今週は事件が多すぎる一週間でした
先週は青の平行チャネルの下限を上抜けてくるようであれば買い方針としていました。
これまでの介入後のドル円の動きを見る限り、あまり積極的に売りには行きたくなかったですし、ユーロ圏の重要指標発表が多い週で社畜の身では相場に貼り付けないので、二重の意味で取引は自重していました。
それが功を奏して、トランプ発言による円高急伸は回避できました。
というか、まだトランプ氏は大統領じゃないんですが、もう市場では大統領のつもりで動いてますね。
その後も、半導体株の急落や、大規模なシステム障害が立て続けに起こったので、入るに入れなくなってしまったので、結局今週は取引はしませんでした。
こんな写真撮られたら、アメリカ人なんて「USA!USA!」って大騒ぎしてそのままトランプ氏で確定でしょう。
もうバイデン大統領なんてみんな忘れてんじゃないの?
とにかくイベントが多すぎて、取引にいけませんでした。
今週は取引ゼロです。
休むも相場ってことで。
2024年7月15日週の利回りとドル需要について
7月15日週のアメリカ10年国債利回りの動き
アメリカ10年国債利回りは週初4.23%、週末4.21%でした。
最も高かったのが7月15日20時台と19日22時台の4.24%、最も低かったのが7月18日4時台の4.14%です。
先週は横ばいからやや弱い動きを想定していたので、ほぼ想定どおりの動きとなりました。
4.2%近辺での動きを想定しており、一時4.1%台での動きがありましたが、週末にかけて4.2%に近づき、4.24%で引けています。
MACDは先週のデッドクロスから続く下落傾向が17日まで続き、17日以降は少し上向きになってそのまま引けています。
RSIも17日までは下落傾向それ以降は上昇傾向で引けています。
ストキャスティクスは16日まで下落傾向で、それ以降はゴールデンクロスを伴う上昇傾向です。
チャートを見る限りは短期的な上昇局面に見えます。
週足のMACDはまだまだ下落傾向が続いています。ただRSIとストキャスティクスは戻してきているので、来週も4.2%近辺での推移、横ばいからやや上昇程度の動きを想定しておこうと思います。
日本国債10年物の利回りは週初1.05%、週末1.03%でした。
先週は横ばいからやや下落傾向を想定していたので、1%を割り込む場面があったのがやや予想外でしたが、ほぼ想定どおりの動きになりました。
MACDは緩やかな下落傾向です。
RSIとストキャスティクスは16日まで下落傾向、それ以降は緩やかな上昇傾向で引けています。
月末の金融政策決定会合までは、大きな動きは無いと思われるため、来週も1%を底にした横ばいから弱い下落傾向が続くのではないかと思います。
7月15日週のドルインデックスの動き
ドルインデックスは週初104.08で、週末104.36でした。
最も高かったのが7月16日22時台の104.51、最も低かったのが7月18日9時台の103.65です。
先週は横ばい傾向を想定していましたので、概ね想定どおりでしたがインジケーターどおり素直に下げてきたのが予想外の動きでした。
4月9日に付けた底値である103.88を割り込んで103.65を付ける場面がありました。
ただ結局103.6辺りで下げ止まり、104台に戻してきているので103台後半が底として機能していそうです。
MACDは下落傾向、17日以降は緩やかな上昇傾向に転じています。
RSIとストキャスティクスも17日までは下落傾向で、それ以降は上昇傾向で引けています。
底打ちから目安の104.7に近づいていく動きを想定しようと思いますが、MACDが緩やかな動きのため、来週は横ばいからやや上昇程度の動きを想定しておこうと思います。
VIXは上昇して16.51で引けています。
19日の17時台に付けた10.62が最も低く、20日の2時台に付けた17.19が最も高い水準です。
まだまだ低い水準ではありますが、警戒感は上昇してきています。
NYダウ平均株価は週初40,222ドル、週末40,287ドル
先週末比プラス286ドル、0.72%の上昇となり、5月20日以来の青の平行チャネルに戻ってくる場面がありました。
結果的にはプラスでしたが、一時41,376ドルまで上昇した後に急落したので、なぜか損した気分になる1週間でした。
急落の原因は半導体株の急落に加えて、翌日の大規模なシステム障害ですね。
2段階ブーストで下がりました。
半導体株の急落はアメリカの対中半導体規制でさらに厳しいルールを検討しているというニュースで半導体株が急落しています。
テック株中心に投資している人はかなり資産が減ったんじゃないでしょうか。
先週は株価は4万ドル付近で足踏みすると踏んでいましたが、結果的には4万ドル付近で引けましたが、想定どおりとはいえない動きでした。
青の平行チャネルの下限を上抜けたことも想定外ですし、こんなにボラティリティが高くなるとは思っていませんでした。
MACDは18日まで上昇傾向、それ以降は少し垂れて引けています。
RSIとストキャスティクスは17日までは上昇傾向、それ以降は急落して右肩下がりの下落傾向です。
ドルインデックスは横ばいからやや上昇を想定しているので、チャートと合わせて株価も軟調に推移するのではないでしょうか。
2024年7月22日週のドル円取引について
7月22日週の10年物金利とドルインデックスは横ばいからやや上昇傾向で推移する前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。
ドル円を動かしそうな経済指標は、7月23日の23時に中古住宅販売件数、7月24日の22時45分にPMI、23時に新築住宅販売件数、7月25日の21時30分に実質GDPと個人消費、耐久財受注、7月26日の21時30分に個人所得とPCEデフレータの発表があります。
重要なのはPMIですね。
個人的には26日の8時30分に東京の消費者物価指数が発表されるのでこれにも注目しています。
MACDは引き続き下落傾向で綺麗な右肩下がりです。
RSIは全体的に横ばいですが17日に落ち込みまた元に戻る動きとなっています。
ストキャスティクスは17日まで下落傾向、それ以降は上昇傾向に転じてそのまま引けています。
ストキャスティクスは上昇の過程でゴールデンクロスを形成してゴールデンクロス形成後は横ばい気味の推移で引けています。
MACDが右肩下がりのチャートなので、チャートを見る限りは弱そうです。
今週の弱さは為替介入による一発ものの相場ではなく、(恐らく)次期大統領の発言やニュースによる下落相場なのでトレンドの転換か見極める必要があります。
特にトランプ元大統領がドル安志向で、日本ももう少し円高にしたいと考えているので、思惑が一致しているのが嫌なところです。
まだ大統領では無いですが、相場に事実は重要じゃありませんからね。
思惑だけで動きます。
あんな事件が起きたらまずトランプ氏で決まりと市場関係者は考えるでしょうから、今後はドル安政策するだろうと考えるでしょうし、日本も利上げして金利差は縮小していくと見るはずです。
150円を割り込むようなら明確なトレンド転換と見れるんですが、150円台後半の推移だとまだ、一時的なトレンドかの判断はつけ辛いですね。
ただ、短期的には下落傾向になると思いますので、158円台に入ったらぼちぼち売っていく方針で考えておこうと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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