FIRE計画上ではこんなに使わない想定だった食費がどんどん増えている
FIREまで残り69日になりました。
FIREが近づいてきて気になるのが、最近の物価上昇です。
私は食料品を買う際は、ある程度まとめ買いすることで、余計な物を買わないように気を付けています。

ですが、以前は1回当たり3,000~4,000円くらいだった買い物が1回5,000円を超えることも増えてきて、物価上昇をビシバシ感じます。
食費増えてきたな。増えてきたなと、ここ数年ずっと思っている気がしますね。
特に米は高いです。
家に居る時の昼食は納豆ご飯とみそ汁がテンプレートの私としては、FIRE後に家に居る時間が増えると米の消費量が増えそうなのが嫌な感じです。

家計簿を確認する限り、以前は死守する金額だった食費3万円も超える月が増えてきています。
ここ半年間で食費が3万円を超えた月は4回もあります。
さすがに4万円は超えませんが、以前だったら考えられない水準です。
FIRE後も食費だけは減らないので、なんとかして欲しいところです。
グラフで見るとエグイ物価上昇
物価上昇は私の嗜好が変わって、支出が増えた訳ではなく全国的なものです。
実際、4月18日に前年比の全国消費者物価指数の発表がありましたが、市場予想3.7%に対して結果は3.6%と、相変わらず3%超えの高いインフレ率です。
総務省統計局が発表した2020年に対する消費者物価指数を確認すると、2020年を100として、2024年度は109.5です。
約10%の上昇、食費は約9%の上昇です。

2021年から急角度で物価が上昇しているのが分かります。
日本はバブル期でも、インフレ率は2~3%と物価は意外と上がっていません。
これだけ高インフレだったのは1980年頃まで遡る必要があります。
1980年台と違って、今はアホみたいに高い税金に加えて、物価上昇、ショボい給料という3重苦の状況です。
FIREすると、収入が無くなるので税金は安くなりますし、給料は貰えないので3重苦のうち2つはほぼ無効化されます。
ただ、FIREした後でも物価上昇だけはどうにもなりません。
単純に物価が8%減る良い案ですが、やれんのか?
当たり前ですが、この物価上昇はFIREした人間だけに影響するわけじゃありません。
日本で物を買って消費する人は全員対象です。
物価上昇の影響を一番受けるのは年金世代でしょうね。
額が確定したら、一定額の年金しか貰えない年金世代は、収入は一定だけど支出が増えるといった状況になり易いです。
一応、年金額もマクロ経済スライドで支給額の上昇がありますが、インフレ率以下の上昇に調整されてしまいます。
年金は2025年度は2.7%増になりますが、物価上昇率が3.6%なので0.9%分は実質減ということです。
オッサンはまだ40代で年金受給するまで20年以上ありますが、FIREすると実質引退した世代と同じ条件になります。
年金がないだけで、貯蓄や資産を取り崩して生活するのは同じです。

立憲民主党が消費税の負担軽減策として「食料品の税率をゼロ」、中長期的には「給付つき税額控除(キャッシュバック)」を目指しているそうです。
民主党と言われると、2009年から2011年の地獄の株価を思い出します。
良いこと言ってるけど、結局駄目なパターンをどうしても想像してしまいますが、案的には悪くありません。
時限的とかケチなことを言わないで、食料品は恒久的にゼロにして欲しいところです。
この案も一番、恩恵がありそうなのは年金世代とFIREした人でしょう。
減税のバーターで増税されて、時限措置が終了しても増税分はそのまま残るといったいつものパターンが想定されます。
増税されても、そもそも労働収入がない年金世代とFIREした人はダメージがないので、恩恵のみを受けられるって訳ですね。
今日(22日)に「取りまとめ案」が出てくるそうなので、どういった案になるのか期待したいところです。
個人的には政府の出す氷河期世代向けの家計改善、資産形成支援策の方にも期待したいところですね。

正直、就業支援なんて40~50のオッサン、オバサンには今更意味がないので、家計改善と資産形成支援策に力を入れて欲しいもんですね。

でも、資産形成支援とか言われると、何か不安がありますね。
最近もプラチナNISAとか言う、老人はめ込むアホな制度が出てきていましたし、
氷河期NISAとか作り出さないか不安ではあります。
氷河期世代は年100万円くらい国が代わりに積み立ててくれないかな。
氷河期世代にナマポを渡すものかという執念は感じますが、働いていようが、働いていなかろうが、恩恵のある支援であって欲しいですね。
食料品の税率ゼロ+氷河期向けの支援策でヌルヌルのFIRE生活スタートとして欲しいものです。
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