価格の高低差に殺されそうな相場だったけど、こういう時はスルーするしかない
先週は弱そうと見ていましたが、余りにも動くので週初は様子見としていました。
節目は146.2円と見ており、アッサリ抜けていきそうと思っていたら本当にアッサリ下抜けて141円台まで下げてしまったので、売るに売れなくなりました。
この相場で一体どれくらいの人が自〇したのかといった値動きでしたね。
月曜日に帰ってきたタイミングでは142円だったんですが、15時台に141.68円を付けた後、16時台に144円近くまで戻しているのを見ると、ここから売ろうって気にはなりませんでした。
というわけでドル円はノータッチでした。
下値方向で見ていたドル円をここから触ると大怪我しそうだったので、ドル円より触っても大怪我しにくい、メキシコペソ円を弄っていました。
9日にメキシコの政策金利があったことも大きいです。
9日に市場予想どおり0.25%利下げしたところで、7円前半まで下がってしまった後ではこれ以上の下落はないと見て、普通に買いに行きました。
下がっても7円割れは無いでしょうし、持っていればスワップも付くのでしばらく持ち続ける覚悟で100万ペソ、50万ペソと買っています。(青丸部分)
ペソはそのまま持ったまま週の取引を終えました。
2024年8月5日週の利回りとドル需要について
8月5日週のアメリカ10年国債利回りの動き
アメリカ10年国債利回りは週初3.73%、週末3.94%でした。
最も高かったのが8月9日3時台の4.02%、最も低かったのが8月5日21時台の3.66%です。
先週はチャート的に弱過ぎたので下落傾向を想定していましたが、3.66%を底に株価と共に国債利回りも4%まで戻す動きになりました。
週末にかけて4%を割り込んで3.94%で引けています。
MACDは週初は下落傾向、6日以降は緩やかな上昇傾向になっています。
RSIとストキャスティクスは上昇傾向、8日以降に少し下落傾向になりそのまま引けています。
日足は持ち直し、週足と月足は下落傾向が続いています。
チャート的には短期的には持ち直しの動きに見えます。
株価も持ち直しているため、来週は横ばいからやや上昇傾向で4%付近での推移になると想定しておこうと思います。
日本国債10年物の利回りは週初0.77%、週末0.85%でした。
先週は株価が戻らなければジリ下げ傾向を想定していましたが、株価が持ち直して債券から株へ動いたので、金利も持ち直しています。
MACDは下落傾向、RSIは6日まで上昇傾向、それ以降は横ばい傾向です。
ストキャスティクスは7日までは上昇傾向、それ以降は下落傾向で週末に少し戻す動きになっています。
日本国債については月曜日につけた0.72%が底でしょうし、ハト派発言もあったので、1%付近で安定推移するはずです。
チャート的にはあまり強く無さそうですが、横ばいからやや上昇傾向を想定しておこうと思います。
8月5日週のドルインデックスの動き
ドルインデックスは週初103.22で、週末103.15でした。
最も高かったのが8月8日22時台の103.54、最も低かったのが8月5日21時台の102.16です。
先週は株価とドルインデックスとの相関も元に戻ると見ていたんですが、今週も荒い値動きだったため、株価とドルインデックスの相関関係もまだ戻ってきていないように見えます。
株価は想定どおりの弱さだったんですが、週初にガクンと下げてそこから少しづつ戻していくという展開だったので、週初のドルインデックスは相関から外れて下がり、それ以降は株価の戻しと相関して、緩やかに上昇から横ばいと言った動きになりました。
株価とドルインデックスの相関が戻ってくるのは株価が安定してくるまで無さそうです。
MACDは先週のデッドクロスから引き続き下落傾向、7日からは下落の角度は緩やかになってきています。
RSIとストキャスティクスは上昇傾向、7日以降は横ばい気味の推移です。
相関関係が戻ってきていないので何とも言えませんが、反転の兆しも見えますがチャートだけみるとまだ弱そうです。
横ばいからやや下落傾向を見込んでおこうと思います。
VIXは先週の荒相場で急上昇しています。
5日に一時65.73を付け、週末にかけて落ち着いてきて20.36で引けています。
10日の4時台に付けた20.26が最も低く、5日の21時台に付けた65.73が最も高い水準です。
NYダウ平均株価は週初38,660ドル、週末39,497ドル
先週末比マイナス239ドル、0.60%の下落です。
5日に急落して始まったので凄い下がっていたような感覚がありますが、終わってみれば月曜日に大きく開けた窓を埋めに行く展開だったため、結果的には微減という結果になっています。
先週の株価は軟調を想定していたので、結果だけ見ると想定どおりなんですが、動き方は全然想定と違っていました。
もう少し徐々にさがっていくような展開を見込んでいたんですが、月曜に大きく下げてそこから戻していくという展開は完全に想定外です。
株価のMACDは週を通じて下落傾向で、7日以降は下落幅は緩やかな推移になっています。
RSI、ストキャスティクスは上昇傾向の推移です。
チャートを見る限り、株価は回復の兆しが見られます。
5日に付けた38,500ドルを底に、窓埋めしきれるかを計る展開になりそうです。
2024年8月12日週のドル円取引について
8月12日週の10年物金利は横ばいからやや上昇傾向、ドルインデックスは横ばいからやや下落傾向で推移する前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。
ドル円を動かしそうな経済指標は、8月14日の21時30分に消費者物価指数、8月15日の8時50分に日本の実質GDPとGDPデフレータ、21時30分にフィラデルフィア連銀景況指数と小売売上高、22時15分に鉱工業生産指数と設備稼働率、8月16日の23時にミシガン大学消費者信頼感指数の発表があります。
来週重要なのは14日発表の消費者物価指数と15日のフィラデルフィア連銀景況指数と16日のミシガン大学消費者信頼感指数でしょうね。
一応日本のGDPの発表もありますが、市場予想より余程良いか余程悪くない限りは動かないでしょう。
MACDは6日までは下落傾向でしたが、それ以降は緩やかな上昇傾向に転じてそのまま引けています。
RSIとストキャスティクスは8日まで上昇傾向、それ以降は少し垂れてそのまま引けています。
チャートを見る限りは下げ止まった感があります。
余りにも急激に動いたため目安がつけ辛いですが、とりあえず5日に付けた141.68円が大底の目安になりそうです。
チャート的には反転の兆しは見えますが、まだ緩やかな上昇基調に見えるため、明確に売り買いの決め打ちはし辛い相場です。
また動き辛い理由として2024年3月につけた底値である146.47~48円近辺で引けたのもやり辛いところです。
とりあえずこの辺りを下値の目安にしておいて、ここを割り込まないのであれば買い、割り込むようなら一度立ち止まって売りを検討するという展開になりそうです。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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