無職になるとストレスがリアルに分かるようになる
退職して無職になってから約2カ月経過しました。
無職になった後は、24時間フリータイムなので何時になったらコレをするとか、アレを何日までにやらなければならないってことは基本ありません。
今は失業給付を貰うために月1回(月によっては2回)ハローワークに行かなければなりませんし、求職活動実績を作るために何か活動しなければなりませんが、義務らしい義務はそれだけです。
だからこそ、認定日にハローワークに行かなければならないというのが、社畜の時よりストレスに感じるわけですが、ハローワークに行く以外の作業については全くのノーストレスです。
義務感や締め切りのない生活をしていると、ストレスという物がよりリアルに感じられるようになったと思います。

あの如何ともし難い不快な気分、頭が重くなったり、心臓を締めあげるような嫌な感じが胸からせり上がってきます。
あれがストレスでしょうね。
間違いない。
今日はそんなストレスに関するお話です。
無職になるとストレスに弱くなるわけ
今のように明確に「これはストレスだ。」と感じる場面は、社畜時代には殆ど無かったと思います。
何となく体が重いとか、胃が痛いということはありましたが、今のように「コレ明らかにストレスだろう」という感じはしませんでした。
大勢の人の前で説明する時に「あぁこれストレスだな」感じるくらいでしょうか。
嫌は嫌ですし、不快は不快なんですけど頭が重くなったとか、胸が痛くなるといった症状は無かったと思います。
おそらく退職した時に、憑き物が落ちたように一旦ストレスがゼロにリセットされたからだと思います。
ゼロになってまた新たにストレスを感じた時、ゼロの状態からストレスというマイナス要素を感じるので、より不快に感じるのでしょう。
逆に社畜の時は、常にストレスでマイナス要素塗れなので、多少マイナスが増えたところで殆ど何も感じないのだと思います。
社畜の時はどんだけ不快な気分で生きてきたのかということが、無職になると良く分かります。
ストレスが体に良いわけないって感じです。
働かなくてもよくなると無意識に健康になろうとする
そんな不快なストレスですが“退職”は健康に良い影響―慶大と早大が研究報告 50歳以上約10万人を対象に調査という記事を見ました。

社畜を辞めて無職になったことがあれば、「そんなの当たり前じゃん」と思うような研究ですが、少し触れてみようと思います。

研究内容は35カ国における50~70歳の10万6927人を平均6.7年間追跡調査した結果のようです。
調査数的にも十分です。
また、健康問題で退職するという逆因果関係を排除して、退職そのものが健康に与える影響を分析したそうです。
結果は想定できますが、想定どおり退職は全体的に見て健康に良い影響を与えるそうです。
認知機能の向上、自分で健康だと感じる主観的健康評価も改善し、運動不足が解消される傾向になるようです。
オッサンも無職になって健康になったと思います。
社畜時代は慢性的に寝不足気味でしたが、今は好きなだけ寝ますし、最近はFit Boxing 3をやるようにしているので、社畜時代よりは運動できていると思います。

環境的に自然に健康になる面もあるのでしょうが、やはり人は働きたくない生き物だということですね。
社畜の時は緩やかに自殺しているようなものです。
必要以上に働いたり、食事が不規則だったり、脂っこいものや味の濃いものばかり食べたりします。
社畜を辞めたら「もっと長生きしたい」と無意識に感じるのでしょう。
FIREするとエナジードリンクやジャンクフードを食べたくなくなるのも、無意識に健康になりたいと思っているからなのかもしれませんね。
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