底辺の仕事って何かを考えさせられる。
就活情報サイトが「底辺の職業ランキング」を投稿して批判が殺到したという記事を見ました。
就職情報サイトがこんな記事を出すとそりゃ批判されるだろうとは思います。
何しろ、人が足りなくてできる限りいっぱい人を集めたい企業は「底辺の職業」と言われる職種の企業だからです。
大人気の企業は、黙っていても就職したいと言う人がいっぱい来ますので、人気の無い企業に人が来なくなるような情報を掲載すれば、スポンサー企業からは批判がくるでしょう。
底辺の職業に就いている人が、転職を考えていて、就職情報サイトを見ていて「今の職種が底辺になっている。」と怒っている可能性も高いですが、求職者にもスポンサーにも喧嘩を売っているような内容なので、批判が殺到しているのでしょう。
職業自体には貴賎はある。
職業に貴賎なしと良く言われますが、私は職業には貴賎はあると考えています。
一般的には、どのような仕事も社会に必要とされていて、働くことや、職務を全うすること・働いてて稼ぐことは等しく貴いことなので、人を仕事の内容によって差別すべきではないといった意味合いで使われます。
職業に就いている人には貴賎はないと思いますが、働いている職業そのものにフォーカスすれば、当然差があると思います。
主に給料や待遇面での差が、貴賎の原因として大きいと思います。
看護師はランキングに無いですが、似たような業務の介護士は底辺職業にされているのは、給料等の待遇面が大きいのではないでしょうか。
看護師の年収は500万円以上ありますが、介護士は低年収です。
例えば、警備スタッフやコンビニ店員の年収が2,000万円だったら、世間一般でも底辺職業とは言われないでしょう。
逆に楽で儲かると大人気の職業になると思います。
底辺職業のランキングを見てみる。
批判が殺到した底辺職のランキングを見てみようと思います。
やはり見た感じ、低収入の職業が多いですね。
何故底辺職にしたかという理由は、(1) 肉体労働 (2) 誰でもできる (3) 同じことの繰り返しであると記事を書いた著者は語っています。
他の小売り業も左程高年収ではありませんが、何故かコンビニ店員だけ狙い撃ちして底辺職業にランクインさせたり、トラック運転手を入れて他の物流業者はランキングには入れないといった、著者が恣意的な決め方をしているような部分はあります。
佐〇とかは比較的高年収だからでしょうか。
〇berEATSとかもガッツリ肉体労働で、誰でも出来て、同じことの繰り返しですがランキングには入れていません。
ランキングなのに12と中途半端なのも気になります。
トップ10とかじゃないのかとか、1から12で底辺度に差があるのかとか色々気になります。
そもそもコールセンターって肉体労働ですかね。
基本的に座って電話対応する職業なので、肉体労働では無い気がします。
広義の意味では肉体労働かもしれませんが、それを言ったら社畜はみんな肉体労働です。
それより気になるのが、例外に「株・FXトレーダー」がランキングに入っていることです。
自分で言ってる条件と異なり、肉体労働でも無いし、誰でもできないだろうと思いますが、何でわざわざランキングに入れ込んできたのか謎です。
証券会社で働いているディーラーやトレーダーは世間的にも高給取りなんですが・・
やはり何某かの著者の私怨が含まれていそうなランキングですね。
公平な視点で作られていないのも、このランキングが批判される理由なのでしょう。
私は、アーリーリタイア後は仕事をしない想定ですが、株やFXのトレードはする予定なので、著者がいうところの「底辺職」になります。
どこの馬の骨に底辺職だと言われても特に気になりませんが、もらい事故的にディスられた感があるので釈然としない気分になりました。
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