高低差で一体何人やられたのか心配になる1週間
先週は基本売り方針、146円台半ばを割り込んでいくなら売りでついていくというのを方針としていました。

取引は7日の起床後に売り、日本の経常収支(予想39,500億円、結果40,607億円)、貿易収支(予想5,380億円、結果7,129億円)の発表前に損切りしています。(青丸部分)
8日の帰宅後に再度売り、10日の就寝前に決済しています。(橙丸部分)
10日の消費者物価指数(前月比予想0.1%、結果-0.1%、コア前月比予想0.3%、結果0.1%、前年比予想2.6%、結果2.4%、コア前年比予想3.0%、結果2.8%)の発表後に売り、11日のミシガン大学消費者信頼感指数(予想54.2、結果50.8)の発表前に決済しています。(紫丸部分)

2勝1敗で約90pips程度のプラスと言う結果になりました。
ジェットコースター過ぎて心臓に悪い1週間でした。
2025年4月7日週の10年国債利回りとドル需要について
4月7日週のアメリカ10年国債利回りの動き
アメリカ10年国債利回りは週初3.89%、週末4.49%でした。
最も高かったのが4月12日0時台の4.59%、最も低かったのが4月7日16時台の3.88%です。
先週は横ばいからやや下落傾向を想定していました。
株価の軟調と、節目の4%が機能すると思っていたのですが、関税政策の問題でアメリカ自体の信用問題になったので、株安、債券安で金利は上昇しています。
普通は株安なら債券高になるんですが、先週の状況を見ていたら、アメリカへの投資は止めておこうかなと投資家が考えるのも当然です。
MACDはゴールデンクロスを伴う鋭角の上昇傾向、RSIも綺麗に右肩上がりです。
ストキャスティクスも上昇傾向で引けています。
先週とは完全に逆の形になって非常に落ち着きがありません。
こうなるとテクニカルはあんまり意味がないかもしれませんが、手がかりが無いのもキツイので、チャート上は上昇傾向であることは頭に入れておこうと思います。
関税問題は完全に解決していませんが、中国との協議も始まりますし、しばらく小康状態になりそうなので、株価は比較的堅調に推移しそうです。
来週の10年国債利回りは横ばいからやや上昇傾向を想定しておこうと思います。

日本国債10年物の利回りは、週初1.05%、週末1.30%でした。
先週はチャートと、株価の動きから横ばいからやや下落傾向になる想定をしていました。
トランプ大統領の発言で大ブレの1週間だったので、推測していてもあまり意味がない週になりましたが、月曜日に大きく下げた後、金曜日にかけて戻していき1.3%で引けています。
MACDは下落傾向でその後横ばいの推移で引けています。
RSIとストキャスティクスは上昇傾向、週末にかけてやや垂れて引けています。
関税問題も先週で一旦ある程度の方向性ができたので、株価も復調していくと思います。金利も緩やかに上昇していくと思います。
中国も付き合うのを止めてくれたので、来週は今より悪い状況にはならないでしょう。
とりあえず、株価とチャートの状況から10年国債利回りは横ばいからやや下落傾向を想定しておこうと思います。
ただ、トランプ大統領の発言1つでひっくり返される可能性もあるので、予想が付きにくいところです。
4月7日週のドルインデックスの動き
ドルインデックスは週初103.06、週末99.78でした。
最も高かったのが4月8日6時台の103.54、最も低かったのが4月11日17時台の99.01です。
先週は株価の下落傾向は変わらないという想定だったこともあり、ドルインデックスもドルインデックスは横ばいからやや下落傾向を想定していました。
だいたい想定どおりでしたが、予想以上にドルが売り込まれたといった印象です。
まぁ、あれだけ暴れ回ればドルを手放したくなるのも分からなくもありません。

トランプのディールはイカレていることを理解させることが第一歩のようなので、既に一歩目は終わったと思います。
MACDは9日までは横ばい、それ以降は急落して引けています。
RSIは週を通じて下落傾向、ストキャスティクスも下落傾向で週末にかけて少し戻して引けています。
株価は戻してきそうですし、ドルインデックスも急に下落し過ぎた感があるので、来週のドルインデックスは横ばいからやや上昇傾向を想定しておこうと思います。

VIXはまだ恐慌状態でしたが、市場も落ち着きを取り戻してきたようです。
週末の37.55で引けています。
週初60.13、週末37.55です。
4月10日の4時台に付けた31.90が最も低く、週初に付けた60.13が最も高い水準です。
対中の関税問題で大ブレしましたが、関税発動を90日延期したことと中国とも関税の交渉を始めることになったので、恐慌状態も今週がピークでしょうね。

NYダウ平均株価は週初37,879ドル、週末40,212ドル、先週末比プラス1,897ドル、4.95%の上昇でした。
株価は下がる想定でした。
36,000ドルを割り込むかもしれないと思っていましたが、4万ドルを回復して引けています。
MACDは8日以降は上昇傾向、RSIとストキャスティクスも同様に8日以降は上昇傾向です。
来週からアメリカ大型株の決算発表が始まるので、波乱があるかもしれませんが、来週の株価は堅調に推移する想定で、41,000ドル台の回復を目指すことになりそうです。
2025年4月14日週のドル円取引について
4月14日週の10年物国債金利とドルインデックスは、横ばいからやや上昇傾向で推移する前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。
ドル円を動かしそうな経済指標は、4月16日の21時30分に小売売上高、22時15分に鉱工業生産指数と設備稼働率、4月17日の21時30分にフィラデルフィア連銀景況指数、4月18日の8時50分に日本の消費者物価指数の発表があります。
来週重要なのは16日の小売売上高です。
関税問題があるので、貿易関連の指標の発表も一応警戒しておいた方が良いと思います。
14日に中国の貿易収支、15日の21時30分にアメリカの輸出物価指数、17日の8時50分に日本の週間ベース貿易収支の発表があります。

MACDは右肩下がりの下落傾向、RSIとストキャスティクスは上下動を繰り返しつつ週末にかけては下落傾向で、週末にかけて下落したまま引けています。
チャートを見る限りはまだ下げそうです。
先週あっさり24年8月に付けた144円前半の節目を割り込んでしまいました。
24年9月に付けた142.0円が節目になりますが、ここを割り込むと同9月の139.5円が節目になりそうです。
株価は復調する想定で、関税問題が進展したことでドルに資金が戻ってくれば円安傾向に振れる可能性もあります。
チャートだけ見ると円高方向に進みそうです。
株価とドルインデックスも戻る想定としているので、円安要素もあります。
正直、今の相場では何が起きるか予想が付かないので、来週は取引をお休みしようと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
コメント