75歳以降はオマケと言い切れるFIRE民でありたい

年金足りない問題 FIRE前
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結局のところ、支出≦収入の関係がすべて

一般的な人は、学校を卒業したら就職して65歳までひたすら社畜生活を送った後、定年退職して老後生活を送るといった、いわゆるレールに沿った人生を送る人が多いと思います。

もちろん、個々人で状況は全く違います。
フリーターで一生働いていないと生活が成り立たないという人も居るでしょうし、普通の会社に就職して定年まで働いていれば、その後は年金で何とかなる人も居るでしょう。

最近は給料がそれ程高くない人も多いので、貯蓄ゼロ世帯も多いですし老齢になってもまだ働いているという人もいっぱい居ます。

資産が無くても意外と何とかなっている老人たち
老後の金銭問題の陰に確実に居る「ノーマネー」で老後スタートの人々 老後2,000万円問題とか言われて久しいです。これはリタイア後の老後30年で年金収入だけでは生活できずに、生活費のための取り崩しで2,000万円ほどの赤字が出ることを言います...

65歳以上の就業率は右肩上がりですし、私と同じ就職氷河期の同輩は非正規社員の割合が他の世代と比べて多いので、今より更に65歳以上まで働いていないと生活できない人たちは多くなりそうです。

そんなエンドレス奴隷な人も居ますが、非正規社員でなかったとしても老後2,000万円問題とか、老後4,000万円問題という問題もあります。
資産が無いと一生リタイアできないって脅しをかけられている訳です。

ですがそこまで悲観的にならなくても働いて収入があって、支出を収入でカバーできていれば、資産があろうがなかろうが生活は成立することになります。

今の社会は誰もがFIRを目指している

とりあえず生きている間はずっと働いて、収支のバランスを取ろうというのはFIREの対極にあるような考え方です。

望んでこの状況になりたがる人は居ないでしょう。
というよりそんな状況に進んでなりたい人が居るとしたら、その人は生粋のマゾですね。
40代の今でも働くのはシンドイのに、70歳、80歳まで働くなんてありえません。

普通の人はマゾではないので、こういった生涯現役で働きたいなんてことは考えません。

普通の人は、60歳や65歳の定年退職まで働くのは止む無しだけど、定年退職後は働きたくないと思っているはずです。
そしてこれはFIREを考えていなかったとしても、仕事をどこかのタイミングでリタイアしたいと考えていることと同義だと思います。
Retire Earlyじゃないので、Financial Independence, RetireでFIRでしょうか。

年金と貯金で働かなくても生活できる水準まで資産を作って(Financial Independence)、仕事を辞める(Retire)って訳ですね。

老後2000万円問題は生活スタイル次第でどうとでもなる

老後2,000万円問題はこのFIRできる基準として出てきた数字だと思います。
2,000万円の数字だけ一人歩きした感が大きいですが、この2,000万円には実のところそれ程大きな意味はありません。

何故なら、FIREする時もFIRE〇〇千万円問題なんてないからです。
FIREする場合は資産運用を伴うので、資産はあればあった方が良いですが「いくら持っていれば100%安全」といった金額はありません。

それは当然です。
生活費は人によって違うからです。
月5万円で生活できる人と、月100万円ないと生活できない人では必要になる資産額は全然違います。

老後2,000万円問題も同じです。
老後2,000万円問題は、総務省の家計調査で夫婦の収入209,198円/月と、実支出263,717円/月の差である54,519円/月の赤字を退職後、30年間続いた場合に19,626,840円かかり、これが大体2,000万円ですよね。ってだけです。

つまるところ、月54,519円の赤字が無く生活できれば良いんです。
赤字ゼロで年金だけで賄えるなら、老後は資産0円で生活できます。

貯め過ぎたと、もっと早く気付けと思わなくもない

75歳男性「資産8850万円は貯めすぎた。老後2000万円は無計画な人のたわごとで、会社員に老後資金は不要」と語る理由という記事を見たんですが、この記事の人は正に老後0円で生活できる典型パターンですね。

75歳男性「資産8850万円は貯めすぎた。老後2000万円は無計画な人のたわごとで、会社員に老後資金は不要」と語る理由 [マネーtips!お金持ちになるための365日] All About
どんなに貯めても不安が尽きない老後資金。実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住75歳男性のケースを紹介します。

この記事の人は現在75歳で預貯金8,500万円、リスク資産350万円も持っています。
コツコツ貯金で8,500万円貯めたのか、老齢になったのでリスク資産を現金化したのかは分かりませんが、厚生年金の加入期間が30年なので、50代でFIREして20年以上生活してもまだ8,500万円もっているという状況のようです。

FIREの先輩ですね。

この記事で印象的なのは以下の文です。

「25歳の時、生命保険会社の保険外交員から年金生活を始めるまでに9000万円準備しなければならないと言われた。30年間忠実にその教えを実行した。けど、この年になって考えると、騙されたと思います。正しい生活をすれば老後資金は不要です。老後の目標金額も不要です」と投稿者。

年金生活をおくる今、老後資金は「300万円」でもいいくらいだといいます。

しまった!8,500万円は貯め過ぎたと考えているみたいですね。
実際、月の生活費が15万円で、年金が夫婦で約24万円なので約10万円プラスです。

これなら計算上は資産ゼロでも生活には問題無いことになります。
というより資産は毎月10万円ずつ増えていってしまうので、このまま20年生きたら億って死ぬことになります。

ただこの考えは、FIRE可能なほど稼げて、FIREできるほど節制できる人だったからこそ言えると思います。
普通の人では稼げば使うし、何なら稼いでなくても使います。
稼いだ上で、節制もできるというのはかなり稀なメンタリティです。

FIRE界隈なら普通に持っていないとダメなんですけど、世間一般で見ればレアでしょうね。

30年遊んで、その後の25年はオマケって私も言いたい

もう1つ印象的なのは『25年学び、25年働き、25年遊び、25年おまけ』という部分でしょうね。

健康寿命は厚生労働省のデータでは、男性が72.68歳、女性が75.38歳です。
国は2040年までに健康寿命をさらに延ばす目標を設定しており、男性が75.14歳以上、女性が77.79歳以上を設定しているので、25年学び、25年働き、25年遊ぶというのは理にかなっていると思います。

75歳以降をおまけに設定しているのも良いですね。

FIRE後の精神安定剤になりそうなニュースに癒されるオッサン
4%ルールも良いけど、生涯の必要額を計算するのも良い FIREにおける重要なポイントの1つに「寿命」があります。4%ルールは生涯お金が減らないという資産額を計算したものですが、S&P500の年平均成長率が7%で、そこからインフレ率3%を引い...

今の世間の人々は、人生が100年あると思い込んでいる人が多すぎます。
100歳まで生きるのはレアケースなんです。

75歳なら、8割近く生き残っているのでこの辺りを目標にして、それ以降はおまけと考えた方が正しい考え方だと思います。
可能性がほぼ無いところを目指してどうすんの?

健康寿命は今後伸びても75歳まで、そう考えれば65歳とか70歳まで働いている場合じゃないってことがわかりますよね?
人生1回しかないのに、さっさとリタイアしないと遊ぶ時間が無くなっちゃうよと、FIREの先輩に説教されたと思いました。

いつまでもしぶとく社畜をしていないで、サッサとFIREして遊べるオッサンでありたいものです。

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