幸せはお金で買える?買えない?
「幸せはお金で買える、7000万円までならあればあるほどいい」という記事を見ました。
幸せはお金で買えるとか言い出すと、お金が無い人に限って「そんなことは無い」と根拠の無い話をし始めるイメージがあります。
少し考えれば「幸せ≒お金」であることは、特に違和感のある話ではありません。
幸せのすべてがお金ではありませんが、一般的に幸せが何かということを考えた場合、誰でも柔らかいベッドで眠る、お腹いっぱい美味しい物を食べる、好きな所に旅行に行けるといったことが想像できます。
それをどうやって実現するのかと考えれば、当然お金を支払ってということになります。
自分ですべてDIYして手に入れることはできないでしょう。
お金が無くても幸せかもしれませんが、普通はお金を払って手に入れることになるでしょうから呼吸して突っ立てるだけで幸せと感じられない限りお金は必要になるでしょう。
つまりお金=幸せではありませんが、ほぼ同義でお金≒幸せになるということです。
なんの不思議もありません。
金は命より重いということです。
お金≒幸せであることの否定は、資本主義の否定に近いです。
何でもお金で賄えるのが資本主義です。空手では何もできません。
つまり金が無いと、殆ど何もできず地を這うことになります。
大体そんなもんですが、お金が100%で何は無くとも金、金と言うのもよくありません。
友人や家族と食事をしている時間や、何もしないでボーっとしている時間も、ただ寝ているだけでも十分に幸せを感じられます。
要はバランスというところでしょうが、資本主義に生きる限りお金の割合が多めになることは避けられません。
あればあるだけ幸福らしいけど、止め時が無いと不幸
これまで年収800万円ほど(75,000ドル)を境に幸福度が頭打ちになるという説が定説だったのですが、記事によると、年収と幸福度の相関関係は年収50万ドルまで確認できるという調査結果がでたということです。
お金なんて何ぼあっても良いですからね。
年収も多ければ多いほど満足度は高くなりそうな気がします。
使うにしても、使わないにしてもいくらあっても困らないですからね。
私なら年収50万ドル貰えるなら、5年くらい働いてリタイアしそうです。
これまでの定説は、収入が多くなれば多くなるほど責任が重くなったり、拘束時間が長くなったりするので、労働の負荷と収入のバランスが良く幸福感を感じやすいのが、75,000ドルという年収なのでしょう。
この説もこの説で納得感はあります。
忙し過ぎて使う暇が無ければ、幸福感も感じないでしょうしね。
アメリカではバランスが良い年収は75,000ドルですが、日本でバランスが良い年収はもうちょっと少ないでしょうね。
日本だと安月給で長時間扱き使われたりするので、いくらと明確に年収を決めるのが難しそうです。
ですが、日本では年収600万円くらいが税金的には一番手取りのコスパが良いみたいです。
手取り収入と幸福度はまた違いますが、日本では600万円あれば1人暮らしでは困らない生活ができるでしょう。
扶養家族が居たことがないので、2人以上で生活するのにどれくらい必要なのかは想像になりますが、私なら600万円あれば問題なさそうです。
配偶者の金銭感覚がぶっ壊れていなければ問題無いでしょう。
どちらの説も納得感がありますが、私は幸福感については年収の天井はないという説が正しいのかなという気がします。
人間の欲は限りがないですからね。
年収が2,000万あっても5,000万円あっても、「もっと、もっと」とそれ以上の年収を求めるでしょうから満足することはないでしょう。
どこかで切りあげてリタイアするのが、一番幸福な気がしますが・・
成功していれば成功していたで、リタイアするなんて考えられないんでしょうね。
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