リタイアをオプションで選べますって一体誰得なのか?

どちらにしようか迷うドローイング FIRE後
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FIREした後の山も谷もない暮らし

私は2025年7月からFIRE生活に入りましたが、FIRE生活に入ってからは特に不満のない暮らしをしています。

FIREに関しては何度もお話しているので、今更多くを語りませんがFinancial Independence, Retire Earlyの略称で、経済的自立と早期退職を組み合わせた言葉です。

私は「仕事をせずに一生生活できる状況」がFIREであるという認識をしていますが、一度FIREしてしまうと、いわゆる「山も谷もない」暮らしになります。

ジョジョの奇妙な冒険 45巻 185ページから引用

FIREした後に何か自分でも思っていなかった意外なことがあれば、それはそれで面白かったんですが、なにぶんFIREは準備から実行までの期間が長すぎるので、早々予定外のことが起きません。

コントロールできないのはFIRE後の相場の状況くらいで、後は自分自身のことばかりです。
40年以上も生きてきたオッサンからすると、自分ならこういう時にどう思うか、どう行動するかというのは大体分かってしまいます。

さらに社畜時代からFIRE後のシミュレーションもしてしまっています。
「FIREしてこういう状況になったら、こうしよう。」と何年も考えて生活した後にFIREすると、早々予想外のことも起きません。

コントロールできないと考えていた相場に関しても、FIRE後はほぼ理想通りの展開なので、FIRE後に資産が急減して心を揺さぶられるかもしれないという心配もありません。

正に平原を往くって感じですが、今日はFIREと似たようで違う言葉がまた出てきたので、その言葉について語ろうと思います。

このオプションは必要なのだろうか?

FIREに似た言葉ですが、FIROと言います。
Financial Independence, Retire Optionalの略称です。
経済的自立と選択的退職を組み合わせた言葉ですね。

‟FIRE”よりも‟FIRO”の方がオススメ!? “波のようなキャリア”を実現する「FIRO」とは?
「経済的自由を手に入れて、早期リタイア!」 そんな夢を掲げて、FIREを目指す人が増えています。不動産会社のAlbaLinkが2023年4月に実施した調査では、働く男女500人のうち78.0%が「FI…

FIREと似ていますが、似て非なる部分が「仕事を退職しない」ことです。
いつでも辞められるけど、辞めないで辞められる選択肢を持つことを目的にしたもののようです。

この言葉を見て思った率直な感想は、「それって意味ある?」ってことです。

辞めるために資産形成してきた私からすると、辞められるけど辞めないってのは意味不明です。
レベルを上げ、数々のイベントをクリアしてラスボス手前まで来たけど、ボスは倒さず、ゲームはクリアしないみたいな感じですね。
何でクリアできるのにクリアしないの?って感じです。

FIREして何もしないのが退屈と思ったり、極端に節約した生活やお金の不安を抱えたくない人に向いているらしいです。

うーん・・・
文章だけ見ると分かるような気もしますが、それってFIするレベルまで資産を積み上げてまでやることなんですかね?

いつでも辞められる状態ってそんなに良いですかね。

いつでも辞められる状態だとしても、辞めていなけりゃ楽ではない。
上級職の違和感にはどこかズレてる。日本のFIREブームへの違和感、本当に早く退職することが正しいのか?という記事を見ました。こういった記事を見ると、またどこぞの社長が奴隷を扱き使うために労働を賛美している記事かなと思って読み始めましたが、著...

私もFIRE前の1、2年間はいつでも辞められる状況でしたが、「いつでも辞められる」という精神的な楽さを「辞められるにも関わらず働いている」という苦痛が帳消しにしていたので、より辞めたいと思いましたけどw

今は1㎜も働きたくないけど、数年後は分からない

辞められるだけの資産を作った上で、あえて働くってことですが、私などはこの状態にかなり違和感を持ちます。

これは私が働きたくないから感じる違和感なんでしょうね。
資産を作るのは、あくまで仕事を辞めるためという感覚から逃れられないのでしょう。

そのまま同じ職場で働き続けるというのも嫌ですが、仕事を辞めた後にわざわざ別の職場でまた働こうという考えも私には理解し難い感覚です。

とは言え、私もまだFIREしてから半年も経っていません。
今は全く働こうなんて気はありませんが、今後一生同じ気持ちかは分かりません。
数年後、ふとした切欠で「なんかちょっと働こうかな?」と思う可能性もあります。

今は社畜時代のトラウマが抜けていないから、「働くなんてトンデモナイ」と思いますが、トラウマが払しょくされたら定期的な収入が欲しいと思うかもしれません。

今はFIREでも、今後はFIROに変わるかもしれない。
それも経済的に自由だからこそ選べる選択肢なんでしょうね。
リタイアし続けるのも自由、日和って働くのも自由ってことなんでしょう。

そういう意味では私もFIROをしている最中なのかもしれませんね。

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FIRE後
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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。はしQです。FIROなんて初めて聞きましたが、サイドFIREとの違いが良くわかりません。理屈は判りますが、それでも勤め続けることのデメリットがまるで説明されていないので、何となく新しい言葉をはやらせようとしているとしか考えられません。FIできていて、だけどREに踏み切れないのは単に未FIRE ですから、今更、「別の会社に転職とか、副業に励むとか、週3勤務の会社を選ぶ」をひとまとめにする意味はないと思います。個人的にはこの種の節操もない記事が、若手社畜の悪魔のささやきになっているのではと危惧します。・・・ではまた・・・

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      確かに違いは何でしょうね。
      サイドFIREはお金が足りないから足りない分働く、FIROは働かなくてもいいけど働くみたいなイメージでしょうか?
      自由、自由って私が学生の頃もフリーターをもてはやしていましたね。
      あれと似たようなもんでしょう。
      資産形成の必要性を訴えるだけ、昔より大分マシな気がしますけどw

  2. 仙堂智隆 より:

    こんばんは仙堂です。

    そういうタイプもあるんですね。

    退職して「仕事をやめた途端に社会との接点が激減し、孤独を感じる」という知り合いがいます。
    365日24時間することが無くて暇を持て余す、みたいです。
    私は好きなことをしているだけで一日が過ぎてしまうので、全くその気持ちがわからないのですけど。

    仕事も、「めちゃくちゃ嫌な仕事」ばかりでなく「ちょっと嫌な仕事」「好きな仕事」と、いろんな仕事があります。

    知り合いの早期退職者では、国家資格を持っている人がその資格を生かした仕事をしている人が多いかな。
    車の運転が好きなので車のディーラーの配車係というアルバイトみたいな仕事をしていたり、相撲が好きなので相撲部屋の後援会の役員をしたりしてる人がいます。(無給かもしれないので仕事じゃないかも)

    自分の興味があることや出来ることをしごとにするのもありかなと思いますが、「個人投資家」という現状に、おおいに満足しているので就職はしないでしょう。

    • nekonabe より:

      仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
      暇を持て余すって人結構いますね。
      私も他の人から見たら持て余してそうに見える生活をしていますが、自分の中では特に暇だからやっているって感じはないですね。

      興味があっても他の人から評価されたり、ノルマがあったりするとウンザリしそうです。
      それが仕事だろと言われたら、まぁその通りなんですけど・・・
      私はやれって言われると、やる気が無くなる天邪鬼なところがあるので、そういった意味でも好きな仕事とか嫌いな仕事は結構あいまいです。
      やれば、問題なくできるだろうし、特に拒否感も湧かないでしょうけど、続けていると面倒くさくなると思います。

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