学生から社畜になった時のギャップが大きすぎる問題
日本で生活していて、最も絶望感を感じるのが、学生から社会人(と言う名の奴隷)になるタイミングではないでしょうか。
特に文系大学生が卒業して社会人になる場合、まともに単位を取っていれば4年の時は大学には殆ど行かないので、リタイアと近い状態になります。
お金はないけど時間はいっぱいあって、好きなことができる。
定年後や就学前を除いて、人生でこれほど長い休暇が与えられることはありません。
そんなリタイアしていると言っても良い状態から、社畜になって急に1日8時間、週5日の生活になるのですから、新卒社畜の絶望感は想像に難くありません。
そんな新卒社畜たちですが、4月入社から1月足らずで早くも退職ラッシュが起きているようです。
聞いていた話と違うとか理由は様々なようですが、学生時代とのギャップに耐えられないということも原因としてあると思います。
今日はそんな学生時代から社畜になった時のギャップにやられた人のお話です。
未だに学生から社畜のギャップに苦しむ私
社畜と学生にギャップがあるのは当然です。
ちなみに私が社畜になって一番ギャップを感じたのは、朝が早いことです。
とにかく朝起きるのが、一番嫌でしたね。
朝早く起きたくないので、必修以外は一限取らない生活を4年もしていたのに、社畜になったら急に朝早く起きないといけないというのが、本当にシンドかったです。
何なら20年経った今でもシンドイです。
私は遺伝子的にも夜型なので、いつまで経っても慣れないのかもしれません。
早く起きたくないというのも、私がFIREしたい理由の1つです。
珍しい退職理由だけど、分からなくもない
社畜が嫌だと思っている原因も人それぞれですが、社畜になってから本が読めないから社畜を辞めたという人もいるようです。
この人は週5で9時半から20時くらいまで働く生活だったようですが、本が読めなくなったそうです。
普通に考えれば、出退勤時の電車の中でも本は読めますし、家に帰ってから寝るまでの時間でも本は読めます。
もちろん休日も好きなことができるでしょうから、読みたいなら1日中でも本は読めるでしょう。
本を読む時間はあるのに、本を読む気にならないということのようです。
SNSやYouTubeをぼうっと眺めて時間を使ってしまっているようで、本を読もうとすると眠くなるので、本が読めなかったそうです。
私は小説などの本は殆ど読みません。
せいぜいラノベを読むかな程度です。
専門書や投資関連の本、ネットニュースはよく読んでいるので活字嫌いって訳ではありませんが、本好きという部類の人間ではないでしょう。
私は若い時は家でやりたくない資格勉強なんかは、出退勤の時間だけ勉強していました。1日でせいぜい1時間程度ですが、それでも月に20日も通勤していれば1、2冊程度の量の本はすぐに読めます。
全然読めるやんけ。とも思いますがこの人の本が読めないという気持ちも分かります。
本の世界に没入する時間が取れないということなんでしょうね。
本好きなら、本の世界に没入して読みたいでしょうから、本好きではない私とは本を読む時の考え方が異なるのかもしれません。
自分で分かりやすく本と置き換えるとしたら、ゲームでしょうか。
ゲーマーが家でPS5の本格ファンタジーゲームのような、どっしり座って時間をかけてプレイする大作ゲームをする気になかなかならないという感覚に近いのかもしれません。
今日はゲームするぞと決意して時間を取り、ゲームに集中できるような環境を整えてから、ゲームをする。
こういった始めるまでのルーティンを取れる時間や、気持ちの余裕がないということなのでしょう。
この人は仕事を辞めて今は本の書評をしているようですが、悪くない選択だと思います。
本好きあるあるで、定年になったら好きな本を好きなだけ読もうと思っていたら、定年後は老眼で本を読む気にならないなんてことは良くありますからね。
そういった意味ではFIREもしたい時にしておかないと、だらだらと惰性で定年まで働いてしまいそうなので、気を付けたいものです。
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