時間があるということは良い事ばかりじゃない
FIREすると良くも悪くも「時間」があります。
良い点は言うまでもなく、社畜として無駄遣いしてきた「労働」という時間が丸々自由時間になることで、好きなことができることです。
何をしても良いし、何もしなくても良い。
何度も書いてきましたが、これがFIRE後の圧倒的なメリットです。
しかし同時に悪い点もあります。
これは自由時間が増えたことによって「益体もない」ことを考えてしまう時間もまた増えてしまうことです。
今日もまた考えても仕方がないことを考えてしまったので、そのお話をしようと思います。
これは破滅への手招きなのか、クレバーな判断なのか?
時間があるのは大変良いのですが、1人暮らしの弊害か哲学者のように考えたところでどうしようもないことを考えてしまう時間も増えます。
特に考えてしまうのが、お金の使い方の部分です。
FIREして意外だったことに、お金を増やす部分についての興味があまり無くなったという話をしましたが、増やす部分への興味が薄くなった代わりに「使う」部分に関しての興味は増してきたような気がします。

ここで言う「使う」は当然、ブランド物買うとか高級車を買うといった「見栄消費」の話ではなく、もっと長いスパンで考える月々の支出の話です。

以前、DIE WITH ZEROは無理だと思うけど、資産を減らさずに死ぬのも嫌だという話をしましたが、これも結局徐々に減らしていくことに関しては未来の自分に丸投げする結論に落ち着いていました。
丸投げしておいて何ですが・・・
気になるものは気になるので、ふとした瞬間に考えてしまいます。
「今のうちに、もっと使っといた方が良いのでは?」という誘惑ですね。
使えると思いつつ使えないジレンマ
実際、もっと使っても問題はないと思います。
先月10月の支出は15万円ほどでした。(住民税の引き落としと任意継続の健康保険料の支払いがあったので、実支出は30万超でしたけど)
支出に関しては税金関係を除けば、FIRE前とあまり変わりがありません。
一応、計画上は25万円くらい支出していても良いかなと考えていましたが、いくら支出しても良いと思ったところで、そう簡単には使いませんね。
この辺はFIREを目指す過程で、財布の紐をギッチギチに締めた生活に慣れ切ってしまったので、そうそう変わりません。
在庫が無くなってきたので、今日は買い物に行きましたけど、本当に必要な物しか買いません。
今日は、風呂用洗剤と入浴剤、ボックスティッシュ、掃除用のシートを購入しました。
買い物の頻度を減らしたいので、買う時はだいたい同じタイミングで無くなるように買う量を調整しています。
所用時間は移動時間も含めて30分もかかりません。
足りない物をチェックして買う物を決めた上で買い物に行き、脇目も振らず買う物だけ買って帰ってくるので、これ買ってみようかなみたいな吟味の時間はありません。
暇なんだからブラブラ売り場を見て回って興味が引かれたら買ってみるみたいな行動をすりゃー良いんじゃないの?と思わなくもありませんが、長年の暮らしで染みついた動きを崩せないですね。
60歳になったら取り崩そうなんて考えていましたが、このまま60歳になった時に本当に取り崩しなんてできるのかという疑問もあって、「今のうちに使ってもいいんじゃないの?」って考えが浮かんでくるのでしょう。
「今行動を変えると歯止めが効かなくなるかも」とも思いますし、かと言って「このままだと将来取り崩せなさそう」というジレンマが生まれてしまってますね。
多分、4%ルールに関しても「半信半疑」な部分があるのでしょう。
過去の実績からって言ってるけど、本当に大丈夫なのか?と悩みはつきません。
支出に関しては社畜の時はあんまりジックリ考える時間もありませんでしたし、FIRE前は資産を増やすことの方が興味があったのであまり考えないことでした。
失敗した時にリカバリが難しい問題なので、どうするかは結論が出ませんが、時間だけはいっぱいあるのでよく考えて結論を出したいですね。


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