子供部屋おじさんは優しいノンフィクション
月収13万円でも貯金200万円、実家暮らしを満喫する40代“子供部屋おじさん”のリアルという記事を見ました。
私は子供部屋おじさんという言葉にそこまでネガティブな印象ありません。
ニートになりたいと言っているくらいなので、一応働いている子供部屋おじさんも別に否定はしません。
ちなみに就職してから3年、25歳くらいまでは実家から仕事に通っていたことがあるので、そういった意味では私も子供部屋おじさん経験者です。
おじさんって言うほど長居してないので、子供部屋お兄さんくらいですかね。
圧倒的な貯金力の子供部屋おじさん
子供部屋おじさんになり易いのは2つのパターンがあると思います。
1つは、フリーターや派遣社員で1人暮らしするには収入が少ないというパターン、もう1つは実家が都内とか都内近郊にあって実家から通勤可能なパターンです。
私は後者のパターンで、就職してから貯金が貯まるまで実家から出勤していました。
会社借り上げのマンションや社員寮もあったんですが、通勤2時間以内で通える範囲に実家があると、遠方から上京してきた人優先になってしまいます。
結局、あまり良い立地や間取りのマンションがなかったので、実家からの通勤になりました。
社員寮は選択肢的に無いです。
好き好んで上司と同僚しか住んでいない集合住宅に住みたい人など居ません。
そんなわけで子供部屋おじさん生活で3年ほど社畜をしました。
ある程度貯金ができてから職場の近くに引っ越して1人暮らしを始めるわけですが、その際に思ったのが「子供部屋おじさんの貯金力の凄まじさ」です。
子供部屋おじさんのままFIREした人も居るくらいなので、とにかく金だけは貯まります。
私は3年くらい体験しましたが、1年で400万円くらい貯まります。
今この状態なら倍は貯まるでしょう。
生活費が殆ど0なこともあって貯金はマッハのスピードで貯まります。
預金額がとにかく増えるので、遊んでいる金を投資に回そうと考えることもできます。
若い時に投資を始めるという好判断ができたのも子供部屋おじさんのメリットだと思います。
ただお金は貯まるけど、仕事が忙し過ぎて通勤が苦痛になりました。
職場の近くに引っ越さないと寝不足で死ぬかもしれないと思ったので、この圧倒的貯金力の子供部屋おじさん生活も3年であえなく終了しました。
もし、定時帰りできる職場だったらそのまま子供部屋おじさん生活を続けて、30代でFIREしていたかもしれません。
記事にあったのはほぼセミリタイアのこどおじ
記事にあったのは前者のパターンです。
日雇い労働で月に13万円ほど稼いでいる子供部屋おじさん生活をしている人です。
働きたい時に働いて、家賃0、食費、光熱費、携帯代も支払ってもらっているうらやましい生活です。
両親が小言を言わなければ、最高でしょうね。
生活っぷりはニートと社畜の間くらいの感じですね。
フルタイムではなく、好きな時に働く・・
もはやセミリタイアしていると言っても良いくらいです。
小遣いが多いニートみたいな感じでしょうか。
ニートとは違い既に働いているため、親から「働け」と言われないのがニートと違って実家で生活しやすい原因なのかもしれません。
ニートと同様、両親が健在ならという注釈が付く期間限定のセミリタイアですけど。
自分以外の理由で生活が破綻する可能性があるセミリタイアは、私の認識ではリタイアとは言い難いです。
病気等の理由が無ければ、自分より早く居なくなる両親の存在を前提としたセミリタイアはあまりにリスキーです。
この人はリタイアしようとしている訳ではありませんが、40代の子供部屋おじさん生活だと両親の年齢的にも終わりは近そうです。
ガチャ回して貯金が200万程度しかないようですが、今の生活の終わりが近いことを意識して、両親不在でも成立するセミリタイア生活にシフトさせることを考えた方が良いと思います。
まずはガチャは止めて、収入は全額投資に回すくらいでいいと思います。
生活を考えずに全力でリスクを取りに行けるのも、子供部屋おじさんのメリットなのかもしれません。
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