ゲンを担ぐ?担がない?
皆さんはゲン担ぎすることがありますか?
例えば、受験やテストの前にとんかつを食べたりするのが有名でしょうか。
勝負に勝つととんかつを掛ける洒落のような話です。
日本語読みが同じなので日本ではとんかつを食べるんでしょうね。
実際中国だとカシューナッツの炒め物を食べるそうです。
中国語の祈願の発音とカシューナッツの発音が似ているようで、日本と中国では似たようなゲン担ぎをしているようです。
私はとんかつ食べたかった日にとんかつ食べるだけなので、この手のゲン担ぎは全くしませんが、気にする人は凄く気にする印象があります。
風水とか占いなんかも似たようなものでしょうね。
気にしない人は1mmも気にしませんが、気にする人は凄く気にして生活しているんでしょう。
今日はそんな日本と中国でよくある思い込みの話です。
4が付いていると気になる?
先程のゲン担ぎと似たような話に不吉な数字というものがあります。
日本では”死”と読みが同じ”4”が不吉な数字だと言われます。
中国・韓国・シンガポール・マレーシアでも4は不吉な数字なようです。
中国語のSiと死が同じ読みらしく、シンガポールやマレーシアは中国人が多いからでしょう。
とんかつと同じような話です。
読み方が同じだと不吉と考えるようですね。
キリスト教圏では”13”が不吉な数字ですね。
これはイエスを裏切ったユダが13番目に席に着いたことが由来だそうです。
イタリアでは17が不吉な数だそうです。
それぞれの地域の宗教や慣習で数字も色々あるという訳ですね。
意外と馬鹿にならない思い込み効果
こんな話をしたのは、日本人と中国人は「4日」「14日」「24日」に死にやすいという記事を見たからです。
どうもこの4という数字が不吉という考えが根底にあるためか、4月つく日に人は死にやすいようです。
しかも何となく死にやすいとかそういう印象的な話ではなくて、1973年から1998年までの25年、日本人と中国人の死亡統計約20万人分と、白人の死亡統計約4700万人分を比較した結果、4のつく日は心臓関連の病気で亡くなる人が多かったという話なようです。
心不全の死亡率は4のつく日には、その他の日よりも13%も増加していたようで、思い込みというのは中々バカにならないようです。
ということはキリスト教圏では13のつく日は病気になりやすいんでしょうか。
イギリスだったら17とか、世界中で不吉な数字が信じられているので信じている国によって傾向が異なるんでしょうね。
日本ではあからさまに4を避けるというのは見たことがありません。
マンションやオフィスビルに4階や14階、24階がないなんてことはありませんし、賃貸住宅で4階に住みたくないという人はまず居ないでしょう。
中国では4が付く部屋が無かったり、4月つく番地は地価が他の番地に比べて安かったりするようです。
そういった意味では、日本人より中国人の方が4の数字を気にしているのかもしれません。
私は全然気にしていないので、マンションの4階に住んでいたこともありますし、ビジネスホテルが4階や14階でも部屋を変えてくれなんて言いません。
何の問題もないですからね。4が付いてても
月に3回は必ず巡ってくるわけですし、何なら4月なんて毎日4が付きますよ。
1年のうち60日くらいは4が付くので気にしてもしょうがないでしょう。
人生の6分の1も、何か悪いことが起きるかもしれないなんて考えて生きてはいられません。
日本人や中国人よりも滅茶苦茶”4”を気にするイタリア人も居ますけど・・・
気にし過ぎだと思いますよ。
数字は数字です。
良いことがあったら、ラッキーナンバーだと思って好んで使うのは悪くないと思います。
良い思い込みですね。
占いと同じで良いことが書いてあったら信じる。
悪いことが書いてあったら信じないで良いと思います。
不吉な数字は信じない。ラッキーナンバーは信じるで良いでしょう。
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