冬は鍋が食べたいオッサン
実質賃金が前年比0.2%減と3年連続でマイナスというニュースを見ました。
普通の社畜は給料ギリギリ近くまで使い込む生活をしていると思いますので、リアルに金が無いと感じている人もいるのではないでしょうか。
これはFIREを目指す私も感じます。
預金とか資産残高的には気にならないのですが、日用品が須らく値上げりしているので普段の買い物でも物価高を感じます。

「あれ?この間まで3,000円くらいじゃなかったっけ」と5,000円支払っているような感じですね。
最近は米とか卵とか物価がどうなろうと買わざるを得ない物まで値上がりしているので、節約系リタイア民も苦労しているでしょう。
キャベツもレタスも高いですからね。
葉っぱすら高い。これはキツイです。
何故かカット野菜とかサラダは値上がりしていないので、最近は鍋物よりサラダ+1品作ることが多くなってきました。
冬は鍋物にしたいんですけどね。
白菜とキャベツが無駄に高いです。
オッサンは今日はナスとひき肉が安かったので、麻婆茄子でした。
ちなみに明日も麻婆茄子です。
一人暮らし歴が長いと自炊スキルは上がりますが、一人前だけ作るのは材料的になかなか難しいです。
2日は同じメニューになっても特に不満を感じない能力が、節約生活には必要ですね。
インフレが怖くてFIREできるか
名目賃金は上がっているけど、実質賃金はマイナス
最近よく見るフレーズです。

以前、人件費の高騰を理由に値上げしている癖に、労働分配率は過去最低という話をしましたが、値上げはする癖に賃上げはやたらと渋いです。
こんな状況でFIREしようとしている私は中々にチャレンジャーな気がしてきましたが、物価が上がるなら、当然物を売っている企業の売り上げも増えるので業績は上がります。
そうすれば当然株価も上がるので、インフレだからFIREしないということはありません。
日々の支払いが増えているのは気になりますが、そんなことを言っていると一生FIREできなさそうなので、インフレでも気にせずFIREするしかありません。
0.1%賃金増えたとか言ってますが、減ってますよ
ところで、記事の中で中堅・大企業の規模の会社では、実質賃金が0.1%増で2年ぶりにプラスに転じたと書いてありました。
これは33年ぶりの高水準となった24年春闘の賃上げを反映した形だそうで、33年ぶりでも0.1%しか増えないとかどんだけ搾取されているんだと思わなくもありません。
儲けの割に奴隷たちに全く還元していないことも問題ですが、この実質賃金だの、名目賃金ってニュースになるのは前年比なんですよね。
2月5日に発表された厚生労働省の毎月勤労統計調査 令和6年分結果速報を見てみると、令和2年を基準にした実質賃金が見れます。

この結果は、2024年は2020年に対して1%減の99.0(30人以上の企業)です。
しかもこれって賞与含めてですからね。
基本給だけなら2.2%減の97.8です。
見てのとおり直近のどん底だったコロナ渦時の2020年を基準に考えても2.2%減です。
そりゃー支払いが厳しくなったと感じるのも当然でしょうね。
この後始まる若手vsベテランの冷戦時代が見える
これで社畜はみんな苦しいのだ。というのであれば連帯感も生まれるのかもしれませんが、新卒の給料だけバブルが起きてますからね。

今いる先輩社員は面白くないでしょう。
若手とベテランの分断を煽っているのかとすら思えてしまいます。
それにしても企業も成長しませんね。
バブルの時は採用し過ぎて後で困り、氷河期の時は採用を絞り過ぎて後で困る。
そして今度は、若手だけ給料を上げて後で困るんでしょうね。
日本の経営者は無能しかおらんのか。
何しろ人手不足は今後も続くでしょう。
そうなれば、毎年新人が来る度に新人の給料が上がっていって、年を取るほど給料が少ない。入社年が一番お得みたいな状態になるかもしれません。
そうなった時に果たしてベテランは新人を育てるのか?
例えば経験5年とかの若手が新人のOJTをやることになったら、毎年2万円ずつ初任給が上がっていたら、給料が10万円違う可能性もあります。
5年で10万円増える職場だったとしても、トントンです。
ただでさえパワハラとかセクハラとかハラハラうるせぇのに、自分より高給に教える?
金貰うために働いているのに?
そんな出来た人たちばかりなら良いですが、まともなベテランはアホ臭くなって辞める、新人は教育を満足に受けられなくて辞めるって流れになりそうな気がします。
私はそんな世代間の分断を横目にFIREしますけど、ますます地獄みたいな社会になりそうですね。
コメント
nekonabeさん おはようございます。残り1年半余り8VCD534日)で、ますますよかったと感じているはしQです。確かに気にはなっていましたがこれは深刻で、30~40代のマネージャー(昔でいうと出世街道驀進)にとっては無力感にさいなまれますよね。最初から高給取りで、いつ辞めるかもわからず、何かとハラスメントといわれそうだし、「社畜」教に入るわけでもないので、まるで有能な外国人が部下になったような感じですよね。最初から外資系ならわかりますが、純日本経営の会社で、相変わらず偉い人たちは昔ながらで、
やたら流行言葉だけには反応する。なんてほんと地獄です。まあ給料は、物価には追い付かず、将来は幹部になれるわけでもないので、先の見通しなしですしね・・・寒―。がんばれー・ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
外国みたいにするならごく一部の幹部候補と、その他もろもろで採用して幹部だけ死ぬほど働く羽目になるけど高給
その他もろもろは労働時間は短いけど、給料も大して上がらないにするべきなんですけどね。
日本は全員幹部候補になれるというエセ平等で全員扱き使うくせに、給料上がらないという地獄のシステムですから、
経営者的には大人数扱き使えて美味しいけど、働いている側にとっては一部の人以外は損しかありませんね。
こんにちは仙堂です。
新人の給料がボカンと上がるということは良いことですね。給料を上げるだけ力のある会社だということかな、例外は少ないと思います。
そして、そういう優良企業だと、賃金体系のつじつまを合わせるために、基本給や能力給が上がります。
やめてほしくない世代の賃金カーブを上げて、やめてほしい世代の賃金カーブはあまり上がらないという調整はあります。能力給部分が大きいかな? 能力のない人は賃金が上がりにくいです。
仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
新人の給料を上げるところは他の世代も調整するんでしょうけど、新人程大胆には上げないでしょうから
元々会社にいた人はニガニガしく思うと思いますけどね。
より仕事しないオッサンが増えるだけだと思いますし、給料の割に使えない新人も増えるでしょうね。
互いに陰で罵りあってそうです。