FIREから4カ月経って、ようやく散歩する気になる
FIREしてから約4カ月が経過しました。
最近はようやく涼しくなってきたので、ちょくちょく散歩に出かけるようになりました。
私は日常生活で利用する施設はすべて徒歩圏内に収まる場所を選んで住んでいるので、駅からそれなりに近いところに住んでいます。
普段、食料品や日用品の買い物をする際は駅方面に歩くんですが、散歩の場合は駅とは逆方向に歩くようにしています。
全く行かなかった方向なので、ただ歩くだけでも新鮮です。
駅から離れると住宅街になっていますが、どこからともなく金木犀の匂いがしますね。
今の若い人だとピンとこないかもしれませんが、私の年代だとトイレの芳香剤の匂いって言うと「あぁアレね」と分かる主張の強い匂いがする花です。
暑くもなく、寒くもない散歩するには丁度よい気候ですが、これも後1カ月くらいで今度は寒くなるんでしょうね。
暑いより寒い方がまだマシなので、暑くなるまでは散歩は続けたいところです。
FIRE民に散歩が大人気の理由
FIREした人あるあるですが、FIRE後に散歩するという人は多いです。
道具が要らないのでお金がかからず、健康のためにも良くて、いつ始めてもいつ終わっても良いという時間的な自由度が高いことから、FIREする人は散歩をします。
私もご多聞に漏れず散歩を開始しました。
多分、FIRE民が散歩をするのは「始めるハードルが低い」ってのもあるでしょうね。
道具を買う必要がないからお金を払う必要がないって言うのもハードルを下げますが、ただ外に出て歩くだけで良いというのも心理的なハードルが低くて良いです。
これが何かスポーツを始めようなんて話になると、道具にかかるお金のことよりもスポーツをはじめるということ自体が心理的なハードルになりそうです。
社畜時代からずっと続けていれば、FIRE後も続けることに何ら障害はないのでしょうが、普段スポーツしないホワイトカラーのオッサンからすると、「FIREしたから何かスポーツでも始めようか?」と問われれば、「いや、面倒くせぇ」と答える人が多いのではないかと思います。
歩くだけで良くて、歩く時間も自由、何分歩いても良いです。
時間も調整しやすいです。
単純に2倍すれば家まで帰れるので、30分適当に歩いてから家に帰れば1時間散歩したことになります。
気分が乗らなければ15分でも良いですし、時間の調整がしやすいのも良いです。
そして、技量みたいなのが無いのも良いところですね。
散歩していて、「散歩の腕がプロ級だな」なんて人はいません。
逆に「アイツ、滅茶苦茶散歩が下手だな」なんて人もいません。
スポーツを始める時のハードルになる周りに比べて上手いとか、下手みたいな習熟度の差がないことも、運動しないFIRE民からは好まれるのでしょう。
逃れるのは難しいのか?労働沼
FIRE民以外にも、散歩を習慣とする人々は居ます。
それが、定年退職した人たちです。
嫁に煙たがられて外に追い出されているだけかもしれませんが、退職後は散歩をするという定年退職者はいっぱい居ます。
実際、私も散歩している時に住宅街ですれ違う人は「オバサンとジジイ」が大半です。
通学時間だと学生ともすれ違いますが、日中は定年退職したであろう爺さんが散歩している場面に出くわす可能性が高いです。
私はFIRE後の健康のために散歩していますが、定年退職した人はどういった理由で散歩しているんでしょうね。
恐らくFIRE民と同じ理由もあるんでしょうが、以下の記事を見た時にちょっと考えさせられたので、紹介しておこうと思います。

「もう働かない」と決めたのに…自由すぎる日々で気付いた意外な現実という記事です。
内容は早期退職したオッサンが、運動不足からウォーキングを始めたら体を動かすだけじゃなくて、アルバイトもはじめてしまったという内容です。
これを見た時、戦慄しました。
もしかしたら、私も散歩してたらバイトしたくなったりするのかも?と・・・
無いとは思います。
少なくとも今は1mmも働こうなんて気はありません。
働きたくないという一心でFIREした私が、ちょっと散歩したくらいで「また働こうかな?」なんて思う訳がないと思います。
ただ、何かこの退職したオッサンと近しい感覚があるので「もしかしたら」と思わなくもありません。
”せっかく外出するならウォーキングだけではなく”という部分ですね。
私も出不精なので、わざわざ外に出るならついでに何かやっておきたいと考えがちです。

散歩していて、ふとアルバイト募集のチラシを見かけから「アルバイトでもするかな。」と思う可能性はゼロではありません。
折角もう働かなくても良い環境になったというのに、ふとした切欠で労働沼に戻っていく人も居るんでしょうね。
私も「もう働きたくない」という気持ちをもっと大事にしようと心を新たにしました。
コメント