窃盗犯と詐欺師たちのねぐら、それがバンク
私が隠れ税金だと思っているものの1つに、銀行の利息があります。
銀行の金利は日銀の政策金利と債券市場によって変動するので、ここ何十年のゼロ金利を考えれば、金利が殆どゼロになるというのは分かるんですが、それにしても低過ぎます。
日本の国債需要を考えたら、低利の日本国債買うくらいなら別の国の国債買った方が儲かると考えるはずです。
そうなれば誰も買わないので、金利は上昇していくはずなんですが・・・
これを金融政策で日銀がアホみたいに国債を買って、無理矢理抑え込んでいますからね。
本来もっと金利が付くであろうものに、金利が殆ど付かない状態に据え置いているので隠れ税金と呼んでもよいでしょう。
我々が預金して本来受け取れているであろう利息分が税金って訳です。
そもそも銀行が個人に貸し付ける時は十数パーセントも金利を取るのに、我々が銀行に貸す(預金)時は殆ど金利を付けないなんて詐欺みたいなモノです。
私が子供の頃は、金利が付いていた時代もあったと思います。
親にも「定期預金にしておきなさい。」と言われていたような記憶がありますが、銀行金利で凄く増えたなという実感はありません。
それは社畜になって給料を貰うようになってからも変わりません。
少なくとも通帳を見て「あれ?増えている。」と思ったことはありません。
振込額が記載されているので幾らか増えていることは確認できますが、余りにも少ないので殆ど気付きません。
そんな期間が何十年と続いたので、余り気にしている人はいない銀行金利ですが、最近は銀行金利も上昇しています。
今日はそんな金利のお話です。
利息で5桁円振り込まれる日は来るのか?
詐欺紛いの銀行金利も最近は上昇しています。
政策金利が上昇しているので、上げたくなくても上げざるを得ないというのが正解だと思いますが、24日の日銀金融政策決定会合で0.25%の利上げが決定されて、0.5%になりました。
それに合わせて、メガバンクの預金金利も2倍になるようです。
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行のメガバンク3行が、3月から普通預金金利を0.20%へ引き上げることにしたようです。
2倍になったと言っても、まだ0.2%、しかも年利
1,000万円預けて2万円です。
ですが、流石に5桁の額が振り込まれれば、「おや?ちょっと増えたかな。」と気付きそうです。
ただ銀行の金利の振り込みは年2回ですからね。
1回当たり1万円で、そこから更に源徴されて8,000円くらいになるので、1,000万円預金していても1回の振込では5桁に届きませんね。
しかも3月からなので、メガバンの次の利息の振り込みがある2月は、まだ以前の金利で計算された額が振り込まれるでしょう。
20年前よりはマシな動きをしているけど、今後は期待薄
0.5%の利上げ後にすぐメガバンクが普通預金の金利を引き上げてきたのは結構、珍しい気がします。
2006年から2007年にかけて一瞬ゼロ金利を解除した時がありましたが、その時は引き上げに慎重だったので、殆ど金利は上がらず上げ渋っているうちにまた利下げをしたので、結局利息で増えたわという感覚は全くありませんでした。
今回は結構アッサリ上げたので、今後も利上げが続くと銀行も考えているのだと思います。
そうは言っても、まだ0.2%、貸先が無いと利ザヤが稼げないので今後も銀行金利がスルスルと上がっていくかはかなり懐疑的ですね。
4%くらいまで上がってくれると、預金で持っても良いんですけど・・・
政策金利の目標が2%くらいなので、2%になったとしても銀行の預金金利は良いとこ1%くらいでしょうね。
恐らく2%に到達する前に、増税パラダイスで景気が悪化するでしょうから、早晩ゼロ金利に戻ると思います。
日本の成長性には懐疑的なオッサンからすると、良し金利も上がったから日本円の保有比率を上げようとはなりませんね。
預けておいても0%台では、投資した方が全然儲かるので、FIRE後も銀行は当面の生活費を入れておくためだけに使うことになりそうです。
コメント
nekonabeさん こんにちは はしQです。本日は職場PCの調子が悪く、遅くなりました。確かに最近少し上がりましたが、普通預金の金利は言うまでもなく定期預金でも1%を切っているのでインフレにはとても対応できません。ほんとに詐欺です。当方が新卒入社したころは、社内預金の利子が6%税なしでしたので夢のような話です。なんでこんな金利を払えたのでしょう?借りたい人が多かったのでしょうか?当時は投資なんてまあだれもやっていない環境ですから、預金はそこまで高い金利でなくても集まったように思いますが・・・いい時代でしたがこのころはお金がなかった・・・ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
バブルの頃は定期預金で5%あったみたいですね。
私は子供だったので、全然お金が無かったですけど、そりゃ親もお年玉を定期にしておけと言うよね。
私でもほぼノーリスクで5%付くなら、定期にしておけと言いますからね。
その世代は今は金利が無くてお金が増えないと喘いでいるわけですから、その時その時によってお金を入れる所はよく考えていきたいですね。
貯金、投資、投資もいろいろありますけど、AIバブルとか、ブーム的なモノは長期投資には向かないですね。
SBI新生銀やあおぞら銀は競るかのように0.3%〜0.35%にしてますね。数年分の生活費を置いておくだけですが、ないよりマシですし こんな小さなプラスでも積み重ねることが大事だとリタイア志望者たちは皆知っていると思います。
国債に関しての評価も同意ですが、それでも自分は毎月一定額、預金代りに個人向け国債買ってます。いざというときの現金をただ寝かせておくのも芸がないなあという考えです。
カフェNさん、コメントありがとうございます。
私は生活防衛資金は全額普通預金にしていますね。
定期にしても殆ど変わらないので、動かしやすさを重視しています。
国債はこれから金利が上がるので、まず間違いなく下がっていくでしょうね。
普通預金に入れておくと、衝動的に銘柄買いに行きたくなるのが弱点ですね。
投資に放り込まないために低リスク資産で動かせないようにしておくのはアリな気もします。