気付いてみたらFIREまで残り300日を切っている。

砂時計柴 FIRE前
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FIREを決めるためのパターンは大きく2つ

FIREを目標にしている人には、凡そ2つのパターンがあると思います。
1つは目標額で決めるパターンです。
この場合は4%ルールに従って年間支出額の25年分を目標にしていることが多いでしょう。
年間240万円支出する場合なら6,000万円、400万円なら1億円を目標にすることになります。

もう1つのパターンが年齢で決める場合です。
早期退職制度が始まる45歳とか、役職定年になる55歳とか決め方は様々だと思いますが定年のように一定年齢に達したらFIREするというパターンが考えられます。

リタイアを決断するのを先延ばししてしまう問題
資産額を目標にするとリタイアできない問題 アーリーリタイアを目指している人は何をモチベーションにして普段生活しているのか?とふと思いました。FIREを目指す多くの社畜は目標資産額を決めて、その金額に向けて節約&投資生活を続けていると思います...

私は当初は1の金額で考えていましたが、達成後も結局仕事を辞められず今はどちらかというと2のパターンに移行しています。
この年齢も実は特に意味はありません。
何かがあるから辞めるという訳ではなく、このままだといつまで経っても辞められないので、辞める日を決めて辞めてしまおう程度の感覚で決めています。

で、気付いたらそのとりあえず決めたFIREする日まで280日を切っていました。
あと、約9カ月しかありません。
アッと言う間にその日を迎えそうですが、今日はFIREするタイミングについてお話しようと思います。

当たり前だけど、FIREを金額で決める人の方が多数派

FIREする時期を決めるために金額か年齢か、どちらのパターンが多いかと考えると前者の金額が多いように思います。

恐らく金額の方が容易く算出できるからでしょう。
毎月いくら使うかというのは家計簿をつければ直ぐに分かります。
単純にこれを12倍して、それを25倍すれば目標金額が算出できます。

実際は健康保険や年金等、社畜の給料から天引きされている金額を含めることや、急な出費として医療費や住居費(リフォーム費用や引っ越し費用)、家電の買い替え費用を計画に組み込むべきです。

この辺りの金額はFIREを目指す途中で決めても問題ないので、凡その目標額としては単純に今の年間生活費の25倍で簡単に決めることができます。

逆に年齢の場合は目標を決め辛いという問題があります。
もちろん決めるのは簡単です。
30歳でリタイアしたいとか、40歳でリタイアしたいとか決めるのは容易です。
ですが、問題は予定どおりに行くとは限らないということです。

例えば22歳の時に、40歳でリタイアしようと年齢を決めたところで計画どおりに資産が貯まっているとは限りません。
計画では40歳時点で、FIREするのに十分な金額が貯まっていると考えたとしても、40歳時点で使ってしまっていて思ったより貯まっていないとか、相場が悪くて思ったより増えなかったなんてことは普通に起こりえるでしょう。

その時、そんな状態でもFIREすると決める人が一体どれだけいるでしょう。
そのため、長期戦になるFIREの活動では金額を目標に計画を立てる人が多いのでしょう。

私のように年齢でFIRE時期を決めるのは、FIREに十分な資金が貯まっていて、いつ辞めるか踏ん切りがつかない人が、年齢でリタイア時期を決めるのではないでしょうか。

残り時間の長さでもFIRE後の生活が変わるはず

FIREの目標もそうですが、FIREする年齢でも大きな違いが出てきます。
30代でFIREする場合と、50代でFIREする場合では生活ぶりも異なるはずです。

30代は社畜を辞めた後もまだまだエネルギーが残っているとかそういう話ではなく、大きな問題は「人生の残り時間」という部分です。

30代でFIREした人と、50代でFIREした人ではお金の使い方は大きく違うでしょう。
恐らく、30代でFIREした人の方が節制した生活をする人が多いはずです。
50代でFIREした人の方が、お金を使った生活をするでしょう。
これは幾ら持ってリタイアしたかはあまり関係ないと思います。

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幾ら持っていても、もっと欲しいと思ってしまうのがお金の嫌なところです。
そしてそれ程お金が好きじゃなかったとしても、FIRE後の無職期間の長さはFIRE後の生活に大きな影響を与えるはずです。

賭博黙示録カイジ 6巻 70話から引用

例えば、90歳まで生きると仮定した場合、30代なら50年以上ですが、50代なら30年以上です。
この差約20年、年金までの年齢も30代なら30年以上、50代なら10年ちょいです。
社畜として働いていた時間も50代でFIREした人の方が長いので、その分年金の支払額も多いはずです。

年金までの残り時間が短くて10年程度、無職で生活できれば資産が持つなと思っている50代の人と、まだ年金まで残り30年以上ある、しかも年金の支払い期間も短いので、金額も期待できないと思っている30代の人とでは、FIRE後の暮らしぶりに大きな違いが出るのも当然でしょう。

どちらが良いと言うものではありません。
FIREしようなんて人は1秒でも早く働かずに暮らしたいと思っているはずなので、30代でリタイアできるなら、不確定要素が多くてもFIREするでしょう。
例え50代まで働いていれば、お金に何の心配をしなくてもよくなるとしてもです。

そしてそれは40代でリタイアする私にとっても同じことです。
年金まで20年以上あって、人生も残り50年くらいあると考えれば、今後も不確定要素はいっぱい起きるはずです。

それでもリタイアしたい。
もうこの辺は理屈じゃありませんね。
働きたくないと言うのは、それ程のカルマがあるということなのでしょう。

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FIRE前
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コメント

  1.   より:

    世間一般では50前半でもFIREなりそうですね。個人的には40前半までがFIREと認識しています。

    • nekonabe より:

      ななしさん、コメントありがとうございます。
      何歳までがFIREか、サイドFIRE等どこまでがFIREか。
      人によって解釈が異なりますね。
      20代の人だと30代前半くらいまでにFIREできないとFIREじゃないって言いそうですし。
      社畜がFIREする場合は50歳くらいでFIREするのが、金銭面と時間面で一番バランスが取れているような気がします。

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