FIREまではあんなに悩んだ割に、今は考えないこと
FIREする前は物凄い気になっていたことが、FIREした後だと昔はこんなこともあったな程度の感覚になるものがあります。
FIREする前、特に会社にまだ辞意を伝える前は「本当に辞めても大丈夫か?」という部分で物凄く悩みます。
多分誰でも悩むと思います。
これは金額によらず1,000万円でリタイアする人でも、1億円でリタイアする人でも葛藤することになるでしょう。
多分この額が10億円になっても、いざ辞めるとなったら悩むはずです。

この葛藤は「時間か?お金か?」どっちを優先するか悩んでいるんだと思います。
職場の居心地とか、キャリアパスのような枝葉の話で悩むことはないでしょう。
早く辞めて自由になりたい。
けど、お金が足りるかな?(多分足りるはず)という葛藤です。
そしてしつこいくらいに生活費のシミュレーションをして、概ね問題ないなと思ったら、清水の舞台から飛び降りる気持ちでリタイアします。
あんなにビクビクしながら辞めたにも関わらず、辞めると言った後は平穏そのものです。
あの葛藤の時間は何だったのか?
そう思ってしまうくらいにはFIRE後にお金のことを考える時間は少なくなりました。
超絶大嫌いだから辞めるってものでも無いと思う
何でこんなに悩むのかと考えると、それはFIREして毎月の定期的な収入がなくなることを恐れているという部分も大きいと思いますが、実は「別に辞めなくても、それほど苦痛ではないから」というのも大きいのではないかと思います。
だって、「辞めなきゃ死ぬかも」と思っていたら脇目も振らずに辞めるはずです。
それは最早緊急避難のようなものです。
逃げなきゃ、殺されるなんて状況だったら葛藤なんてしないはずです。

辞めようかな~、でももうちょっと稼ごうかな~という葛藤が出てくる段階で仕事はそれ程苦痛ではないと考えている証明にもなっています。
そもそも緊急避難が必要なくらい苦痛だったら、40年も50年も働けないので当たり前です。
ただ、今すぐ逃げ出したいと思うほど苦痛ではなく、何かずっとじんわり不快という気分になるのが「社畜」というものなのでしょう。
このじんわりした不快な気分をお金に換えているってことですね。
最初の気持ちがきっと君の本音だw
このじんわりと不快な気分になるのも、就職する時にふんわりとした気持ちで決めていることもあるんでしょうね。
20歳かそこらの人間に、今から65歳まで働きたいと思える企業や業種を選べと言って選べる人間なんていないでしょう。
というより、就職する時は「働きたくねぇ」と思ってる人が大半なのでは?
働くのが楽しみとか、ここで死ぬまで働きたいとか思っている人なんていないでしょう。
働きたくないけど、給料が高くて、休みが多くて、福利厚生が充実している会社で働きたい程度の感覚で就職先を決めているでしょうし、業種をある程度絞って、コレがやりたいと思って就職したとしても、うん十年と働く社畜はそんなちょっとやりたい程度の感覚はあっという間に吹き飛ばしてしまうでしょう。
つまり・・・
学生の頃に思った「働きたくない」ってのが本音なんですよ。
働きたくないからFIREする。
それしかこの不快感を無くすことはできません。
だからFIREした後は、すっきりしていますし、何で働くことを天秤にかけていたんだろうと疑問に感じるのでしょうね。


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