静かな退職している社畜が意外に多くて草

幽霊社員のおじさんのイラスト FIRE後
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怠惰を極めるために、苦痛を凝縮するのがFIRE民

私はFIREは仕事が嫌いな人がするものであるという持論を持っていることは、以前から何度もお話してきました。

FIREは仕事が嫌いという前提がないと成立しない?
FIREのスタート地点になるのは仕事が嫌いだということ常々思うのですが、FIREをする理由で大前提になるのは「仕事が嫌い」ということです。仕事が好きな人はFIREしません。それも当然でFIREは早期退職なのですから、仕事が好きならそもそも退...

仕事をしたくないからFIREしたい。
朝早く起きたくない。
毎日昼まで惰眠を貪り、家でダラダラしたいからFIREしたい。
FIREする理由なんてそれで良いと思いますが、FIREした人の中にはさも自分は怠惰な理由でFIREするのではないというポーズを取る人がいます。

何かとても崇高な目的があるかのようにFIREを語られると、金儲けを考えているんだろうなという穿った考え方をしてしまいます。

働くのが面倒くさいで良いじゃない。
ただただ楽をしたいからFIREするわけですが、そのために真面目な人間が働く以上に管理節制しつつ、積み上げる必要があるという矛盾がそこにはあります。

哲也 雀聖と呼ばれた男 第03巻15話から引用

ダラダラするために、長い間コツコツやるという矛盾
これを是として長年続けることで、ようやくFIREできます。

私の場合、この時間が20年超かかりましたが、これは本来40年の社畜生活を半分にするために、苦痛を凝縮した結果だったとも言えます。

若い時はFIREを知らずにいた方が幸せだったと思う

そんな矛盾に満ちた生活を何十年と続けてようやくFIREした私ですが、社畜時代の私はどちらかと言えば働き者だったと思います。

私は20代~30代後半くらいまでは、模範的な社畜でした。
部内の目標のために、長時間働き目標以上の成果をあげる会社からすれば使い勝手の良い奴隷だったと思います。
朝から終電まで働いていた時期もありますし、週6日働いていた時期もあります。
今思うと「おぃおぃ冗談だろう?」と思いますが、アホの子でしたね。

40歳近くになってFIREしようと思ってからは、これまでの考え方から180度変わって「時間の経過で資産は増える。」と、ひたすら時間が過ぎ去るのを待つ形になりました。
これまでの働き方から急にシフトダウンして定時で帰るようになったのです。

目標に関してもクリアはしているが、プラスアルファはないと言った状況で、今で言うところの「静かな退職」状態で過ごしてきました。

最初は体調を心配されたりもしましたが、のらりくらりとやっていたら特に突っ込まれることもなく、ダラダラと43歳まで社畜をしてから晴れてFIREしたというのが、私の社畜生活です。

スタートダッシュで最初はやたらと忙しく働いて、気付いたら金が貯まっていたのでFIREに切り替え、そのままFIREしたというパターンですね。
FIREするという観点からすると、これはラッキーだったと思います。

新卒時からFIREしようと思っていたら、若い時にあんなにアホみたいに長時間働けなかったでしょうね。

私の持論の正しさが補強される記事を発見!

FIRE前は静かな退職状態だったためか、FIREしてからも静かな退職に関してはちょっと気になってしまいます。

Z世代の就業者の7割以上が、「静かな退職」状態にあることが明らかに」というAdecco Groupの記事を見ました。

私は以前、静かな退職は社畜の合理的な行動の結果だという話をしてきましたが、その話が裏付けられた感じですね。

働かないオジサン/オバサンになっていく理由
静かな退職は、合法的な経営者への反抗コロナ禍以降、労働者階級による資本階級への反乱が続いています。この反乱の面白いところは、会社の備品をぶっ壊したり、役員に暴行したりといった直接的なモノではなく、一見キチンと仕事をしているようにしつつ、手を...
静かな退職をしたい社畜VS金を払いたくない経営者
静かな退職は日本社会と相性が良いスキーム静かな退職という言葉を最近よく聞くようになってきました。私は日本にはずーっと昔から静かな退職はあったと思っています。窓際社員とか社内ニートとか言葉は違いますが、静かな退職と似たような言葉はありました。...

記事内では45歳~59歳(1965年から1979年の間に生まれた世代)を「X世代」、29歳~44歳(1980年から1995年の間に生まれた世代)を「Y世代」、18歳~28歳(1996年から2012年の間に生まれた世代)を「Z世代」と定義して調査しています。
つまり、18歳~59歳までの現役世代に聞いたってことですね。

この調査の中で印象的なのが、勤務先での状態を確認する問いです。
仕事への熱意や意欲はないが、必要最低限の業務はこなしているか?という内容です。

ほぼ「静かな退職をしていますか?」という問いですが、この問いにX世代~Z世代のどの世代も過半数がYESと回答しているというのが面白いです。

この問いから分かるように、若いから静かな退職をするって訳ではなくて、日本で働いているから静かな退職をするという結論になるという合理的な判断が行われていることが分かります。

多分、世代間で理由は様々なんでしょうね。
時間の経過と共に「やらない方が得」と考えている人もいると思いますし、若い世代ならそれこそ、FIREしたいとか副業で稼ぎたいから本業はそれなりで良いと考えている人も居るでしょう。

これまでの日本型経営の結果と言えばそれまでですが、思ったよりも多かったですね。
この考えに至るのは3~4割くらいだと思ってました。

この辺りは合理的に考えているのに、理想の上司がイチローや大谷翔平って言うのも面白いです。
2人ともストイックの化身みたいな連中ですよ。
それが上司になったら、部下は目標に向かって馬車馬のように働かされることになるでしょう。

静かな退職をしている人が多数派なのに、なんで理想の上司をストイックの化身にするの?という疑問は残ります。

賭博破戒録カイジ 5巻 46話から引用

私なら仕事より趣味に興味があって、結果を出していれば中身は気にしなさそうな所ジョージみたいなタイプが良いと思いますが、変なところで矛盾した考え方をしていますね。

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