FIRE直前に、FIREを失敗させようとする極大の地雷

爆発する FIRE前
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FIREまでとうとう残り2桁台に突入!

FIREまで残り98日となりました。
とうとう2桁突入です。

ちなみに2桁突入の実感は全然ありません。
これだけ毎日指折り数えて楽しみにしていると、3桁から2桁に変わる瞬間も見ているので、「おぉ~ようやく100日切ったか。」という感動しかありません。

結局100日切ってもまだ会社に行くことには変わらないので、生活には何の変化もありませんからね。
FIREしている実感が湧くのは、実際に会社に行かなくなるまではきっとないでしょう。

今日は私のFIREまで100日切ったよ記念をぶち壊しにする恐怖のニュースのお話です。

これまでの苦労をぶち壊しにする恐ろしいニュース

ようやくFIRE直前という状況まで漕ぎつけたのに、これまでの努力をあざ笑うかのようなニュースがありました。

それが、楽天証券でフィッシング詐欺が大量発生しているというニュースです。

楽天証券が注意喚起 フィッシング詐欺で不正ログイン…勝手に株取引をされる事案が多発|日テレNEWS NNN
楽天証券は顧客に対し、フィッシング詐欺により不正にログインされ、勝手に株取引をされる事案が多発しているとして、ホームページ上で注意喚起しました。

どうやら、出金できないので持ち株全決済した上で、中国のクソ株を全力買いするという傍迷惑な行為が行われているようです。

賭博破戒録カイジ 13巻 126話から引用

FIRE直前にこんな凶悪な事件を起こさないで欲しいもんです。
FIREするためにコツコツ資産形成してきたのに、持ち株をクソ株に変えられるなんて実際やられたら立ち直れません。

FIREする人間にとっては、命の次に大事な種銭に直接ダメージを与える行為です。
これまでFIREのために準備していた年単位の時間をドブに捨てる鬼畜の所業です。

凶悪コンボ、持ち株全決済からの中国クソ株全力買い

証券会社の出金口座はあらかじめ設定した銀行口座になるので、フィッシングで引っかかって証券会社にログインされてしまったとしても、出金はまず不可能です。

出金口座の変更は可能ですが、実際変更する場合、メールアドレスと連絡先電話番号を変更した後に出金する銀行口座を変更する必要があります。

しかも銀行口座の名義は証券口座と同名じゃないと駄目なので、偽名で銀行口座を作った上で、登録情報の変更を相手に気付かせないようにしないといけません。

ですが、そんなことは不可能です。
ログイン時にメールで通知されますし、メールアドレスを変更すれば、登録情報変更のメールが送付されます。
当然、出金口座を変更してもメール通知されますので、この全てに気付かないなんて投資家はまず居ないでしょう。

積立は自動設定していて、メールは一切見ないという人くらいですかね。
ですが、大事なお金を投資しているのに全く証券口座を確認しないなんて人は稀でしょう。

単純に出金するのはほぼ不可能なので、問題はありません。
問題なのは、持ち株を全部決済して中国のクソ株を全力買いするという行為です。
これがエグイです。

ネット上の情報ではアンバー・ヒル・フィナンシャル・ホールディングス(00033)が勝手に買われたらしいです。

まぁ何を買われたにしろ証券会社からすれば、あなたが持ち株を処分して中国株を全力買いしたのか、フィッシング詐欺師が不正ログインして、持ち株を処分して中国株を全力買いしたのかが分からないということです。

この取引を自分でしていないことが証明できなければ、証券会社も「あなたが取引して大損したんでしょう?」と言うだけでしょうね。
自分でやった取引でもないのに、損失が保証されないというのが、非常に不味いです。

しかも、特定口座なら持ち株の全決済時に税金もキッチリ取られているでしょうね。
こっちも返金されないでしょうから、1粒で2度痛いです。

ワシは何もしてないという奴に限って何かしているパターン

あまりに恐ろしいニュースに即、楽天証券とSBI証券の設定を変更しました。
ログインする際の追加認証が面倒くさいですが、お金には代えられません。

ただ、このニュースで気になるのは以下の内容です。
「5人の不正アクセスを受けた人を取材したけど、全員がフィッシング詐欺には引っかかっていないと主張した」という部分です。

メールのリンクからアクセスしたことが無いと言っている人もいるのが嫌な部分です。

だいたいの場合、こういうのは「何にもしてないけど壊れた」って言う人と同じです。
もし証券会社に問題があるなら、もっと影響は大きいはずです。
あまりに被害者が限定的過ぎます。
きっと原因になる「何か」をしているはずです。

フィッシング詐欺じゃなくても、全然関係ないアプリケーションをインストールして、そのアプリにマルウェアが混入している場合もあります。
マルウェアから、PCの情報を抜かれて、その情報が中国へという可能性もあります。

証券会社も顧客が言っていることを、全然信用していないんでしょうね。
だからフィッシング詐欺に対する注意喚起しかしないのでしょう。

つまり、引っかかった方が悪いってヤツですね。
証券会社にアクセスする際はブックマークかアプリからしかログインしないことをとりあえず徹底しましょう。

FIRE前にこんな極大の地雷を踏み抜かないようにしたいものです。

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FIRE前
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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます はしQです。最近スマホアプリで株価確認すると見たことの無い表示があったので「変だなあ」と思っていましたが、意味が分からない痛がらせですね。だれが何のために・・だから犯意がつかめないのでしょう。ひどいのはひとまず「売り買い」が完結する点です。さすがに今以上に認証のレベルを上げると、手数料無料の、メリットがかなり失われるから、せいぜいパスワードをもう少し難しいのにする程度ですかね・・・。ではまた・・・

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      意味はあるようですよ。
      フィッシング詐欺師が買っておいた株を、不正ログイン先で爆買いして株価を上げる、それでフィッシング詐欺師の持ち株を売って利確って感じの様です。
      そのために流動性が低いクソ株を買うみたいですね。
      どっちみち極悪ですけど

  2. カフェN より:

    これはゾッとする話でしたね。フィッシング以外のケースとして、使用PCにウィルスが感染して、ブラウザに保存されてるIDとパスワード、取引パスワードが抜かれてネットに流出しているケースもあるのだとかXで見かけました。
    SBIでは利用端末の登録ができるので、自分のPCとスマホを登録するようにしました。

    • nekonabe より:

      カフェNさん、コメントありがとうございます。
      私もフィッシング詐欺に引っかかっていない場合に一番最初に考えたのがウイルスですね。
      私はトロイとかかなと思いました。
      手入力にしてもコピペにしても情報抜かれるでしょうから、この場合はパスワードを変えても無駄ですね。
      私もSBIはデバイス登録しました。
      怖すぎるので、暫くはマメにチェックしようと思います。

  3. 仙堂智隆 より:

    こんばんは仙堂です。

    これ、被害にあったことを考えたら、めちゃくちゃ怖いですね。

    どうやって被害を証明するんだろ?
    取引した時のIPアドレスかな?

    • nekonabe より:

      仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
      IPアドレスはサーバー側に残ると思うので、証券会社が調査しないと無理でしょうね。
      そもそも利用者規約で取引内容の保障はないと思うので、やられたら泣き寝入りの可能性が高いです。

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