人間は慣れの動物に抗いたいオッサン

街にゾンビが出現 FIRE前
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良くも悪くも、人は慣れの生き物

ロシア人作家のドストエフスキーの名言の1つに「人はどんなことにでも慣れられる存在だ」というものがあります。

人は慣れの生き物と呼ばれるくらい、好む好まざるに関わらず、時間が経つと慣れていってしまいます。

こんな生活に慣れたくないと抗う人もいます。
GW明けで早くも退職代行を使う新卒も居ますが、慣れる前に耐えきれないで辞めてしまう人もいますが、これは根本的な解決にはなりません。
そこらの人は、働かないと生活できないわけですから、嫌でも社畜生活をするしかありません。

そのことが分かっている大多数の新卒は、辞めたいなと思っていても退職しないでそのまま1年、2年と働いて社畜生活にも慣れていくことになります。

どんなブラック企業で働いている人でも、働いているうちにいつか慣れてしまうくらい人の「慣れ」というものは強力です。

就職して突然朝から夕方まで拘束されるという日々が訪れるわけではありません。
学生時代から社畜としての調教は始まっています。
朝8時30分から夕方17時の生活を子供の頃から続けさせることによって、社畜になってから朝から晩まで拘束されても問題が出ないように慣れさせているという訳です。

これも調教という名の「慣れ」でしょう。

最高にコスパが良い「働かない幸せ」

私も有給消化期間に入り、とうとう夢にまで見た働かない生活に入りました。
今はただ「働いていない」というだけで幸福感を味わえています。

働かないだけで飯が旨い、最高にコスパが良い幸せです。
今は何もしなくても幸福という素晴らしい状況ですが、この生活もそう遠くないうちに「慣れて」しまうのでしょう。

このお手軽な幸福感を手放したくありません。
慣れたくない。

今日は慣れるまでの期間を何とか引き延ばせないか考えてみるお話です。

社畜は慣れないと、地獄の苦しみが続く

この慣れというのは、良い面もあります。
先ほどの社畜の例だと、朝7時に起きて夜0時まで働く生活になったとしても慣れます。
もちろん体にはダメージが残っていますが、20代なら土日に寝て過ごす生活でギリギリ回復します。

最初は「こんな生活ありえねぇ」と思っても、「しんどいけど・・・耐えられない程ではない。」くらいには苦痛が軽減されます。

バキ 30巻 265話から引用

社畜生活なんて、FIREしなければ40年以上延々と続くので、慣れなきゃ生き地獄でしかありません。

これが慣れによって、苦痛を軽減する鎮痛剤のような役割を果たしてくれます。

別に慣れなくても良いことも慣れる

慣れるのは良い面もありますが、悪い面もあります。
慣れない方が良いことも、慣れてしまうことです。

今の幸福感もそうです。
今は好きな時にいつでも寝れて、朝仕事に行かなくても良いってだけで幸福です。
起きて、ただ生活するだけで味わえる幸せ。

この生活も日常になれば、すぐに当たり前の生活になってしまうのでしょう。
この慣れは何が原因で起きるのでしょうか。

調べてみると、この慣れというのは順化という心理現象によって起きるようです。
どんな刺激でも繰り返し経験することで、新鮮さが薄れて反応が弱くなることを順化と呼びます。

脳と言うのは怠け者なので、同じ刺激を受けていると省力化のために徐々に反応しなくなってしまうというメカニズムのようです。

慣れないようにするのも意外と大変

同じ刺激を受けているから慣れてしまうのですから、逆説的に違う刺激を与えればなかなか慣れない可能性は高いです。

意図的に不慣れな環境に身を置いたり、意識して新しい環境や未経験の分野にチャレンジすることで、常に新鮮な刺激を受けられます。

今のところアクティブに動き回ろうっていう気も起きませんが、今までやったことがないことを始めるのは慣れを遠ざけることができると思います。

今までやったことが無いことを急に始めるのはハードルが高いので、日常生活のちょっとした環境や行動パターンを変えることも効果があるようです。
いつも家に居るなら、公園で本を読んだり、普段歩いたことのない道を歩いてみたりというチョットした行動でも慣れるまでの時間稼ぎができそうです。

何にも考えないで漠然と過ごしていると、直ぐに脳がサボり出して慣れてしまうようなので、とにかく色々刺激してみるしかありません。

社畜の時は新しいことをするのが面倒くさいと思っていましたが、無職になったら急に刺激を求め始めるのも不思議なものです。

考えてみれば、私はなかなか社畜生活に慣れませんでしたが、それも何回か転職して環境を一新していたからかもしれませんね。

同じ会社にずっと居たら、意外と惰性でまだ働けていたかもしれません。
今後も適度な感覚で社畜を挟んだら今の幸福感も持続するかもしれませんね。
ちょっとした幸福感のために働くのも嫌ですけど。

慣れないように、新たな刺激を探すのも大変そうです。
面倒くさがりには痛し痒しですね。

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コメント

  1. じきよっと より:

    もうすぐ10年たちますが、まだ幸福感感じてるからたぶん幸福感は慣れにくいんだと思うよ

    • nekonabe より:

      じきよっとさん、コメントありがとうございます。
      変化に富んだ生活ができているから幸福感が維持できているのかもしれませんね。
      私も10年経っても、働かない幸せを感じていられると良いですけど。

  2. 仙堂智隆 より:

    何をしなくてもいい生活が始まってますね。

    思う存分楽しんでください。

    • nekonabe より:

      仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。

      今のところ完全に社畜時代のダメージを抜いている感じですね。
      時間が経つにつれて、ダメ人間化が進んでいます。
      このままダメ人間生活になるかもしれないと最近思い始めています。

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