FIRE3日前に考えるRetire Early以外のRE

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FIREまで残り3日

FIREまで残り3日になりました。
2020年11月にブログを開設してから、これまで約5年間もFIREについて思ったことや、考えたことを記事にしてきました。

HUNTER×HUNTER 3巻 No23から引用(セリフ改変)

これまでは想像の域を出なかったFIRE後の生活ですが、残り3日で本当にFIREすることになります。
これまで考えていたFIRE生活とどんなギャップがあるのか、FIREして暫くはこのギャップを埋める日々になるはずです。

5月、6月の2カ月間は有給消化で仕事に行かない日々でしたので、給料日になったら給料が出る以外は、FIREしているのと同じ状況でした。
7月以降も5月、6月の生活の延長線上にあると思いますが、この金銭面での違いが精神面にどういった影響を与えるのかを観察することになると思います。

まずは給料のない暮らしに慣れるところからです。
給料日になった時に何とも思わないのか、振り込みがないことに焦るのか今の時点では何とも言えません。

給料日になっても特に嬉しいとか、助かるといった気持ちが無くなって久しいので、今さら無くなったところで動揺するとは思いませんが、無かったら無かったで物足りない感は出そうです。

Retire Early以外のREがあるってさ

さて、今さら言うまでもありませんが、FIREはFinancial Independence, Retire Earlyの略称です。
経済的自立と早期退職を組み合わせた言葉です。
言葉が独り歩きしていますが、Financial Independence (and) Retire Earlyです。
orじゃありません。

働かなくても済むだけの十分なお金と、会社の退職が前提になります。
〇〇FIREという亜種が大量にありますが、私は両方満たして始めてFIREだと思っています。

ですが、今日はFIREのRetire Earlyに違う意味があることが分かったので、今日はREについてお話しようと思います。

FIREのREは早期退職ですが、他にもRE(Retire Experiment)という意味もあるようです。

そのまま訳せば退職実験
私のようなFIRE0年目の新米FIRE民(予定)からすれば、確かに実験的要素は大きいでしょう。

Retire Experimentとは何なのでしょうか。

復職前提の長い休暇は毒にしかならない?

Retire Experimentですが、言葉の意味どおりFIREして一生働かないのではなく、FIREする前に自分がリタイア後の生活を楽しめるか早めの段階で1度辞めてみることを指すようです。

自分からやるにはメリットが薄くね?この行動
社畜でノープラン無職はハードルが高い社畜の場合、あえて無職になる人というのはそれ程多くはないと思います。経営者の場合は事業をある程度大きくした後に、事業を売却して暫く遊び歩くということもあると思います。飽きたから次のビジネスを始めたいと言っ...

以前、こういったあえて1回無職になるキャリアブレイクについて話しましたが、1回辞めると、社畜と辞めた後のギャップ、特に辞めてから再就職する時のギャップに耐えられないのではという話をしました。

再就職が前提にある長い休暇は毒にしかならない。
与えられたというより、自分で選択しないと取れない2000連休人は2000連休を与えられると一体どうなるのか?という記事を見ました。2000連休と聞くと凄く長そうに聞こえますが、年に直すと5年半くらいの長さです。「一生働かなくても良い」と言う...

あえて無職になるにしても、長期休暇のつもりであったとしても長い休みは毒にしかなりません。

社畜だった時も1週間程度の休暇を取って復帰する月曜日は憂うつな気分になったものですが、休暇も長くなれば長くなるほど復帰時は嫌な気分になるでしょうね。

既に2カ月間、仕事をしない生活を続けてきましたが、もし7月1日からまた出社しなければならなくなったら、どれだけ憂うつな気分になるか想像もつきません。

仕事に行く云々以前に、多分もう朝起きられないでしょうね。

Retire Experimentは金を準備したキャリアブレイク

Retire Experimentもあえて無職になるキャリアブレイクと似たような形ですが、1つ明確に違うことがあります。

それが、まがりなりにもFIREの準備をしてから退職することです。
キャリアブレイクは無職になった後も副業等で働く前提ですが、Retire Experimentは働きません。

つまり、ある程度のまとまったお金を準備して、無職の期間を決めて疑似的にFIREするというのが、Retire Experimentです。

まさに退職実験、辞めてみて自分がどう思うか、疑似的にFIRE生活を体験してみるようです。

1カ月、2カ月くらいならすぐにできそうですが、疑似FIRE生活なのですから少なくとも年単位のFIRE生活が送れるだけの資金が必要でしょう。

そして、これが1番問題なのですが辞めた後、復職する必要があります。
どれだけ素晴らしい生活だと思っても、資金が数年分しかないので強制的にFIRE卒業することになります。

数年もブランクができた後に復職する。
想像しただけでも身震いしますね。
日本はブランクに寛容じゃないですから、空白期間を意図的に作ることは復職への大きな壁になるでしょう。

新米FIRE民は皆Financial Independence, Retire Experiment?

