準備している時の方が本番より楽しい?
旅行やお祭りの前の準備や計画段階が本番の旅行やお祭りより楽しいという人が居ます。
私の感覚では学生時代の文化祭の準備とかは本番より面白かったと思いますが、旅行とかはそうでもないです。
私が旅行に行く際は、厳密にどこを見に行くという計画を決めずに行きたいところは現地についてから決めるのがその理由です。
事前に準備したりしないので、準備の方が楽しいという状態にならないということです。
何でこんな話をし始めたのかというと、ふとFIREも計画段階の方が一番楽しいなんてことは無いよねと思ったので、今日はFIREは計画段階の方が面白いのかについて考えていこうと思います。
私はちょうどFIRE直前の段階でFIRE計画も大詰めな段階なので、実はFIREは計画中の方が楽しいなんて結論になったら目も当てられないので一応考えておくべきでしょうね。
FIREは計画段階の方が楽しいのか?
旅行やお祭りの準備段階の方が本番より楽しいというのは何故かという点から考えてみようと思います。
これまでの経験から準備段階の方が本番より楽しいのは、本番で起きることを事前に想像したり、体験したりしているからだと思います。
旅行なら旅行先の情報を調べて、観光地の情報や見どころを事前に確認するでしょうし、文化祭なら本番の準備段階で、本番の文化祭で実行することを事前に練習するでしょう。
つまり、本番で行うことを事前に実行済みなので、本番は準備段階の焼き直しにしかならないのでそれ程面白く感じないということです。
で・・・
FIREになるとどうなるか?
FIREは実践あるのみ。
FIREの計画は、そのほとんどがお金についての計画になります。
毎月いくら投資に回して、どんな資産を買い付けて、どうなったら決済するかを決めていきます。
こう動いたら、こうしようという想定は立てますが、これが面白いのかという問題はあります。
私はどちらかと言えば好きな作業ですが、資産計画についてはFIRE前だろうとFIRE後だろうと考えなくてはならない物なので、計画段階の方が楽しいということは無いでしょう。
資産計画以外の生活面でも、計画を立てることはできます。
やりたいことが明確に決まっていれば、やりたいことをどう進めていくか考えることもできますし、私の旅行の計画のように、実際FIREしてから何をやるか決めるということもできるでしょう。
ただ、FIREした後にどうしようか考えるのは楽しいかもしれません。
実際私もFIRE実行1年前になったら「やりたいことリスト」を作ろうと思っています。
FIREしたらコレをしようとかアレをしようとか色々考えるのは、旅行やお祭りの準備段階のようなワクワク感を感じられるかもしれませんね。
ここまでは旅行の計画と似たようなもので、実際の観光地を見たり体験はしていないけど、空想の中でFIRE後の生活をアレコレ想像することはできるでしょう。
ただ、実際に体験はできません。
FIREしてからやりたいことを考えるのであれば、それは当然「週5日フルタイムで働く社畜ではできないほど時間をかけてやること。」になるでしょう。
1週間くらいなら社畜でも休暇を取れるので、実際は1カ月以上の時間を使って行うことになると思います。
長期間かけて行う旅行なんかが単純に思いつきます。
考えている間は楽しいでしょう。準備段階である程度調べることになり想像の中では何度も旅行することになるでしょうね。
そうなると、いざ実際に旅行した時は準備段階の追体験ということになります。
やりたいことにフォーカスした場合は、「計画>本番」になる可能性もあるでしょうね。
ただやりたいことの想像と合わせて、「やりたくないことリスト」も作るつもりです。
これはやりたくないことを言語化して書き出すという作業なので、楽しいものではないでしょう。
何しろ今の不満を書き出すわけです。
そして恐らく、この不満を解消するためには社畜を辞めるしかありません。
そういった意味では、やりたくないことを実現するためにFIREすると考えた場合、FIREは達成しないと楽しく無いということになるでしょうね。
私はやりたくないことをやらないためにFIREするので、計画だけでは満足できないでしょう。
想像だけでは、ただの現実逃避です。
実践することに意味があります。
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