日本は無駄に失業率が低い
日本は失業率が低い国と言われています。
7月30日発表の労働力調査の結果では、日本の完全失業率は2.5%です。
一般的に完全失業率が3%程度だと「完全雇用」と言われているので、そう考えると日本は完全雇用を達成しているということになります。
正直、完全失業率の算出方法には疑問があります。
完全失業率は労働力人口のうち、完全失業者が占める割合を算出したものなので、完全失業者でなければ、この計算式の中に入ってきません。
そして、完全失業者の定義は職がなく、求職活動をしている人が対象です。
もう1度言います。
求職活動をしている人です。
つまり、ハローワークに行っていないと、完全失業者の中に入ってきません。
働く気がないニート諸兄たちは完全失業者の中に含まれないということです。
完全に失業しているのに完全失業者に含まれないという謎の状況ですが、行政側でもどれくらい働く気の無い無職の人数を把握できないからでしょう。
完全雇用が達成されているということは、その分国民の殆どが徴税の網にかかっているという訳で、日本の労働地獄からの脱出困難さがうかがえます。
今日は失業者だけど、数字で出てこないニートたちのお話です。
世界レベルで見れば働いていない人は多い
何でまたニートの話をしたのかというと、ニート関連の衝撃的なニュースを見たせいです。
若者5人に1人がニート国際労働機関、将来不安高まるという記事を見ました。
2023年に世界の15~24歳の20.4%が就業や就学をせず職業訓練も受けていない「ニート」だったそうで、世界の若者は5人に1人はニートということになります。
若者のニートのうち、女性の割合は28.1%と男性の13.1%に比べ2倍以上。
23年の失業者数は約6490万人で、失業率は13.0%だったようで、失業率も世界ではまちまちですが、OECDでは2%~12%くらいの失業率なので、だいたい均すとスペインくらい働いていないようですね。
そう考えれば世界の人の1割は働いていないのです。
若いと2割、年とっても1割は働いていない。
働きたくないというのは、世界で見てもそんなに珍しい事象ではないようです。
そう考えれば、別に働かんでもそんなに珍しいことじゃないという気にもなります。
無職はともだち、こわくないよ
私はFIRE後は失業給付を貰うつもりなので、退職後に即ハローワークに行って手続きするつもりです。
そうなるとFIRE後も失業給付を貰っている間は、完全失業者にカウントされることになり、日本の失業率悪化に寄与することになります。
ただその期間はそんなに長くなりません。
給付期間が終われば、求職活動なんて用はなくなりますので、完全失業者からは見えない無職になります。
しかし特に不安はありません。
世界中には1割~2割も働いていない強敵がいると思えば、怖いことはありません。
無職は友達、怖くないよ。
粛々と日本の労働市場から退場して透明人間になろうと思います。
コメント
働かなくても生きていけるのならそれは失業じゃないもんな
ういこさん、コメントありがとうございます。
そうですね。金が無くなって求職活動しなければ失業者じゃありません。
FIRE後は失業者じゃないパーフェクト無職ですね。