先週に比べて動き無しの展開
12月5日の記事で、ドル円は戻り売りの方針を出していました。
具体的な価格は、1ドル113.7円を基準に考えていて、そこまで上昇すれば売りとしていました。
翌週早々からこの113.7円に戻る動きとなり、火曜日には基準にしていた113.7円を超えて水曜日に1ドル113.95円まで上昇した後、反落して1ドル113.32円で金曜の取引を終えています。
週初から予想より戻りが強かったので「やっちゃったかな。」と思いましたが、114円までは行かずに落ちてきてくれたので、その後は大体予想どおりの動きに終始しました。
為替の推移が大体予想どおりな上、11月28日週ほど大きく動くこともなかったので、夜も普通に眠れました。
12月12週の取引方針について
12月12日週のドル円の取引方針ですが、結構悩みます。
動きが小さくなってきたので、チャートだけ見ると上にも下にも行きそうな値動きに見えます。
結局1ドル114円の壁は超えられなかったので、引き続き「売り目線」が基本だと思っています。
これが基本線ですが、月曜以降も1ドル114円へのトライはありそうです。
そこで来週、再度1ドル114円を超えられずに終われば、本格的な下落傾向に進んでいくと思います。
MACDも9月時に反発したラインまで到達したので、そろそろ反発しそうなラインまで下落してきましたがまだ下向きの動きです。オレンジのSlowはまだ下落中に見えますので、まだ下落余地がありそうに見えます。
とは言え、上か下か明確に見えないので、来週は積極的に取引しない方針で考えようと思います。
チャートもそうですが、来週はFOMCが12月15日にあるのでそれまでにポジションを一旦解消しておくことをお勧めします。
ポジションを持ったままFOMCを跨ぐと、予想どおりに進めば大きく勝てる可能性もありますが、裏目を引くととんでもない所まで連れていかれる可能性があります。
FOMCでテーパリング後の利上げ時期やペースについて言及があれば、円安方向に大きく動く可能性もあります。
逆に利上げ時期やペースについて話が無ければ、殆ど値動きは無いと思います。
オミクロン株を理由に利上げの話をしないかもしれませんし、重症化しないので蔓延しても影響無しと考えて予定どおり利上げするとするかもしれません。
ハッキリ言ってどうなるか分かりません。
「利上げの話があるか?無いか?」のような丁半博打をするよりは、結果が出てから付いていくことをお勧めします。
日本のイベントでは12月14日に日銀短観と、12月18日に日本の金融政策発表がありますが、これはドル円の動きにほぼ影響しないと思います。
金融政策発表は内容によっては大きく動く可能性はありますが、金融政策では取れる手が殆ど残っていないので、思いもしなかった政策でも出てこない限り、ほぼ無風で終わると思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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