみます。
【罠1】ここ数年のパフォーマンスが「通常」だと思っている
【罠2】年率4%のリターンの意味を取り違えている
【罠3】FIREした事実が気を大きくさせる
この3つがFIREする時にハマる3つの罠のようですが、FIRE前は罠1の「ここ数年のパフォーマンスが通常だと思っている」という罠にハマりそうだと予想していました。
FIRE後の私はどうか。
うん。
罠にハマっている気がします。
これまでの経験から通常だとは思っていませんが、安心してしまっているのは確かです。
少なくとも、明日には急落して資産が半分になるかも?
と言った切羽詰まったような考え方はしていません。
せっかくFIREしたのに、資産状況に一喜一憂なんてしていられないので、資産額に対してある程度鈍感になるのは仕方がないのかなと言う気もします。
今日は〇〇万減ったとか、増えたとか毎日気にしていたら、せっかくFIREしたのに心穏やかに暮らせません。
耐えるか?働くか?の嫌な2択
FIRE後に暴落がきたらどうするか。
仕事を辞めた今、対処する方法は多くはありません。
これはもう2択しかないでしょう。
それは「最低限の生活費の分だけ働く」か「働かずに耐える」かの2択です。
さすがにいつまで暴落が続くか分からないのに、普段通りに取り崩すという選択はとれません。
この選択をしたら最後、10年後か、20年後に資金ショートという最悪の形でFIRE生活が終了する可能性があります。

この2択、どちらも辛い選択なのは間違いありません。
働きたくないからFIREしたのに、また働くというのはシンドイですし、暴落に耐えるのも精神的にシンドイです。
肉体的に楽なのは暴落に耐えることで、精神的に楽なのは最小限働くことでしょうね。
私は現状、総資産の約25%ほどが現金です。
そのため、今暴落が来たら、多分「耐える」を選択すると思います。
これが100万円を切って、それでもまだ相場が回復していなければ、渋々働くと思います。
そんなことを考えなくても良いくらい資産が増えていれば良いのですが、FIREしたばかりで暴落があって半分になっても取り崩し可能って程の余裕はありません。
もう少しこの相場のままで・・・
と思ってますが、そんなの関係なくある日突然下がるんでしょうね。
あと3年くらいはこの好調をキープして欲しいものです。
コメント
nekonabeさん おはようございます。はしQです。知らぬ間に有休消化を差し引かなくてもCD300日を切りました。休日も含むので実働は実際はあと200日ほどでしょうか。当方は構成悪せいかこの1週間は下がりっぱなしの気持ちの悪い状況です。そんな中でも毎日チェックだけはしてますが、あたかも、夏休みの朝顔の観察のような気分で見ています。個人的にはあまり好きではなかった「目つきの悪いおばちゃん」が総裁になったので株価には好条件のようで、今週からの切り替えし(=朝顔の咲いた数)に望みをかけています。・・ではまた・・
はしQさん、コメントありがとうございます。
もうリタイアまで1年を切ったんですね。
私は残り1年からがやたらと長く感じましたが、はしQさんはどうでしょうか。
高市さんは本心を隠している感が強いですよね。
多分防衛費目的で増税したいと考えていると思うんですが・・・
金融所得も増税派だったと思います。
自民が過半数取らなければ大人しくしてそうな気もしますが、どうなりますかね。
そろそろ落ちそうだなと思ってる中で上げ続けてますからこれは下げる時にはもう「破裂」では…と心配になります(´・ω・`)
インデックス投信&積立買付という投資のしやすさは、世界中からリスク資産に資金が入り続けるという状況を生み出してるよなあ、と。
資金が入ってくる=買い手が付く以上は値は下げにくいですからね。
これ既にネズミ講と大差なくなってるんではないか…という疑念はあります。
もちろん実体経済の伸長が伴っていればネズミ講ではない訳ですが。サイズ意識して調整(売り)した方がいいかな、という気持ちは高まっています。
しかし、今年前半に現金の比率を増やして心の安定を得たつもりだったのに、既に(実感として)2%どころじゃないインフレが進んでるし別の備えが要るじゃん、というのが最近の考えどころです。
割高にしか見えないんですが現金→金ETFなど、ちょろちょろ増やし始めました。どこまで増やすかはハッキリしてませんけど。
カフェNさん、コメントありがとうございます。
株高の時に下がった金を仕込むのが常道だったんですが、最近は金まで上がっているのでちょいと困りますね。
仮想通貨でも買うか?みたいな感じになってきました。
私は今のところ新NISAの買い付けと、S&P500を少し買うくらいで他に買い進めているものはありません。
今ならクラッシュしても残りキャッシュで10年くらいは耐えられそうですが、できればヤキモキせずに過ごしたいところです。
あと何年かこの相場なら、最悪半分になっても生活できるかなという気分にもなりそうなので、しばらくキープして欲しいです。
こんにちは仙堂です。
FIREしてからの暴落はきついですね。
私は2回経験しました。
1回目はコロナです。
2回目はプーチンのウクライナ侵攻です。
3回目はトランプの関税ショックです。
細かいのでは、植田ショック(日銀の利上げ)と石破ショック(ちょうど1年前)がありましたね。これらも結構下がりました。
ここ何年かで、ショックといわれる暴落が何回もありましたが、ある程度待ってたらそれ以上に回復してます。
これから予想できるのが、日銀の利上げとFOMCの利下げで円高ドル安による株価低下でしょう。
FIREして何年か過ぎると、FIREを始めた日(X day)の資産額を大幅に上回ってきたので、少々のショックが来ても「X dayより増えてる」と安心して見てられます。毎日、毎週、毎月の変動も「増えた! 減った!」と、マイナス時における負の感情さえも楽しめるようになりました。
nekonabeさんも、早くそうなりますように。
仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
チャイナショックとかもありましたよね。
働いていると短期的な下落はあまり気になりませんが、FIREした後にコロナの時の下がり方は嫌ですね。
すぐ戻ったので良かったですけど、急落すると心臓がキュッとなりそうです。
そうですね。私もFIRE後に増えると思ってFIREしているので暫く増えてくれないと困りますw
資産が一定ラインを超えると、暴落があっても大丈夫かっていう気にもなると思います。
1.5億くらいまではこのまま行ってくれないかなと思って相場を見てますね。
リーマンショックを知る世代としてはFIREするなら暴落に備えて現金20〜30%あった方が気持ち的に楽ですね。数十億円以上の資産があれば現金10%以下でも大丈夫そう。
ななしさん、コメントありがとうございます。
25%現金と言いつつ、この後新NISAを埋めていくと1200万くらい使うので、現金比率は減る予定です。