マシュマロを我慢できたらもう1個を続けた人達
マシュマロテストという有名な実験があります。
子どもにマシュマロを1つ渡して、「15分我慢できたらもう1個あげる」と言って放置した後の子どもの行動を観察するテストです。
マシュマロを食べずに我慢した子の方が、大人になった時に学業成績が良かったり、社会的評価が高い仕事に就いている割合が高かったっていう有名な実験です。
このテスト、いわゆる我慢の美徳を植え付けるような話に聞こえます。
欲求を先延ばしにできる自制心があると、将来成功しやすいよって話ですね。

FIRE界隈に居る人も、マシュマロ(散財)の欲求を我慢し続けた結果FIREしているので、さぞかし子どもの頃は「待て」ができる子どもだったんでしょう。
最近のNISA貧乏の若者も幸せの先送りをしていると言っても良いでしょう。
今はキツイが将来のために積み立てておくという考えは言うほど失敗ではありません。
「今しかできないことをした方が良い」という正論もありますが、この辺はバランスですね。
全ての欲を封印して蓄財に励む必要は無いと思いますし、若い時に友人と行った旅行の方が年取ってから行った旅行より記憶に残っているので、若い時は遊んだ方が良いよって話にも一定の説得力はあります。

ただ、のちのち後悔するのはマシュマロを我慢した場合よりもマシュマロをすぐ食べちゃった場合だと思うので、使いたい用途がないのであればNISA貧乏しておくのが正解だと思います。
習慣が我慢を作るってお話
このマシュマロテストですが、子どもの時に実験した時と大人になった時で結果が変わる気がします。
私なんかが多分そうで、子どもの時なら我慢しないでマシュマロを食べたでしょうし、大人になったら我慢できると思います。
もちろん、大人になったらマシュマロなんて別に好き好んで食べないってのもありますが、コレがお金になると分かりやすいです。
例えば1万円渡されて、「1年後まで使わずに我慢できたらもう1万円あげるよ」と言われた場合、子どもの時なら100%使ってたと思います。
そして、大人になった後なら100%使わずにいると思います。
1年で2倍、つまり年利100%、月利で約6%貰えるというソロバンが働くということもありますが、これは慣れの部分も大きいと思います。

実際マシュマロテストでも、マシュマロをプレゼントに変えた場合で日米の結果が変わったという結果になっています。
日本人はマシュマロを食べるのを我慢できるけど、アメリカ人は我慢できない。
日本人はプレゼントを開けるのを我慢できないけど、アメリカ人は我慢できる。
これは普段全員食べられる状態になるまで我慢することに慣れている日本人と、クリスマスまでプレゼントを開けられないことに慣れているアメリカ人の習慣による違いだって話です。
だから、マシュマロをお金に変えた場合も、お金を使わずに居ることに慣れていると使わずに我慢できるんだと思います。
FIREする場合も同じでしょう。
最初はお金を使いたいと思いつつも我慢して生活しているけど、何年も続けると特に散財したいという欲求は無くなっています。
慣れと選択的許容がFIREを作る?
FIREする人はお金を使わずにいることに慣れているだけで、特別自制心が強いとは私は思っていません。
たまに頭おかしいんじゃないかってレベルで我慢して蓄財する人が居ますが、ああいうのはごく少数だと思います。
実際私も「自制心が強いか?」と問われても「うーん、たぶん人並じゃない?」って答えると思います。
お腹が空いたら食事をするし、眠かったら眠ります。
この辺りの行動に関して自制が効いているとは思いません。
ただ、お金の使い方に関しては自制が効く方だと思います。

自制心が強い人は「ただ我慢強い人ではない」ことが明らかにという記事を読みました。
自制が強い人は欲求がない訳でも、特別我慢している訳でもないって話です。
じゃあ何で自制できるかと言えば、目的と衝突する欲求が少ないからだそうです。
自制できる人は自然と葛藤が起きない環境や習慣を選んでいるってわけです。
目標と強く衝突する欲求、つまりFIREという目標と衝突する散財に関してはしっかり抵抗し、FIREを邪魔しない欲求に対しては素直に従う。(眠かったら寝るし、お腹が減ったら食べる)
戦略的な欲求の許容と言うそうですが、正に私はこんな感じだと思います。
働かないで済むなら、何でも許容してますからね。
世間ではダメ人間とも言いますがw
FIREするのに必要なのはお金を使わず生活することへの慣れと、散財以外の欲求を許容することなのかもしれません。


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