定義はハッキリしているのにFIREより曖昧なマス層

白猫シリーズ 何かすごいもの FIRE後
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無職でも憂うつな9月

9月になりました。
世の学生たちは長い夏休みが終わって、1日から新学期でしょう。
学生たちも憂うつでしょうが、私も結構憂うつです。

FIREしたので、1日から仕事や学校なんてことはありませんが、住民税の引き落としが9月1日なんですね。

社畜時代は毎月給料からピンハネされていた住民税ですが、退職すると4回払いの普通徴収に変更されます。

これがまた痛い!
これまでは給料から引かれていたので痛税感は薄かったですが、今回は私の銀行口座にダイレクトアタックです。

しかも威力は、12カ月分を4回に分けるので社畜時代の3倍です。
同じマイナスですが給料からピンハネされて残りが振り込まれる場合より、銀行口座からただただ抜かれる方が精神的ダメージも大きいです。

るろうに剣心 完全版 12巻 127幕から引用

これに加えて、任意継続の健康保険料も支払うので20万円近く支払うことになります。

まさに生きてるだけで罰金ですね。
失業給付がもうすぐ振り込まれる予定ですが、こんなに持って行かれては振込されても、手元にはほぼ残りません。
こんな様で普通の失業者は生活できるんでしょうか?

今日はふとした疑問、マス層の住民について考えてみようと思います。

FIREより曖昧なマス層の住民

何か当たり前のようにマス層を使いましたが、マス層は野村総研が定義した言葉です。
純金融資産3,000万円未満の世帯をマス層と呼んでいて、FIRE界隈の住民は何度も見ている例の三角形の最下層です。

野村総合研究所 ニュースリリースから引用

マス層は4,424.7万世帯、割合としては約80%の圧倒的な多数派です。
その名のとおり大多数ってわけですね。

FIREして自発的に失業者になったという特殊ケースを除けば、失業者はほぼ漏れなくマス層の住民でしょうね。

ただこのマス層、FIREより幅が広いと思います。
なぜなら純金融資産が3,000万円未満の世帯がマス層だからです。

例えば、数億円のビルを何十棟も持っていてテナント収入は年間数億円の人でも、手元に現金も有価証券も持っていなければマス層になります。
そして、不動産投資している人はだいたい不動産購入の頭金+借入でレバレッジをかけて不動産を購入しているので、現金はカツカツな人が多いです。

余裕ができたら新しい不動産を買うって人が多いので、いわゆる土地持ちはマス層に居る割合が多いと思います。
棟数が増えてくれば事業化して、経費で遊ぶって人も多いでしょうから生活ぶりは超富裕層のマス層がごまんと居るでしょうね。

そして、毎月生活はカツカツ、給料日前には口座に数百円って人も、奨学金、住宅ローンや車のローンで純金融資産はマイナスの社畜も、もちろん同じマス層です。

現金化すれば数百億円持っている人から、資産マイナスの人までリーンFIREとファットFIRE以上に幅があるのが、マス層の住民です。

マス層をもっと細分化して見てみたいオッサン

このマス層ももっと細分化した方が良いんじゃないですかね?

例えば、マス層の中でも自宅以外の土地持ちは隠れ富裕層とか、借金持ちは金融資産ゼロ世帯とか。
80%も居るのに一括りにされているのは謎です。

純金融資産3,000万円未満っていうのもかなり幅があります。
5,000万円と9,000万円では大した違いはないでしょうが、100万円以下と、2999万円では生活ぶりにも大分幅があるでしょう。

マス層の中もゼロ~マイナス、100万円未満、500万円未満、1,000万円未満、2,999万円未満、土地持ちの6分割くらいにしても良い気がします。

今でも2年に1回しか発表していない情報なので、これ以上細分化したら4年に1回くらいしか発表できなくなるかもしれませんが、1回見てみたいなぁ
野村総研じゃなくても良いので、もっと細分化した情報出してくれないかなと思ったオッサンでした。

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FIRE後
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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。はしQです。この野村の世帯金融資産の図は、有名すぎて独り歩きし始めてますね。当方がこの図を初めて見たのは社畜時代の企画職の時でした。マーケットサイズを測るときに、この図を使ってましたが、今を思えばこれしかないのでこれを使ってましたが、確かに不動産持ちが基本はいりませんので、ずいぶんマーケットサイズは小さく見積もってしまってたことになります。だから新規事業の立ち上げは、マーケットが小さいので商売にならないと経営会議でよく否定されてました。今を思えばかわいいもんですが・・・懐かし話はここらへんで・・当方は富裕層の底上げがそろそろ必要ではないかと感じています。当時はここまでバカみたいな成長率の金融商品はありませんでしたので本家NRIも気が付いているようで「いつの間にか富裕層」なんて定義も作ったようです。・・ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      富裕層は引き上げしてもいいかもしれませんね。
      1億円くらいだと普通の人と生活ぶりは変わりませんし、何なら普通の人より質素な暮らしをしているまであります。
      (某辞めるマン氏しかり

  2. 仙堂智隆 より:

    こんばんは仙堂です。

    税金や健康保険を罰金と表現するのは・・・
    もっと肯定的にとらえましょう。
    税金なんかはインフラの使用料金と思えば納得できます。
    保険は、払うだけで使わなかったら「何もなくてよかったね」と喜びましょう。

    野村総研のデータは、証券会社がメインとした金融機関が使うためのデータと思ってます。
    わかりやすいのは、証券会社です。担当者をつけるのは、準富裕層以上とかアッパーマス層以上にする、というような使い方をしています。

    • nekonabe より:

      仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
      いや~私もそんなに高くないならもっと肯定的なイメージを持ちますけど、何しろ高い。
      取り過ぎです。
      明らかに何かに備える保険として支出する額のキャパを超えてます。
      税金は稼がなくなって支払いが減ると、授益的な面が支出額に対して遥かに大きくなるので、日本サイコーって思うんでしょうね。

      野村総研のデータについては、野村証券が参考にするってのもあるでしょうね。
      マス層なんて、野村證券の顧客層としてはいらない子でしょう。
      そう考えると雑多にまとめられているのも納得ですね。

  3.   より:

    コロナ前からゴールドが2.5倍以上値上がりしているから資産1億円は富裕層のイメージはありませんね。1億円あれば毎月の生活費が20万円以下なら運用すれば資産は尽きない可能性は高いので侮れない金額ではありますけど。

    • nekonabe より:

      名無しさん、コメントありがとうございます。
      たしかにゴールドの上昇っぷりは凄いですね。
      私も金ETFを持っていますが、値上がり幅が半端ないです。
      金地金とか持っている人なら余裕で1億越えてくるでしょうね。
      株高の時は金が安くなるんで仕込み時なんですが、両方上がってるので金は買いづらいです。
      私もそろそろ1億が見えてきましたが、庶民(平均以下の暮らしかも)の暮らしなので全く富裕層な感じはしませんね。

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