純資産保有額の世帯割合が2021年版に更新
NRIが2年に1度公開しているFIREを目指している人は、誰でも1度は見たことのある世帯の純金融資産保有額の図が更新されました。
あの三角の日本の全世帯をマス層(3,000万円未満)、アッパーマス層(3,000万円~5,000万円未満)、準富裕層(5000万円~1億円未満)、富裕層(1億円~5億円未満)、超富裕層(5億円以上)に分割して、各世帯がどれくらい居るかが分かるあの図です。
結果が2021年時点のものなので、2022年の相場の悪さが反映されていませんが、2021年時点の調査では、国民の純資産は順調に増加しているようです。
この調査結果を見て毎回思うのは、「富裕層まで結構遠いな~」なんですよね。
富裕層139.5万世帯、超富裕層9万世帯という数字を見ると、凄いいっぱい居るので、私も余裕で行けそうなイメージがあるんですが、割合で見ると全世帯の2.7%しかいません。
準富裕層と富裕層には壁があるなと感じます。
マス層からアッパーマス層に移行した時は社畜として駆けずり回っていたので、気付いた時には3,000万円は超えていました。
アッパーマス層から準富裕層にクラスチェンジした時は、結構アッという間でした。
毎月の資産棚卸をしている際に「お!準富裕層になった。」と思った記憶があります。
富裕層は結構ハードルが高いです。準富裕層から富裕層まで5,000万円もあるので、アッパーマス層から準富裕層までに比べると、単純に走る距離が長いからなのかなと言う気もします。
このまま社畜を続けていれば40代後半には到達しているでしょうが、そこまで我慢して社畜を続ける予定はありません。
自分で決めた年齢でリタイアする予定なので、もしかしたらこのまま生涯富裕層までは到達できないかもしれませんね。
NRIの今回の調査では、富裕層は15.5万世帯も増えているようです。
私も自宅不動産を購入していなければ、富裕層入りできていたと思いますが、仕事を退職後に無職はともかくホームレスにだけはなりたくなかったので、自宅を購入しました。
入居してから半年以上経ちましたが、今のところまったく後悔はありません。
それよりも自宅の購入後に長期金利も上昇して、「金利が上昇した~固定金利に借り換えないと。」みたいなニュースを見ていると悪い笑みが出てしまいます。
まさに計画どおり
次回の調査では、富裕層は減少しそう
今回の調査結果を見ていると、富裕層が15.5万世帯増加しています。
マス層から一気に富裕層入りということは少ないはずです。
準富裕層が16.4万世帯減少しているので、ほとんどが準富裕層からの繰り上がりでしょう。
調査時期が2021年なので、ちょうど新型コロナウイルスの流行によって市場が暴落してからV字回復した頃の調査結果だと思います。
コロナ禍で在宅が増えたのでテック系企業の株価が急騰していたので、その時期にテック系企業を買っていた層が相場にうまく乗って富裕層入りしたのでしょう。
2022年はテック企業が今度は暴落して酷い相場になったので、上手く売り抜けられなかった人は次の調査では富裕層から準富裕層に戻ってくることになるでしょうね。
FIRE卒業とか言っている層もこの辺に入るのでしょうか。
一時の相場に乗って上手くいったからと言っても、相場が簡単ということにはなりません。
とりあえずアメリカの先進企業をレバ効かせて買っておけばエエんやろと、ポートフォリオをテック企業で固めてしまった人は痛い目をみているでしょうね。
次回の調査は2023年になるので、これから一気に相場が良くならない限り富裕層は減少するでしょうね。
個人的には2023年はヤバそうな気配を感じていますが、何事もなかったかのようにまた上昇相場に戻るかもしれませんので、2023年の調査を楽しみに待ちたいと思います。
コメント