FIREの根底にある「仕事嫌い」
FIREするような人は、基本的に仕事が好きではないというのが私の持論ですが、仕事が好きではないと一言で言っても色々なタイプがあると思います。
例えば、今いる職場(もしくは業種)で働くのが死ぬほど嫌なのか、給料とか待遇が割に合わなさ過ぎて嫌なのか、誰かに命令されたり、目標とかノルマがあるのが嫌なのか、私のように決まった時間に決まった場所に行くのが嫌なのか、理由は様々でしょう。
おそらく殆どの場合、上で挙げた例のうち1つの理由だけで仕事が嫌いになることはないでしょう。
何年もかけて、複数の要因が嫌になってきて強固な「仕事嫌い」が出来上がるのだと思います。
指示を受けたり、合意を取ったり、ノルマがあったりといった自分の裁量権が無いのが嫌だという人は、仕事が嫌いというよりは、社畜が嫌いといった感じです。
ですが、その場合も社畜に広範な裁量権があることはまず無いので、脱サラして起業することになります。
これもサイドFIREと、FIREの一種に含まれてしまうため、仕事(社畜)が好きではないとFIREするというのは真ではないかと思っています。
邪悪な社畜の拘束ルール
私が仕事嫌いな理由は、主に時間的に拘束される部分が嫌だと思っています。
もちろん目標とかノルマも嫌ですが、それよりは9時までに〇〇まで来てください。
そして、休憩は12時から13時、定時は17時30分です。
これが嫌です。
社畜とは、この枠に何十年も捕らわれている存在ですが、毎日、毎日バカみたいに同じことをしています。
朝は好きな時間に行って、腹が減ったら飯を食べて、仕事が終わったら帰るでも良い気がしますが、多数の社畜が働く職場ではこの時間的な拘束ルールが存在します。
学生時代はあまり違和感を感じませんでしたが、20年くらい社畜を続けているといい加減に飽きてきますし、何なら怒りすら感じます。
腹立たしいのは、ダブルスタンダードな時間の厳格さです。
例えば9時が始業だとしたら、9時前に来る分には何も言わないけど、9時を過ぎるのはNG、同じように17時30分を過ぎる分には特にお咎めはないけど、それより早く帰るのはNGといったような、何がなんでも9時~17時30分は絶対に拘束するという厳格さです。
そしてその枠をはみ出す部分については異様に寛容で、36協定で年720時間まではみ出し放題と言う始末です。
最近はフレックスやスーパーフレックスなんてのもありますが、フレックスも結局コアタイムは絶対拘束されていますし、クリエイター以外の普通の社畜にスーパーフレックスが適用されているのを見かけません。
もし私がスーパーフレックスで働くとしたら、16時~24時に設定して、終電があるから絶対残業しないマンになるかもしれませんが、そんなことをしたら「9時から働いている人と連携が云々・・」と結局は朝に来ることを強要されそうな気がします。
FIREにルールは必要か?
FIRE後は当然、毎日9時までにどこかに行かなければならない的な謎のルールは存在しなくなります。
法律に引っかからなければ、基本何してもOKです。
この自由さが「FIREの売り」なんですが、まったく何にも決まりがありませんというのは危険も孕みます。
特に私が危惧しているのは、「何時に起きても良いですよ」となった場合、規則正しい生活を出来るか全くわからないことです。
社畜の今は強制的に起床時間が決まっているので、何時に寝ようが無理矢理起きることになりますが、これがFIREして毎日寝放題となったら何時に起きるか予測がつきません。
他のFIREした人たちは、異様に自制心が強いのか、はたまた朝に強いのか普通に朝7時起床とか8時起床して、散歩しますといったルーティンをしていますが、私にはマネできそうにありません。
物欲に関しては制御できると思いますが、睡眠欲を制御できるかは自信がありませんね。
とりあえずFIRE直後は、好きなだけ寝るつもりです。
ですが、FIRE後しばらく経った後に、9時就寝、17時起床みたいな状態になっていたら渋々でもルールを設定する必要があるかもしれませんね。
ルールを決めると言っても、自分で決めるだけで誰かに言われて従う訳ではないので、きっと不満には思わないでしょう。
とはいっても自分で自分を縛るルールなんてあまり決めたくもないので、好きなだけ寝た後に自然と決まった生活リズムに従おうと思います。
今の平日と休日の生活リズムからすると自信ないなぁ。
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