FIRE前は絶対気にすると思っていたことが意外と気にならない
FIREして早くも5カ月経過しましたが、自分でも意外なことが1つあります。
それが、全然銘柄を買ったり、売ったりしていないことです。
厳密には新NISAの自動積立では毎月投信を購入していますが、それ以外は本当に何もしていません。
以前、有給消化期間中に日本株を買った後、思ったより上がったので2度ほど買い増ししましたが、それ以降はノータッチです。

FIREする前はもっと相場が気になってリアルタイムでザラ場に張り付くかなと思っていましたが、全然そんなこともなく・・・
なんなら前場は毎日寝てますね。後場もほぼ見ていません。
引け後に日経平均をチラ見するくらいで落ち着いています。
アメリカ市場はたまに見ていますが、売り買いまではしていません。
FIRE後に時間があるので、もっと興味を持つかなと自分では思っていましたが、全くやる気にならなくて予想外だった部分です。
FIRE前はこうなると思っていたけど、実際FIREしてみたら違ったという話は他にも結構ありそうです。
今日はFIRE後に陥る5つの罠という記事を見たので、そのお話をしようと思います。
国が変わっても人間の本質は変わらない5つの罠
MONEY INSIDERの記事で、FIREを目指す人が陥りがちな5つの罠という記事を見ました。

5つの罠は確かにどれも、FIREを目指す人が陥りそうな罠だと思います。
- プロの投資顧問を雇う
- 投資ではなく投機に走る
- 投資を始める「良いタイミング」を待つ
- 待つことができない
- 平均以上のリターンを得ようとする
どの罠もハマっている人が、SNSに溢れています。
投資顧問を常に雇う人はあまり多くは無いと思いますが、FPに金を払ってアドバイスを受ける人は居るでしょうし、インターネット経由で出どころが怪しい金融商品に飛びつく人も多いです。

逆に「今は相場が良いから、もっと下がってから投資を始める」と言っていつまで経っても投資を始めない人も居ます。
S&P500の平均を上回りたくて、レバレッジファンドや、AIやテック等の値上がりしそうなテーマ株を買い漁る人も多いです。
5つ全てが「あるある」だとは思います。
この辺は日本だろうが、アメリカだろうが、投資をするのは結局人間なので変わらないってことなんでしょうね。
特に若いと投機に走ったり、平均以上のリターンを得ようとしたりして暴走気味になります。
オッサンも若い時は色々な金融商品に手を出しては上手くいかないという時期がありました。
如何に腰を落として、地味に継続するかがFIRE前の投資だと思います。
腰を落とし過ぎて、他人を当てにし過ぎたり、好機を待ち過ぎたりするのはオッサンがやりそうなことですね。
始めることと、続けることが重要になりますが、この2つを邪魔する要素がこの5つの罠ということなんでしょうね。
罠を避けるのは簡単だけど、罠に飛び込みたくもなる
この5つの罠を避けるのは容易です。
証券口座の設定を追加して、毎月決まった金額を決まった金融商品に積み立てる。
設定した後は見ない。
これだけ。
超簡単です。
そして、慣れれば続けるのは容易いです。
これがFIREの準備としてベストに近いベターなのは分かります。
ただ、これが正解なのは分かっていても、「物足りない」と感じるのは私だけじゃないでしょう。
私もFIREするまでは、投機性が高いFXをやっていました。
積立投資が簡単なのも分かるし、実際資産が増えるのも分かります。
でも「物足りない」、何か自分の判断で試してみたくなる気持ちは分かります。
コレばかりはどうしようもないですね。
だって人間だものw
特にFIRE前はサッサと会社を辞めたいでしょうから、1秒でも早く、1円でも多くしたくなって色々手を出してしまうのでしょう。
FIREした後は意外と資産にも寛容になる気がします。
「大きく減ってなければ、まぁ良いか」くらいの気分です。
でも、どうしても自分で投資判断したいということであれば、資産の数パーセントを個別株で運用すると良いでしょうね。
やりたいと思っているのに、やらないのも不健全ですからね。
失敗すればやる気も失せるでしょうし、数%なら全損しても致命傷にはならないでしょう。
私は今のところ、あまり「何か買いたい病」は発症していません。
ですが、FIRE生活に慣れたら、売買したくなるかもしれません。
また何か買いたくなったら、記事にしようと思います。


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