Retire Experimentにもメリットはあると思います。

それは良くも悪くもFIRE生活を本番のFIRE前に体験できることです。
思ったより楽しくなかったとか、想像以上に資金が持たなかった場合でも「まぁでもちゃんとしたFIREじゃないし・・・」と思うことができます。

これ、普通のFIREだとそんなことになったら大問題です。
もう働かないと心に決めて、10年、20年と時間をかけた挙句に楽しくないとか嫌過ぎます。
それが僅かな準備期間で体験できるのは1つのメリットだと思います。

特にFIREが自分に合っているのか懐疑的な人は、ちゃんとしたFIREを目指す前に体験しておくことに価値があるでしょう。
Retire Experimentして楽しければ、今度は普通にFIREを目指せば良いです。
楽しくなければ、自分には合わなかったと思えるでしょう。

そして、1度疑似的とはいえ実際FIRE生活を体験していることもメリットでしょうね。

FIREして生活して困ったことや、問題があったら復帰後に対処する時間ができます。問題に対処しつつ自分が目指す理想のFIRE生活に近づけることができることもメリットになるでしょう。

期間を長く取りすぎなければ、何年か働いてFIRE生活、また何年か働いてFIRE生活といたトライ&エラーもできるでしょう。
まぁどんどん職歴が汚れていくので、資産を貯め辛くなりそうですが・・・

デメリットは何といっても再就職必須なことです。
特にFIREが滅茶苦茶肌に合った人には地獄でしょう。
強制的なFIRE卒業、これが一番嫌だと思います。

とはいえ、私もRetire Experimentで事前に確認している訳ではないので、FIRE生活が肌に合うのかはまだ分からないんですよね。
ここ2カ月間の暮らしや、性格的にはFIREは合っていると思いますが、このまま年単位で続けるとどう感じるかは分かりません。

そういった意味でも新米FIRE民は、Financial Independence, Retire Experimentなのかもしれません。

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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。今日も暑くて社畜を実感している年寄り、はしQです。 Retire Experimentですか、これまた新しいですね。だけれども少なくともジョブ制が引かれていない日本では、お試しはかなりの損失をこうむりますね。お試しとはいえ、いったんリタイアするのですから、社内社外とも各種手続きが必要ですし、退職金は一旦在職期間がリセットされるので、相当損です。当方のように早期退職制度に手を上げた場合は、たまたまREを疑似体験することが前提の仕組みなので何も問題なく、説明がしやすくてよいのですが。・・・ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      そうですね。完全にジョブ型だったら業務内容にニーズがあれば、給料下がらずに転職できそうですが、日本では経験と前職給料、それに加えて職歴が重要視されるので、ブランクがあったら間違いなく足元見られますね。

      退職金は滅茶苦茶減った私からすると、この点だけは転職した大きなデメリットですね。
      1回も転職していなければ、そこそこまとまった額が貰えていたはずです。

  2. カフェN より:

    ほんの少し先を行く先行者からしますと、失業手当があるうちはこれが給与みたいなものなので金銭面では不安を感じないですね。おっしゃってるような不安が顔を覗かせるのはもう少し先だろうと思います。
    二ヶ月の休暇を経ても「やっぱ人間、仕事しなきゃ」とかにならないのでしたら適性も大丈夫でしょう。nekosabaさんは立派にFIRE民になれると思います。
    自分は、仕事はともかく思った以上に時間ある割にたいしたことできてないなあ、という感慨はありますがまあしょうがないですね。いろいろ手が遅くなるのは「のんびりできてる」の裏返しですし…(´・ω・`)

    • nekonabe より:

      カフェNさん、コメントありがとうございます。
      たしかに給料よりは下がりますが、失業給付が貰えるので暫く入金がない状況にはならないですね。
      2025年いっぱいくらいはあんまり気にならないかもしれませんね。

      時間があるのに大したことができていないというのは私も同意します。
      辞めたら何かしたくなるかなと思っていましたが、私もホントに何もしてないですからね。
      部屋の掃除は社畜時代よりよくするようになりましたけど、他は全然です。
      こうしてニートは1日1ターンになっていくのかもしれません。

  3. 仙堂智隆 より:

    こんばんは仙堂です。

    来月から、いよいよFIRE突入ですね。おめでとうございます。

    これからハローワーク通いかな?
    貰える額って資産の日内変動ぐらいでしょうから、月二回、無駄な時間と思ったら行かなかったらいいので、本当に自由ですね。

    Retire Experimentですか。そんな考え方があったんだ。
    おっしゃるとおり、何年か経験してからの再就職はしんどいでしょうね。
    これまでと同業種に就職するにしても、何年も空白があると環境が変わっていて、それまでの知識が陳腐化している可能性がすごく高いです。
    全く新しい業種に行くのも、よっぽど能力がある人でないと、採用すら難しそうです。

    • nekonabe より:

      仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
      そうですね。離職票が送られてきたらハロワに行くことになります。
      ここ2カ月全然電車に乗っていないので、今から電車に乗ってハロワまで行くのが面倒くさいです。
      美味しいご飯目的で昼頃に行こうかなと思ってます。

      別業種に転職したら、相当足元見られるので転職しても前職から大幅に年収が減るでしょうね。
      退職後に転職するなら同業種しかないと思います。
      それでもブランクがあると下がるでしょうね。
      そこまでして実験する意味があるのかと言われるとやっぱり疑問符はつきます。

      • カフェN より:

        そういえば離職票もマイナポータル経由で受領できるハズですから、そのように設定しておいたら活動は早くなりますよ。(そこまで急ぐものでもないかもですが)

        • nekonabe より:

          カフェNさん、コメントありがとうございます。
          へー今そうなんですね。
          離職票はそんなに時間かからずスグに送ってくると思うので、紙が来てからでも良いかなと思っています。
          (行くのが面倒くさいし)

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