ニュースの犯罪報道でよく聞く40代無職
私が40代のオッサンだからかもしれませんが、日々のニュースを見ていると「犯人は〇〇、4〇歳、無職」みたいな事件を良く見かけるような気がします。
同年代は氷河期世代なので、中々厳しい世代です。
特段努力もせず流されるままに生きてきたようなタイプだと、容易に犯罪者までドロップアウトしてしまうんでしょうね。
同年代の悲哀はともかく、ニュースで報道されるような犯罪にはもう1つ特徴があります。
それが無職ということです。
もちろん職がある人も犯罪者になりますし、報道もされていますが、「無職」というワードが頭に残りやすいのか、「犯罪者=無職」という印象が拭えません。
これで家もなかったら、住所不定無職になるので益々、ますます犯罪の枕詞のような印象があります。
今日は世間から厳しい目で見られがちな無職のお話です。
FIREしたら犯罪からは全力で遠ざかるはず
この「犯罪者=無職」と言う感覚は私だけ特別に持っているわけではなく、恐らく世間の人なら持っている感覚なのではないでしょうか。
もうすぐFIREする私も、会社を辞めると晴れて無職になるわけですが、世間的には犯罪者のように見られる可能性があるってことですね。
FIREする場合は犯罪するほど追いつめられているわけでもありませんし、犯罪しなきゃ生活できないなんてことも無いので、犯罪者になる可能性はほぼゼロでしょう。
犯罪なんかして刑務所に入ってしまったら、せっかく作った資産も使えませんし、刑務所でお金がかからず生活できてしまうので資産を作った意味がありません。
せっかくFIREしたのに資産を作った意味がないなんて、FIREまでの労力を無駄にする謎の行動です。
FIREして暇だからイッチョ犯罪でもするかって人は居ないでしょうし、資産繰りが良くないから刑務所に入って支出ゼロに抑えるよなんて人も居ないでしょう。
必要性の無さからも、心理的にもまず犯罪者になることは無いはずです。
FIREしても意図せず犯罪者になるパターン見っけ
そんな犯罪とは無縁だと思っていたFIREも犯罪者扱いされているようなニュースを見ました。
「住所不定・無職」をまるで犯罪者のように…「働かない人」に厳しすぎる「日本の大問題」という記事です。
記事を要約すると、軽犯罪法に「生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの」という記載があり、会社にも土地にも縛られたくないという自由追求者は犯罪者扱いされるというのはおかしいんじゃないのって話です。
これを見た時に最初に思ったのは、法律に本当にこんなことが書いてあるのかな。という疑問です。
確認してみましたが、確かに書いてありました。
FIRE可能な人なら、働く能力がありながら職業に就く意思を有しない人には当てはまりそうです。生計の途についても法律的には勤労所得、資産所得、事業所得の合計が130万円以上あることのようなので、FIREしていればまずクリアできるでしょう。
でもFIREしている人が全員クリアしている訳じゃないですよね?
ギリギリの生活費でFIREして、全国を軽自動車で旅行しながら車中泊で生活していますって人は犯罪者ってことになってしまいます。
FIREしている人も意図せず犯罪者になるのか・・・
なんとも息苦しい国ですね。
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