4%ルール、信じるも信じないもあなた次第です。

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リタイアしたい普通の人は7500万円くらいを目指す4%ルール

年率4%運用なら資産は減らない…そんなFIREの前提条件を日本人が信じてはいけない理由という記事を見ました。
セミリタイア界隈で良く出てくる「4%ルール」と言うものです。

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4%ルールを簡単に説明しておくと、資産運用で4%の運用益を貰い、その運用益の金額以内で生活すれば理論上、資産は減らさずに生活できるというルールのことです。

資産が7,500万円あれば、20%税金で取られても年240万円、1月辺り20万円の運用益で生活できることになります。
通常は株式やETFの配当益で生活費を賄うことを目的にしている人が多いのではないでしょうか。

4%に必要な種銭は人それぞれ

4%ルールと一口に言っても、目標とする金額は人それぞれでしょう。
何しろ生活費が基準になっているので、税引き後4%で必要な投資の種銭は異なります。
月に30万円必要な人であれば、約1億1500万円必要ですし、月10万で生活できる人であれば約3,800万円でクリアできることになります。
7,700万円の大きな差ができることになり、3,800万円蓄財する場合と、1億1150万円蓄財する場合では、そこに至るまでの投資方法も異なるでしょう。

4%ルールは記事内でも記載されているように、アメリカのS&P500が長期的な平均で、平均で年率7%で上昇しているという事実と、同期間で物価上昇率が年率3%だったことを根拠として、株式市場に投資すれば「7%−3%の年率4%の利回り」が得られることを根拠にしています。

長期的な株価の値動きと、物価の結果から導き出されたもので、良く投資の本にあるような「普通の主婦がこれをやったら〇億円稼げました。」といったノウハウ本を読むよりは成功確率は高そうです。
前述の本の場合は「たまたま」その時の相場とフィットしていて儲かったという場合が多く、本を執筆して本が出版される間に、相場とズレてきているため、本を買ってそのとおりに投資した多くの人は、恐らく損失を出して退場しているでしょう。

そういった詐欺とは言えないけど、再現性が低い投資法よりも遥かに4%ルールの方が優れています。
それだけ過去数十年に渡って実績があるということです。

当然、未来は誰にも分からない。

4%ルールは過去の数十年に渡って実績のある再現性が高い投資方法ですが、今から数十年に渡って同じように実績が出るかは誰にも分かりません。

記事にあるように日本株で4%ルールが達成可能か考えるのはナンセンスでしょう。
4%ルールはあくまで「経済が右肩上がりに成長する」ことを前提にしています。

経済が成長し、株式市場も経済成長と共に上昇するという「健全」な市場が大前提です。
中央銀行が国内の上場企業の株を買いまくった結果、殆どの銘柄で大株主になった上、30年殆ど成長の無い、人口減少が続く「健全とは言えない市場」では長期的に安定的な利益を得ることは難しいはずです。

経済成長の原資となるのは人口です。
人が多ければ、そこに経済活動が生まれて経済は発展していくでしょう。

世界人口、ピークはいつか…2064年?2100年?覇権争いや経済パワーに直結
【読売新聞】 地球上の人口は従来の予測よりずっと早くピークに達し、今世紀中に減少に転じる――。そんな推計が相次いでいる。人類史を画する出来事と言える人口カーブの下降。それは21世紀の世界や日本にとってどんな意味を持つのか。主要国の人

アメリカの人口は今後も増加が予想されています。
上述の記事でも2100年まで人口増加が予測されているので、私が生きている間はアメリカ経済も人口と共に成長するのではないでしょうか。

4%ルールの基本であるS&P500に全力投資していても、今後人口増加が見込まれるアメリカ市場は成長していきそうです。
そもそも日本のインフレ率が世界のインフレ率に比べて低いため、S&P500だけに投資していても6%くらいは普通に取っていけそうな感じはします。

私は心配性なので、アメリカだけに投資せずに、中国、インド、アフリカといった今後も人口が増加して、経済も成長しそうな国にも投資しています。
アメリカ以外の成長力がありそうな国に分散投資していけば、インフレ率の低い日本では比較的容易に4%の利益が稼ぎ出せると思います。

最後に直近7年の私の投資利回りを計算してみたので、載せておこうと思います。

利回り
2015年17.3%
2016年31.0%
2017年17.2%
2018年8.9%
2019年10.2%
2020年9.1%
2021年12.6%

ここ10年以上金融緩和をずっと続けていたので、非常に投資家にとっては良い環境だったこともあって4%なんて余裕で超える運用益を出せています。

2015年以前は投資はしていましたが、資産状況のデータを残していなかったので計算できませんでした。
記憶では勝ったり負けたりしている曖昧な記憶しかありませんが、退場するほどの致命傷を受けたわけでも無く、リタイアできる程大儲けできたわけでも無いので、「投資を辞めようと思わなかった」くらいは儲かっていたと思います。

自分のこれまでの運用実績から「4%なんて簡単だ。とにかく早くリタイアしたい。」と、自分の数年分の運用実績から10%ルールとか15%ルールでリタイア資金を計算し出すと、リタイア後の運用の実現性に疑問符が付きます。
自分が過去にどれほど儲けたとしても、あくまで4%ルールを前提に、それより少し厳しめに考えておく位がリタイア生活も安定すると思います。

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コメント

  1. deds より:

    だいたい本当に儲かってるなら、なんでそんなうさん臭い題名の本までだしてかせがなきゃいけないのかって話だよな。
    詐欺だからだよな

    • nekonabe より:

      dedsさん、コメントありがとうございます。
      多分その時だけ上手くいったんだけど、上手くいかなくなってきたから本でも書いて印税ゲット~くらいだと思いますけど・・グレーですね。

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